理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MEC500X1(機械工学 / Mechanical engineering 500)流体機械特論1Fluid Machinery (1)
玉木 秀明Hideaki TAMAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YA017 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 機械工学専攻 |
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Outline (in English)
授業概要(Course outline)
The course deals with the basics of fluid mechanics and thermodynamics of turbomachinery, such as compressors and turbines.
到達目標(Learning Objectives)
The goals of this course are to reconfirm basics of fluid dynamics and thermodynamics through learning thermodynamic of turbomachinery and the outline designing compressors and turbines.
授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)
Before/after each class meeting, students will be expected to spend at least an hour to understand the course content.
成績評価の方法と基準(Grading Criteria/Policies)
Your overall grade in the class will be decided based on term-end examination (70%) and in-class contribution (30%). However, when the face-to-face class is impossible, your overall grade will be decided based on a report which simulates ta term-end examination.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ターボ機械の作動原理および、それに関わる流体工学、熱力学を学ぶ。ターボ機械の代表例であるタービンと圧縮機の空力特性、空力設計法について理解する。
到達目標Goal
ターボ機械の基礎と同時に流体工学・熱力学の理解と応用力を高める。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
流体機械は流体と機械の間でのエネルギー変換を行う装置である。その中で羽根車を回転させて生じる運動エネルギーを利用するのがターボ機械である。ターボ機械は、ガスタービン、蒸気タービン、ターボチャージャー、産業用圧縮機など多くの製品に適用されている。ターボ機械の設計では流体運動の把握と制御がその性能を作用する。本講座では、学部で学んだ流体工学、熱力学、流体機械を復習しつつ、ターボ機械の作動原理・空力性能についてさらに深く学んでいく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(1)
ガイダンス
流体機械の種類と分類
流体工学・熱力学の復習(1)
第2回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(2)
流体工学・熱力学の復習(2)
第3回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(3)
流体工学・熱力学の復習(3)
ターボ機械の効率(1)
第4回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(4)
ターボ機械の効率(2)
角運動量保存則(1)
第5回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(5)
角運動量保存則(2)
第6回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(6)
角運動量保存則(3)
速度三角形(1)
第7回[未定/undecided]:ターボ機械の基礎(7)
速度三角形(2)
第8回[未定/undecided]:相似則と無次元数(1)
次元解析
ターボ機械の性能と無次元量
第9回[未定/undecided]:相似則と無次元数(2)
圧縮性を考慮したターボ機械の性能と無次元量
比速度
第10回[未定/undecided]:翼列(1)
翼と翼列の流体力学(1)
第11回[未定/undecided]:翼列(2)
翼と翼列の流体力学(2)
第12回[未定/undecided]:翼列(3)
圧縮機翼列
第13回[未定/undecided]:遠心圧縮機
遠心圧縮機の性能と空力設計
第14回[対面/face to face]:試験
試験
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
流体工学・熱力学の復習【60分】
・水力学、流体工学で使用したテキストについて再読し、例題・演習が解けるようにする。
・工業熱力学で使用したテキストを再読し、熱力学第1および第2法則を十分に理解する。
配布資料を復習する【60分】
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。資料を配布(対面での授業が困難な場合、Hoppiiにて配信)する。
参考書References
Fluid Mechanics and Thermodynamics of Turbimachinery 7th Edition, S. L. Dixon, C. A. Hall (ELSEVIER)
Internal Flow, E. M. Greitzer, C. S. Tan,M. B. Graf (CAMBRIDGE University Press)
大橋秀雄著「流体機械 改訂・SI 版」森北出版
笠原英司編著「現代水力学」オーム社
河野通方 他共著:「工業熱力学(基礎編)」 東京大学出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(30%)と講義で取り上げた演習を基にした試験(70%)で評価する(対面での試験が困難な場合、試験形式の課題によって評価する)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
例題を併用しながら授業を進めます。
式の導出・変形などもできるだけ省略することなく解説します。
最近のトピックス・実際の使われ方を交えて進めていきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。(対面での授業が困難な場合、Webexの視聴および、PDFファイル等がダウンロード可能なPCやスマートフォンが必要です)
その他の重要事項Others
学部での「流体機械」は非圧縮性流体を前提に授業を行いましたが、本講座では圧縮性も考慮して「流体機械」の性能を考えていきます。
「流体機械」を受講された方は、その配布資料に目を通しておくと、より深く理解できます。