デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design
SES500N4(環境創成学 / Sustainable and environmental system development 500)製品デザイン原論Product Design
久世 迅Jin KUSE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学研究科Graduate School of Engineering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | U3103 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4,水5/Wed.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリーCategory |
修士課程 システムデザイン専攻 専門科目 |
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Outline (in English)
This course on the principles of product design follows on from period 2 in a lecture format. Contents cover the real-world state of today's design development workplace, problems and needs for improvement, and the state of future design development, defining concrete topics and providing experience of essential elements of design development. In the time period, by receiving introductions of real-world examples by lecturers and working to understand them, students will experience the overall process of design implementation based on their own insight.
Excluding guidance, the entire course is divided into 7 major classes:
I: Orientation II: Design Planning (concept setting) III: Design Development IV: Design Integration V: Design Implementation VI: Design Presentation VII: Site Visit
Each class employs the following flow:
a: A presentation by the lecturer interweaving real-world examples, b: Individual responses (question and answer session), c: Discussion of responses and brainstorming
Through this, students will learn about the essential aspects of the design development workplace.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
製品デザイン原論は,2時限続きの講義形式の授業となります。
授業内容は、今日のデザイン開発現場のリアルな状況、問題点と改善点、今後のデザイン開発のあり方について、具体的なテーマを掲げ、デザイン開発の要点を体験しながら考察します。全コマを通して、デザイン実施のプロセスを、講師より実例を交え、解説し、学生が自らの検討を踏まえて、一通りの体験をする内容とします。
全講義は、 ガイダンスを除き7回に分け、 Ⅰ:オリエンテーション Ⅱ:デザインプランニング(コンセプト設定) Ⅲ:デザインディベロップメント Ⅳ:デザインインテグレーション Ⅴ:デザインインプリメンテーション Ⅵ:デザインプレゼンテーション Ⅶ:現場見学 の七つの項目に大別します。 毎回の進行は、 a:講師から、実例を織り交ぜた講義、 b:各自で検討、(適宜質疑応答) c:それぞれの検討内容を全員で確認、ブレインストーミング、という構成とします。
上記を通して、 デザイン開発現場での重要事項を学びます。
コロナ下であるので、未定ではりますが、企業のデザイン開発担当者からの課題提案、オリエンテーション、企業オフィスでの二度のプレゼンテーションを実施することも想定しています。
到達目標Goal
現在のデザイン開発領域を深く学び,近未来のデザイン開発領域での重要事項を考察し、実践できるようになる事、そして、日本のビジネス環境におけるデザインの役割や特徴についても知識を得ることが到達目標となります。論理ではない、実感としてのデザインマネージメントを体感することも目的の一つです。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち、「DP1」「DP7」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業の進め方は、テーマを設定し、そのテーマに沿った、コンセプト企画/設定、簡単なデザインスケッチ、プレゼンテーション作成、といった成果物を取りまとめることを目指します。最終成果物としては、上記3点を取りまとめたレポート提出とします。
デザインの現場を、リアリティを持って体験してもらうため、以下のようなポイントを設けます。01:デザイナーは興味の有る無しに係らず、対応できる能力を持つべき(発見し、発想する力) 02:カタチを作るためには、その周辺をしっかりと見、知るべき(観察し、カタチにする力) 03:デザインの意図や思い、効果をデザイナーが伝えられるべき(解釈し、伝える力)
01のポイントを反映するために、テーマを、
「XXXにおける新たなサービスを創造するプロダクト」とします。XXXはなるべく日常的に接することの無い領域、例えば航空業界や専門的なIT機器等を想定していますが、これは、学生が経験値の少ない対象に対して、自ら情報を収集し、分析し、発想するというプロセスを体験してもらうためです。
02のポイントについては、デザイン開発事例の紹介や、デザイナーに話しを聞く機会を設け、座学として体験した上で、実際に手を動かしてもらいます。
03に関しては、01.02.で発案した内容について、プレゼンテーションを作成、実施し、その内容について、評価し、学生にフィードバックします。限られた時間内ですので、ポイントを絞ったアウトプットとしますが、程度については進行に応じて勘案します。講義後、教員、学生間、さらにその分野の専門家を交え、質疑応答、ディスカッションを行い講義内容について知識を深めます。テーマによってはグループ課題とし、複数で役割分担をしながら進行します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:第1回:ガイダンス
講義概要、講義到達目標、講義ノートの取り方、成果としてのプレゼンテーションについて
2:第2回:具体検討テーマ検討/設定
時代性や学生それぞれの、社会やデザインに関する問題意識をベースに、本授業で取り組むテーマを
検討/設定する
3:第3回:デザインプランニング(コンセプト設定)01
デザインコンセプトの着想/発想事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習
4:第4回:デザインプランニング(コンセプト設定)02
デザインコンセプトの着想/発想事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習。
5:第5回:デザインディベロップメント01
・デザインスケッチについて
・基本構造の把握、材料選定の重要性
・モデル製作の重要性(使用感、UIの確認)
6:第6回:デザインディベロップメント02
デザインディベロップメント事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習。
7:第7回:デザインインテグレーション01
・形状指示、図面化について
・色、テクスチャの指示について
・意匠登録への関わりについて
8:第8回:デザインインテグレーション02
デザインインテグレーション事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習。
9:第9回:デザインインプリメンテーション01
・生産セクションとの擦り合わせ
・調色、トライショットの確認について
・量産品確認の要点
10:第10回:デザインインプリメンテーション02
デザインインプリメンテーション事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習。
11:第11回:デザインプレゼンテーション01
・ストーリー検討、絵コンテについて
・対象に合わせたプレゼン手法について
・プレゼンテーションの所作について
12:第12回:デザインプレゼンテーション02
デザインプレゼンテーション事例と手法、取り組み,仕組み、スキルに関する講義、事例の考察、実習。
13:第13回:デザインプレゼンテーション03
各自一連の考察、実習内容をプレゼンテーションとして実施
14:第14回:総括
講義全体から見えてくるデザインクリエーションの姿について講義。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予習復習をしっかり行い,講義ノートを各回必ずとること。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて・授業内で配布
参考書References
特になし。
成績評価の方法と基準Grading criteria
出席(減点法)
積極的な授業参加と授業態度を評価対象とします。
授業回数の3分の1(5回)欠席および連続3回欠席の受講生は成績評価対象外となります。遅刻は2回で1回の欠席扱いとなります。欠席1回につきー6点、遅刻—3点(ただし正当な理由がある場合は欠席・遅刻ともその限りではない。)
最終プレゼンテーション、それに伴うレポート提出結果より欠席遅刻点を引き最終の成績評価点とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業改善アンケートの回答を確認し、授業に活かすことに努めている。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特になし。
その他の重要事項Others
特になし。