理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
ECN500X4(経済学 / Economics 500)デリバティブ理論特論Theory of Financial Derivatives
畑 宏明Hiroaki HATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | YC511 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
In this lecture, we will lead the Black-Scholes formula for European call prices. In addition, we deal with exotic options.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ブラウン運動、確率積分、伊藤の公式、確率微分方程式(Black-Scholesモデル程度)を簡単に紹介して、ヨーロピアン型コール価格に対するブラック―ショールズ式を導く。更に、エキゾチック・オプションを扱う。
到達目標Goal
主に次の2点を目標とする。
1.ヨーロピアン型コール価格に対するブラック―ショールズ―マートン方程式を導き、その解を求めて価格計算ができること。
2.リスク中立価格評価法を用いて、ヨーロピアン型コールの価格計算ができること。
3.エキゾチック・オプションに関するブラック―ショールズ―マートン方程式を導き、その解を求めて価格計算ができること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・対面授業の場合は、講義と演習
・オンライン授業の場合は、講義動画と課題
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ブラウン運動
ブラウン運動の紹介
第2回[オンライン/online]:伊藤積分とその性質
伊藤積分の紹介とその代表的な性質についての説明
第3回[オンライン/online]:伊藤の公式①
伊藤の公式とこの公式を用いて得られる性質の説明
第4回[対面/face to face]:伊藤の公式②
伊藤の公式を用いて、演習問題を解く
第5回[オンライン/online]:ブラック=ショールズ方程式①
ブラック=ショールズ偏微分方程式の導出について
第6回[対面/face to face]:ブラック=ショールズ方程式②
ブラック=ショールズ方程式の解についての説明後、グリークスの紹介をする。
第7回[オンライン/online]:リスク中立価格評価法
リスク中立確率測度、ギルザノフの定理を紹介して、リスク中立価格評価法を用いて、ブラック=ショールズ式の導出を説明する。
第8回[対面/face to face]:ブラック=ショールズ方程式、リスク中立価格評価法(演習)
ブラック=ショールズ方程式、リスク中立価格評価法をより深く理解して頂くために、演習をする。
第9回[オンライン/online]:ノックアウト・バリア・オプション①
ドリフトのあるブラウン運動の最大値についての説明
第10回[対面/face to face]:ノックアウト・バリア・オプション②
アップ・アンド・アウト・コールの価格に関するブラック―ショールズ―マートン方程式を導出して、解、つまりアップ・アンド・アウト・コールの価格を求めるところまでの説明
第11回[オンライン/online]:ルックバック・オプション①
ルックバック・オプションに関するブラック―ショールズ―マートン方程式の導出
第12回[対面/face to face]:ルックバック・オプション②
アップ・アンド・アウト・コールの価格計算
第13回[オンライン/online]:アジアン・オプション①
アジアン・オプションに関するブラック―ショールズ―マートン方程式の導出
第14回[対面/face to face]:アジアン・オプション②
アジアン・オプションの価格計算
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】
テキスト(教科書)Textbooks
指定しない。
参考書References
ファイナンスのための確率解析 II (連続時間モデル):S.E. シュリーヴ (著), 今井 達也 (翻訳), 河野 祐一 (翻訳), 田中 久充 (翻訳) 丸善出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義内の演習(50%)と最終レポート(50%)で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
その他の重要事項Others
進度によっては、対面がオンライン、オンラインが対面になるかもし
れませんが、対面が 7 回、オンライン 7 回になるように調整します。