理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
ECN500X4(経済学 / Economics 500)産業経済分析特論Industrial Economy Analysis
呉 暁林Xiao Lin WU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YC030 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | システム理工学専攻 |
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Outline (in English)
This course focuses mainly upon materials and literature on DX (Digital Transformation) and explores the relationship between DX and economics, industry, businesses and other related issues. Students are expected to complete the required assignments after each class, which lasts 4 hours or more. The assignments are graded based on: course material reading (40%), presentation (40%) and short report (20%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は教員と受講者がDX(デジタルトランスフォーメーション)に関わる文献(書籍、官報白書、レポート、論文など)をサーベーし、DXと経済、産業、企業との関係、関連する課題などについて双方向の議論を行います。コロナ禍以降、日本政府と産業界の取り組みを認識するとともに各自の研究の社会背景と経済活動との関わりに対する理解の促進を目的とします。
到達目標Goal
なぜ、コロナ禍以降、DXが急速に社会全体の課題となってきたのか、どのような方策が必要なのかについて受講者が理解し,自分の研究活動や研究課題に資することを目指します.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義と討論を中心に進めていきます。受講者はテキスト、経済官庁の白書などから関心のあるテーマを選び、輪読、発表と討論を行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]:オリエンテーション
講義の概要と運営方法に関する説明。文献案内。スケジュール決定。
第2回[未定/undecided]:IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の白書の刊行から見る変化
「IT人材白書」、「AI白書」、「DX白書」の紹介
第3回[対面/face to face]:DXとはなにか、DXで何が起こっているのか
DXの手段、概念の提起、「2025年の崖」
第4回[対面/face to face]:電算化からDXまでの歩み
コンピュータ・インターネットと社会経済活動の激変 、IT革命ブーム、スマホ、EC。
第5回[対面/face to face]:GAFAは世界を変えた
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンの事例とデジタル革命
第6回[対面/face to face]:BATHとチャイナ・イノベーション
(バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイ)の事業形態と戦略
第7回[対面/face to face]:コロナ禍とデジタル社会実装(中国の場合)
官民一体の「デジタル・社会ガバナンス」、デジタル消費券とクラウドエコノミー
第8回[対面/face to face]:プラットフォーマー
動画配信アプリ「ティックトック」、ライドシェア「ディディチューシン」の事例
第9回[対面/face to face]:日本におけるDXの取り組みはなぜ遅れたのか?白書とレポートから考える
「IT人材白書」(2009年)、2017年から「AI白書」(2017年、2019年)、DXレポート1と2、2021年に「IT人材白書」と「AI白書」を統合した「DX白書2021」を刊行。
第10回[対面/face to face]:「DX白書2021説明会」ウェビナー動画
視聴と討論
第11回[対面/face to face]:「IT人材白書2020 今こそDXを加速せよ~選ばれる“企業”、選べる“人”になる~」を読む
AI技術の分類、最新技術の解説、国内外のAI導入企業・実用化事例を把握
第12回[対面/face to face]:【DX銘柄2020】の事例からデジタルトランスフォーメーションを考える
発表と討論
第13回[対面/face to face]:【DX銘柄2021】の事例からデジタルトランスフォーメーションを考える
発表と討論
第14回[対面/face to face]:サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)融合と経済発展と社会的課題の解決についてディスカッション
第5期科学技術基本計画において日本が目指すべき未来社会の姿として初めて提唱されたSociety 5.0を知る。狩猟社会(Society 1.0)、農耕社会(Society 2.0)、工業社会(Society 3.0)、情報社会(Society 4.0)に続く、新たな社会とは?
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】講義のほか、参考書や教員の指示した文献をよみ、各自で問題意識を持ってメモの作成に取り組みましょう。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しません。履修者の関心によっては発展的な文献を指定します。その他の参考文献は適宜提示します。
参考書References
西山圭太 / 冨山和彦(2021)『DXの思考法 日本経済復活への最強戦略』
田中 道昭 (2019)『GAFA×BATH 米中メガテックの競争戦略』
田中 道昭 (2021)『世界最先端8社の大戦略 「デジタル×グリーン×エクイティ」の時代」
趙 瑋琳 (2021)『中国デジタル革命の衝撃」
長島聡(2015)『日本型インダストリー4.0』日本経済新聞社https://www.meti.go.jp/report/whitepaper/mono/2019/index.html
内閣府科学技術政策『Society 5.0』
https://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html
その他は授業中にリストを配布。
成績評価の方法と基準Grading criteria
通常の場合は文献の閲読などの取り組み(40%)、口頭発表とプレゼン(40%)、社会観察レポート(20%)とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
レポートの作成と討論は学習内容を理解し、プレゼン能力を高めるのに重要ですので、積極的に取り組んでほしい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
一応ノートPCを持参してください。
その他の重要事項Others
官庁ホームページの活用をしてください。