デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
OTR500N4(その他 / Others 500)システムデザインワークショップ(PBL)Engineering and Design Workshop (PBL)
野々部 宏司、安積 伸、田中 豊Koji NONOBE, Shin AZUMI, Tanaka YUTAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | U3300 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 システムデザイン専攻 スタジオ科目 |
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Outline (in English)
In this practical lecture (PBL), we generate concrete solutions from the three viewpoints of creation, technology, and management planning, considering real-world social problems and studying the foundations of making comprehensive systems.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
様々な人工的な「もの・こと」は、人間が生活していくためのもの・ことであり、「ものつくり」は、いわば現在の様々な課題の解決策ととらえることができる。「ものつくり」にあたっては、(1)デザイン、(2)機能、安全性、(3)公知といったデザインに関わる3つの事項を確保しなければならない。これを実現するためには、「もの・こと」としてそのものを生成する為に多面的に熟慮されたデザイン設計計画、材料や加工技術やメカニズム、エレクトロニクスといったテクノロジーに関わる知識が不可欠である。さらに、「ものつくり」に際して、クラウドコンピューティングを活用し様々な情報を得ながら政策を進める。また制作はプロトタイプにはコンピュータ数値制御でのデスクトップ工房を活用する。また限られた資源を有効に利用し、環境に配慮すること、また創出された「ものつくり」を世の中に認知させるためのマネジメントを忘れてはならない。この実習講義では,実社会の課題に対して,クリエーション系計画,テクノロジー系計画,マネジメント系計画の三つの観点から具体的な解決策を制作し,総合的にものつくりの本質を学ぶ事が出来る。
到達目標Goal
クリエーション系計画,テクノロジー系計画,マネジメント系計画の三つの観点から具体的な製品プロトタイプを制作し、総合的にものつくりの本質を学び、デザイン成果物を製作する事を目標としている.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学研究科システムデザイン専攻のディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP2」「DP3」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
実際の製品は,クリエーション,テクノロジー,マネジメントのコラボレーションにより創造される.本講義では,「もの・こと」の課題を設定し,実際の企画・製作・製造プロセスを体験しながら,ものづくりをクリエーション,テクノロジー,マネジメントの各系を連携した総合的デザイン視座に立った(意匠、機構、管理の視点求められる。)実習形式で学ぶ。作業はチーム編成による集中講義等で対応する.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス
制作テーマの発表
授業の進め方、本年度の「ものつくり」テーマ発表、制作チーム編成
第2回[対面/face to face]:デザイン開発計画企画
テーマに沿った、開発事象(デザイン)の策定、初期製品開発企画立案法を学ぶ。
第3回[対面/face to face]:デザイン開発計画方向性立案
デザイン開発企画立案よりより具体的なデザイン対象を見いだし、その対象の調査研究を行う。調査方法の精査法を学び、初期デザイン開発計画提案資料作成を行う。
第4回[対面/face to face]:デザイン開発計画の発表(第1回デザインレビュー)
第一次プロトタイプ
前回までの、作業プロセスをまとめ、開発対象物の第一次プロトタイプをまとめて発表を行う。
第5回[対面/face to face]:機構企画
デザイン開発計画に基づく対象デザインの機構について学び、機構企画を行う。
第6回[対面/face to face]:機構の方向性立案
デザイン開発計画に基づく対象デザインの表現調整と機構の適合性について学ぶ。
第7回[対面/face to face]:機構の決定
デザイン開発計画に基づく対象デザインの外観機構と実装機構の整合性を調整し、機構の決定の仕方を学ぶ。
第8回[対面/face to face]:機構計画の発表(第2回デザインレビュー)
第二次プロトタイプ
前回までの作業プロセスをまとめ機構計画を中心に第二次プロトタイプをまとめて発表を行う。発表を行う,また調整によって変更された意匠仕様変更についても発表を行う。
第9回[対面/face to face]:販売企画
デザイン開発計画に基づく対象デザインの外観機構と実装機構の整合性を調整し、対象製品の販売企画の仮説立案法を学び、初期販売企画をたてる。
第10回[対面/face to face]:販売の方向性立案
デザイン開発計画に基づく対象デザインの外観機構と実装機構の整合性を調整し、販売企画の方向性を立案し、立案された計画の整合性について
学ぶ。
第11回[対面/face to face]:販売方法の決定
デザイン開発計画に基づく対象デザインの外観と実装機構の整合性を調整し、販売方法、効果の決定法を学ぶ。
第12回[対面/face to face]:販売計画の発表(第3回デザインレビュー)
第三次プロトタイプ
前回までの作業プロセスをまとめ販売計画を中心に発表を行う,また調整によって変更された意匠仕様変更、機構変更についても発表を行う。第三次プロトタイプ
第13回[対面/face to face]:開発計画企画の策定
デザイン開発計画に基づく対象デザインの外観決定、実装機構決定、販売法の決定の整合性を調整し、開発計画全体の企画書の策定法を学ぶ。
第14回[対面/face to face]:総合デザインレビュー
総合講評
授業で行った全てのの作業プロセスをまとめ最終プロトタイプ、制作フロー、問題点等のプレゼンテーションを行う。
全体講評。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
テーマの基礎調査、調査データの分析、分析より得られたテーマに沿った「ものつくり」方向性立案、基本方針より導きだされる課題テーマに対する現在の問題点の抽出から問題点解決のための第一次仮説立案までを、しっかりとまとめる事が重要でる。様々な基礎データの収集を各チームが行う。また、問題可決された提案モデルの制作を行ないプレゼンテーションをする。本授業の準備学習・復習時間は、合わせて1時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。演習時必要な参考資料は適宜配布する。
参考書References
特に指定しない。
成績評価の方法と基準Grading criteria
最終作品,プレゼンテーション内容、発想能力などにより総合的に評価する. (100%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業環境の改善
その他の重要事項Others
■英国、日本でプロダクトデザイナー実務経験のある教員が、その経験を生かしてプロダクトデザイン全般の基礎知識・手法を指導する。