人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies
SOW500J1(社会福祉学 / Social Welfare 500)ソーシャルワーク特論ⅡTheory of Social Work II
髙良 麻子Asako KORA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間社会研究科Graduate School of Social Well-being Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | S0006 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1・2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
カテゴリーCategory |
福祉社会専攻 専門展開科目(ソーシャルワーク系) |
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Outline (in English)
This course is designed to explore social action which is a coordinated effort to achieve institutional change to meet a need, solve a social problem, correct an injustice. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Grading will be decided based on term-end report (40%) and in-class contribution (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会的に不利な立場におかれている人びとの権利の実現を目的に、主に社会福祉関連法制度の改廃や創設等から、排除や抑圧構造等の社会構造の変革を目指すソーシャルワークにおけるソーシャルアクションについて学ぶ。
到達目標Goal
・ソーシャルワークにおけるソーシャルアクションについて説明できる。
・ソーシャルアクションの実践事例を分析できる。
・ソーシャルアクションの活動計画を策定できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業では、文献や事例の分析およびディスカッションを通して、様々な視点からソーシャルワークにおけるソーシャルアクションを理解する。また、ソーシャルアクションの実践事例の分析や具体的な計画を作成する。また、授業ごとのリアクションペーパーをもとに、次の回の授業でフィードバックを行う。
大学の授業方針にもとづき授業形態の変更がある場合には、学習支援システムで伝える。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業内容の概要と目標の確認
第2回[対面/face to face]:社会問題とは何か①
状態からの理解
活動からの理解
第3回[対面/face to face]:社会問題とは何か②
SDGs(持続可能な開発目標) 社会問題の連鎖
第4回[対面/face to face]:人権と社会正義
ソーシャルアクションの原理
第5回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの変遷
ソーシャルアクションの歴史からの理解
第6回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの概要
ソーシャルアクションの定義と方法
第7回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの実践事例分析①
ソーシャルアクションの要素等による分析方法
第8回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの実践事例分析②
ソーシャルアクションの要素等による分析の発表
第9回[対面/face to face]:パワーアセスメント
ターゲットシステムのパワーアセスメント
第10回[対面/face to face]:プログラム評価
ロジックモデル
第11回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの活動計画①
社会問題の構造的把握
第12回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの活動計画②
目標の設定と可視化・組織化の方法検討
第13回[対面/face to face]:ソーシャルアクションの活動計画③
ターゲットシステムへの働きかけの方法検討
第14回[対面/face to face]:総括
振り返りとまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
教科書、参考書、配布資料を活用して、予習および復習をすることで、理解を深めてほしい。また、日頃から社会問題に興味をもち調べることを期待する。本授業の準備・復習時間は、各回4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しない。
参考書References
髙良麻子(2017)『日本におけるソーシャルアクションの実践モデル−「制度からの排除」への対処』中央法規
木下大生・鴻巣麻里香編著(2019)『ソーシャルアクションあなたが社会を変えよう−はじめの一歩を踏み出すための入門書』ミネルヴァ書房
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点60%
・期末レポート 40%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ソーシャルアクションにおいて必要なパワーアセスメントを加えました。
担当者の専門分野
ソーシャルワーク論
髙良麻子(2017)『日本におけるソーシャルアクションの実践モデル−「制度からの排除」への対処 』中央法規.
髙良麻子(2013)「日本の社会福祉士によるソーシャル・アクションの認識と実践」『社会福祉学』53(4),42-54,日本社会福祉学会.