理工学研究科Graduate School of Science and Engineering
MEC500X1(機械工学 / Mechanical engineering 500)伝熱工学特論Heat Transfer
大久保 英敏Hidetoshi OHKUBO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学研究科Graduate School of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | YA013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory | 機械工学専攻 |
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Outline (in English)
【Course outline】 This course systematically lectures on heat conduction, convection, heat radiation, heat transfer, heat transfer with phase change, and heat transfer promotion, which are the basic forms of heat transfer, based on basic principles and transport rules.
【Learning Objectives】 At the end of the course, students are expected to achieve the objectives of the class and to acquire expert knowledge.
【Learning activities outside of classroom】 Before/after each class meeting, students will be expected to spend 4 hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policy】 The total score of 60 or more out of 100 is considered acceptable.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
伝熱工学はエネルギ工学の分野においてきわめて重要な位置を占めるばかりでなく、機械工学、化学工学、原子力工学、宇宙工学、環境工学など広い応用分野を持っている。講義では、伝熱の基本形態である熱伝導、対流、熱放射、さらに、相変化を伴う伝熱、伝熱促進などの応用過程を三基本原理と輸送則により体系的に講義する。
到達目標Goal
伝熱工学は温度差の結果として物体間に起こる熱エネルギ伝達を探究する工学であり、質量保存則、運動量保存則、熱エネルギー保存則の三基本原理、及びフーリエ熱伝導則等の輸送則から成り立っている。本講義では、基本原則の体系的概念の詳細な把握、エネルギー・環境分野への適用概念の把握、宇宙・ナノテクノロジー等フロンティア・先端分野への適用概念の把握を目標にする。
伝熱工学の基礎と最新技術を学び、将来、伝熱工学分野に進む人だけでなく工学の広い分野に進む人のためにも伝熱工学の基礎・応用技術を理解してもらえるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
各テーマ毎に3つの基本原理の更なる体系を講義する。また、最新の技術の技術論文、基礎資料を配布して、講義を進める。
さらに,エネルギ・環境分野、フロンティア・先端分野への適用について適宜トピックスを取り上げて紹介する。
必要に応じてテーマの小課題を出して、レポートを提出してもらう。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
No.1[対面/face to face]:熱伝導伝熱
定常熱伝導、非定常熱伝導など
No.2[未定/undecided]:対流伝熱
強制対流熱伝達、自然対流熱伝達など
No.3[未定/undecided]:放射伝熱
対流・熱放射複合熱伝達など
No.4[対面/face to face]:相変化伝熱1
膜状凝縮熱伝達、滴状凝縮熱伝達など
No.5[未定/undecided]:相変化伝熱2
蒸発・沸騰熱伝達、気液二相流など
No.6[未定/undecided]:相変化伝熱3
融解・凝固熱伝達など
No.7[対面/face to face]:物質移動1
拡散法則、熱伝達・物質移動のアナロジなど
No.8[未定/undecided]:物質移動2
物質移動を伴う伝熱など
No.9[未定/undecided]:伝熱促進1
対流伝熱促進、フィン利用、ネジリテープ利用など
No.10[未定/undecided]:伝熱促進2
凝縮・蒸発伝熱促進など
No.11[対面/face to face]:エネルギー・環境分野への適用1
高効率エネルギ技術、省エネルギ・排熱回収技術、エネルギ貯蔵技術(蓄熱技術)
No.12[未定/undecided]:エネルギー・環境分野への適用2
炭酸ガス排出低減技術など
No.13[未定/undecided]:フロンティア・先端分野への適用1
宇宙無重力場の伝熱・流動、半導体などの新材料・機能材料創成など
No.14[対面/face to face]:まとめ
総括を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習時間は、各4時間を標準とします。】演習問題の予習・復習,レポート
テキスト(教科書)Textbooks
参考図書を講義で紹介する
参考書References
参考図書を講義で紹介する
成績評価の方法と基準Grading criteria
テストおよびレポート
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
留学生が増えており,学部で学習した内容や基礎知識が異なっている.日本語と英語を併用した講義に取り組む必要もある.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
演習を行うときは,電卓が必要.
その他の重要事項Others
学部で熱工学.伝熱工学を学んでいることが望ましい.