デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
OTR500N4(その他 / Others 500)システムデザイン特別講義Advanced System Design
峯元 長、樋口 晴彦、SEONG YOUNG AH、田中 豊Takeshi MINEMOTO, Haruhiko HIGUCHI, Young ah SEONG, Tanaka YUTAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | U3007 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 年間授業/Yearly |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 システムデザイン専攻 基盤科目 |
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Outline (in English)
Students learn through the latest examples that the way of thinking of manufacturing and system creation can be grasped from viewpoints of creation, technology, management, which forms the foundation of system design studies, or an interdisciplinary field that combines them. The goal of this course is to understand the framework of the system design.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than two hours for a class.
Comprehensively evaluate the effort to provide each topic and the results and report evaluation for each task.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「もの」づくりや「システム」づくりの考え方が,システムデザイン学の基盤を形成する3つの分野、すなわち、クリエーション,テクノロジー,マネジメント,それぞれの視点,あるいはそれらが融合した学際的な領域の視点から捉えられることを,様々な講師から提供される最新の事例を通して学ぶ.
到達目標Goal
システムデザイン学の考え方が、デザイン,エンジニアリング,マネジメント,それぞれの視点,あるいはそれらが融合した学際的な領域の視点から捉えることができること.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学研究科システムデザイン専攻ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
システムデザイン学の基盤を形成する3つの分野、すなわち、デザイン,エンジニアリング,マネジメント,それぞれの視点,あるいはそれらが融合した学際的な領域の視点から,時代に相応しい話題を選び、複数の講師から、社会との関わり合いの中で、特定の話題について深く掘り下げる。
春学期最後,7月末から8月初めの集中講義で対応する予定である.スケジュールは後日,お知らせ欄で周知する.
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:はじめに
本特別講義の目的や講師,内容の概要について解説する.
第2回[対面/face to face]:組織不祥事の失敗学1
中国電力島根原発点検時期超過事件
島根原子力発電所において発覚した点検時期超過事件について、その潜在的原因として、業務負担量と人的資源の乖離、組織文化の過剰性、不適合管理制度の不備及びその他のリスク管理上の問題の4点、さらに今後の組織不祥事対策に当たっての留意点として、外部に対する過剰反応、協力会社に対する過度の依存心、組織不祥事に関する社員教育の不足の3点を解説する。
第3回[対面/face to face]:組織不祥事の失敗学2
三菱化学鹿島事業所火災事故
鹿島事業所で発生した火災事故について、リスク管理の不備の背景要因として、下請事業者とのコミュニケーション不足と現場における技能伝承の問題を指摘した上で、特にアウトソーシングの質的変化に伴って増大したリスクが看過されている点を解説する.
第4回[対面/face to face]:組織不祥事の失敗学3
新銀行東京不正融資事件
株式会社新銀行東京の不正融資事件について、経営悪化をもたらしたビジネスモデルの問題点として、スコアリングシステムの問題点及び過大な事業規模の2点、経営方針の転換が遅れて損失が膨張した原因として不適切な経営者の選定、そして社員のモラルハザードを誘発した原因として、成果主義の影響及びリスク管理体制の欠陥の2点を解説する.
第5回[対面/face to face]:Alternative Future 1
ありうるかもしれない未来(その1)
(Media Art, Bio Art)
新たな技術的発明を取り入れたアート表現を紹介し、社会やビジネスの中にどのように位置付けされるのかについて紹介する.
第6回[対面/face to face]:Alternative Future 2
ありうるかもしれない未来(その2)
(Sustainable Design, Critical Design)
環境問題など、社会問題に取り込むための実装的アプローチと思想的アプローチを紹介する.
第7回[対面/face to face]:Alternative Future 3
ありうるかもしれない未来(その3)
(Speculative Design Workshop)
社会の中で新たな価値が創造され、転換されていくことを「革命」と見なすSpeculative Designの紹介とワークショップ
第8回[対面/face to face]:デザインの現場1(プロダクトデザインの背景)
プロダクトデザインの背景やデザイン戦略,商品企画・開発について,具体的な事例を挙げながら解説する.
第9回[対面/face to face]:デザインの現場2(デザインマネジメント)
デザインマネジメントについて,予算設定や人材マネジメント,ブランドマネジメント,知財,品質,コンプライアンスなどについて,具体的な事例を挙げながら解説する.
第10回[対面/face to face]:デザインの現場3(社会とデザイン)
社会とデザインについて,ユニバーサルやエコデザイン,環境,文化,地域,教育などについて,具体的な事例を挙げながら解説する.
第11回[対面/face to face]:科学とデザイン
人間工学や認知科学,統計学,記号論,感性などデザインを分析する上で重要な科学的な手法について紹介する.
第12回[対面/face to face]:技術とデザイン1(その技術的背景)
構造や機構とデザイン,素材,組み立てなどデザインの技術的側面について,具体的な事例を挙げながら解説する.
第13回[対面/face to face]:技術とデザイン2(最新技術の光と影)
電気・電子的側面やソフトウェア技術などについて,具体的な事例を挙げながら解説し,最新のデザインの光と影の部分を考える.
第14回[対面/face to face]:事例研究と考察
まとめ
デザイン,エンジニアリング,マネジメント,それぞれの視点,あるいはそれらが融合した学際的な領域の視点について各自の考えをまとめて発表する.
デザイン,エンジニアリング,マネジメント,それぞれの視点,あるいはそれらが融合した学際的な領域の視点についてまとめる.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
各講師からの提供された話題を素材に,デザインやエンジニアリング,マネジメントの視点で身の周りのプロダクトを捉えること.本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない
参考書References
樋口晴彦,企業不祥事はアリの穴から,PHP研究所
日本インダストリアルデザイナー協会編,プロダクトデザイン「商品開発に関るすべての人へ,Works Corporation
成績評価の方法と基準Grading criteria
各担当者からの話題提供に対する取組みと各課題に対する成果やレポート評価を集計し,総合的に評価する.
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生からの要望にあるとおり,社会における最新の事例を紹介することを心がける.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じて指定する.