理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MEC500X1(機械工学 / Mechanical engineering 500)精密工学特論Advanced Topics in Precision Engineering
吉田 一朗Ichiro YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YA036 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 機械工学専攻 |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
For innovations and developments in science, engineering science, science technology, industrial technology, and social, processing technology, measurement technology, and design technology are essential and indispensable.
In this advanced lecture, students will learn about the outline of the precision engineering closely related to the above-mentioned important matters by surveys of newest research trends, active learning works and a field work. In addition, students will acquire the ways and manners of thinking and considering that is necessary for the research and development in the master's programs.
【Learning Objectives】
At the end of the course, students are expected to understand and acquire the precision engineering and the manners of R&D.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend 4 hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】
The total score score of 60 or more out of 100 is considered acceptable. At least 2/3 attendance is required.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
理学・工学,科学技術,工業技術と社会の発展にとって,精密さと加工技術・計測技術・設計技術は切っても切れない関係にある。
本特論では,最新の研究動向の調査とアクティブラーニング,フィールドワークを通し,これらの事柄と密接に関係する精密工学の概要について学び,博士前期課程で必要になる研究開発の考え方を身につける。
到達目標Goal
1.精密工学やそれに関連する分野や研究テーマについて深く知り,調査・考察できること。
2.自身の研究テーマや関心事ついての社会的意義や学術的意義を理解できており,他者に説明できること。
3.上記の2の内容を過不足なく短い言葉,ショートプレゼンで簡潔に伝えることができる能力。
4.研究開発に対する考え方や姿勢を理解すること。
5.理系分野,機械工学分野の社会的意義や学術的意義,重要性や貢献について理解できていること。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の概要と目的に沿って,講義形式,演習形式,および,最新の研究動向の調査とアクティブラーニング,フィールドワークを実施する方法で授業を進める。適時,課題の解説などや質疑応答などを通じてフィードバックを行なう。
新型コロナウイルスの状況や政府からの非常事態宣言および東京都からの緊急事態措置等が発出される状況となった場合は,秋学期中,必要に応じてオンラインでの開講となる。それにともなう各回の授業内容や計画の変更,成績評価の方法などの変更等については,学習支援システムでその都度提示する。また,本授業の開始日も必要に応じて学習支援システム:Hoppii等から通知する。本シラバスに記載の全事項は新型コロナ禍前や非常事態宣言時以外を想定して作成されているため,オンライン式,対面式を含め具体的な授業の進め方などは,学習支援システム:Hoppii等で提示する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
イントロダクション。
2[対面/face to face]:精密工学特論とは
精密工学特論について説明する。
3[対面/face to face]:最先端の研究の紹介
最先端の研究について紹介する。
4[対面/face to face]:精密工学の温故知新
精密工学の技術が必要な日本古来の優れた技術について知り,研究開発のモチベーションを向上させる。
5[対面/face to face]:アクティブラーニング①
学生自身の研究について発表し合い,討論し,研究力・プレゼン力のレベルアップを図る①
6[対面/face to face]:アクティブラーニング②
学生自身の研究について発表し合い,討論し,研究力・プレゼン力のレベルアップを図る②
7[対面/face to face]:アクティブラーニング③
学生自身の研究について発表し合い,討論し,研究力・プレゼン力のレベルアップを図る③
8[対面/face to face]:アクティブラーニング④
学生自身の研究について発表し合い,討論し,研究力・プレゼン力のレベルアップを図る④
9[対面/face to face]:アクティブラーニング⑤
学生自身の研究について発表し合い,討論し,研究力・プレゼン力のレベルアップを図る⑤
10[対面/face to face]:最新の研究紹介
最新の研究動向について知識を深める。
11[対面/face to face]:フィールドワーク①
学生各自の修論テーマに関連する展示会・講演会に参加し,その内容を報告し,討論する①
12[対面/face to face]:フィールドワーク②
学生各自の修論テーマに関連する展示会・講演会に参加し,その内容を報告し,討論する②
13[対面/face to face]:フィールドワーク③
学生各自の修論テーマに関連する展示会・講演会に参加し,その内容を報告し,討論する③
14[対面/face to face]:総括,総合演習
全体を総括し,習得した知見やスキルをレビューする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】 理工系の学部を卒業し学位授与されたということは,国家機関から学士号の認定を公式に受けたということである。理工系の学士号の保有者に見合った理工学の知識・素養を再認識し,理工学に関する基礎科目を十分に復習し,身につけておくことが重要である。
また,身近にある機械やシステムを観察し,その本質的機能は何か,なぜそのような構造・システムになっているのか,もっと良い構造やシステムは考えられないか,などを考え,問題意識を持って授業に臨む姿勢を期待する。
文科省の省令で定められている時間外の学習時間は,2単位の授業では約67時間以上です。
つまり,2単位の授業では,1週あたり約4.8時間以上の授業時間外の学習を学生が実施することが義務付けられています。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書については,初回のガイダンスで説明する。
1.Bilingual edition 計測工学 Measurement and Instrumentation,高 偉,清水裕樹,羽根一博,祖山均,足立幸志,朝倉書店,2017年,3,080円(税込).
2.計測工学(機械系教科書シリーズ),押田至啓,木村一郎,前田良昭,コロナ社,2001年,2,970円(税込).
参考書References
1.計測システム工学の基礎 第4版,松田康広・西原主計,森北出版,2020年,2,750円(税込).
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業内での課題,演習および報告レポートなどで総合的に評価(100%)します。原則として出席率2/3以上を成績評価対象とする。出席を取る日は,事前に予告する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
できるだけ多くの知識を身につけられるよう,説明していく予定である。開講初年度のため,意見があれば反映する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
1.貸与ノートPCを使用する場合がある。
2.レポート・課題の提出用紙は,A4もしくはA3のみを受け付ける。提出用紙サイズは,授業中に指示する。
その他の重要事項Others
本特論は,「実務経験のある教員による授業」である。授業担当者の吉田は,精密機器メーカで約8年間,超精密機器の研究開発の実務経験,および,実際に販売する精密機器の製品開発・設計の実務経験がある。また,以前の職歴の中で大学においては製品化を目指した研究開発プロジェクトに主業務として参画し,超精密の機械加工機や半導体製造装置による研究開発の実務経験もある。また,前職から現在も精密工学に関連する装置やシステム,ソフトウェアの登録特許や特許出願がある。本シラバスに記載の内容および本講義で説明する内容は,これらの実務験と考察に基づいたものである。