理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
HUI500X4(人間情報学 / Human informatics 500)人間工学特論Ergonomics
鈴木 郁Kaoru SUZUKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | YC026 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
What is the cause of a big accident? Ergonomics/Human Factors may be helpful to know the way for understanding about the cause and preventing the accident to occur. Several aspects including psychological and organizational ones are also discussed in this course. Each of students must select a topic related to accidents and present one's aspects/understanding about it to the others.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
システムの複雑化と巨大化に伴い,事故もまた複雑かつ巨大なものとなってきた.表面的には原因がオペレーターのミスに帰されることが多いが,細かく見ると人間-機械系における機械の側や,人的な組織に誘因が潜在している場合も多い.講義で事故事例やその認知心理学的側面について学習した後,受講者各自が自ら選んだテーマについて発表する.
到達目標Goal
大事故などの裏に潜む,人間-機械系における機械側の要因,会社などの組織的要因,個々の人間の認知心理学的要因などについて知る.これは,複雑かつ巨大なシステム以外に関して考える上でも役立つであろう.また同時に,発表のまとめ方についても,他の学生の発表などから学べるはずである.以上は,システム理工学以外を専攻する学生にも有益であろう.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の到達目標及びテーマに沿って,授業計画に示したようにすすめる.説明が済んだ後は,履修者各々が関連した題材を探してまとめ,発表を行う.総授業回数の内の何回を説明に用いるのかは,受講者の人数に応じて調整する.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:人間の処理容量
認知的な意味の,人間の(情報)処理容量.
第2回[対面/face to face]:Incidentやaccidentの解析
Incidentやaccidentの解析方法.
第3回[対面/face to face]:Incidentやaccidentの予防
Incidentやaccidentの解析を予防に生かす.
第4回[対面/face to face]:3種類の行為
行為を3種類に分類,分類別の発生しやすい過誤の種類.
第5回[対面/face to face]:自動化と人間
自動化と人間の立場,望ましい自動化とは.
第6回[対面/face to face]:メンタルモデル
どのようにメンタルモデルが使い手のなかに作られ,また行為に影響を及ぼすか.
第7回[対面/face to face]:デザインと事故
インタフェース等のデザインと事故.
第8回[対面/face to face]:受講者による発表1回目
2~3名の受講者による発表,1回目.
第9回[対面/face to face]:受講者による発表2回目
2~3名の受講者による発表,2回目.
第10回[対面/face to face]:受講者による発表3回目
2~3名の受講者による発表,3回目.
第11回[対面/face to face]:受講者による発表4回目
2~3名の受講者による発表,4回目.
第12回[対面/face to face]:受講者による発表5回目
2~3名の受講者による発表,5回目.
第13回[対面/face to face]:受講者による発表6回目
2~3名の受講者による発表,6回目.
第14回[対面/face to face]:むすび
受講者による発表の総括,あるいは発表の補足.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】
講義内容を参考に,各自,発表にむけてレジュメを含め,プレゼンテーションの準備を入念に行うこと.題目の選び方,そして参考・引用した文献の受け売りだけでなく,講義内容との関連において自分なりの見方や解析をどれだけ含められるか,などが重要である.発表時にはパワーポイント等を用いた呈示用資料のほか,受講者人数に応じた数のレジュメ(のコピー)を用意すること.
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない.(参考となる書籍等は,講義中に紹介する.)
参考書References
特に指定しない.
成績評価の方法と基準Grading criteria
各自による発表,他者の発表から何を得ているか(発表の行われる回には,記入用紙を配布),そして平常点による.全体を100%としたときの評価のおよその内訳は,各自の発表(レジュメを含む)の出来が50%,平常点が30%,他者の発表から何を得ているか(用紙への記入より評価)が20%である.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講者数が少なく当該アンケートが行われない年もあるが,講義の趣旨から見て取り入れられるものについては,参考としたい.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
発表時には,大学貸与のート型パーソナルコンピューターを持参のこと.
その他の重要事項Others
発表には,項目のまとめ方などの技術が要されるが,過度に視覚的工夫等にはしらずに,内容の充実に努めてほしい.また,他人の発表の良い点を学ぶことも,有益である.
なお,重要な内容を扱う可能性があるので,初回からの出席が望ましい.
発表を含め全てを対面にて行う予定であるが、コロナ禍の状況如何では一部をオンラインとする可能性もある.