市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course
SOS100LA（その他の社会科学 / Social science 100）社会思想ⅠSocial Thought I
林 嵩文Takafumi HAYASHI
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター（ILAC）ILAC Course |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | Q2215 |
| 旧授業コードPrevious Class code | P2205 |
| 旧科目名Previous Class title | 社会思想Ⅰ |
| 開講時期Term | 春学期授業/Spring |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
| 教室名称Classroom name | 市Y‐Y403 |
| 配当年次Grade | 法文営国環キ1～4年 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 選択・必修Optional/Compulsory | |
| カテゴリー（2017年度以降）Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 2群（社会分野） |
| カテゴリー（2016年度以前）Category (2017) |
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Outline (in English)
The course aims to present theoretical concepts and frameworks for politics by explaining the history and theories of political philosophy. Students will learn to understand central issues of politics, especially history and theory of democracy. Central issues are (1) democracy in ancient Greece, (2) concepts and institutions of popular sovereignty in 18th century's France, and (3) theories of democracy in Weimar republic.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
この授業は、政治に関わるコミュニケーションで使用される思考枠組みや概念について、政治哲学および政治思想史と呼ばれる分野が蓄積してきた知見やパースペクティヴを獲得することを目指します。その中でもとりわけ、民主主義の歴史と理論に焦点を当てます。中心となるのは、（1）古代ギリシア世界における民主主義の実践と理論（2）18世紀フランスにおける人民主権の思想とその制度化（3）戦間期ドイツ（ヴァイマル共和国）における民主主義論という3つのトピックです。
到達目標Goal
この授業の到達目標は以下の通りです。
(1) 民主主義の歴史や理論に関する議論を理解し、それぞれの立場の意義や問題点を説明できるようになる。
(2) 授業で得た知識を用いて民主主義にまつわる様々な問題を分析し、それらに対する自分の立場を説明・表現できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科：DP3・DP4、法学部・政治学科：DP1、法学部・国際政治学科：DP1、文学部：DP1、経営学部：DP3、国際文化学部：DP3、人間環境学部：DP2、キャリアデザイン学部：DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式で行います。ただし、毎回コメントカードを提出していただき、その次の授業でそのコメントについてのレスポンスを行います。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]：イントロダクション
講義全体の概要および成績評価についての説明
第2回[対面/face to face]：古代ギリシア世界の成立
神話の時代から都市国家（ポリス）の成立
第3回[対面/face to face]：アテナイの民主主義の歴史①
ソロンの改革からペロポネソス戦争まで
第4回[対面/face to face]：アテナイの民主主義の歴史②
民主主義の動揺からアレクサンドロス大王の時代まで
第5回[対面/face to face]：古代ギリシア思想と民主主義①
歴史家の民主主義論・「ピュシス」と「ノモス」の概念
第6回[対面/face to face]：古代ギリシア思想と民主主義②
プラトンの民主主義批判
第7回[対面/face to face]：歴史上の民主主義像
ヨーロッパ思想史における民主主義のイメージ
第8回[対面/face to face]：民主主義とルソー①
ルソーの人民主権論
第9回[対面/face to face]：民主主義とルソー②
ルソーの代表制批判
第10回[対面/face to face]：フランス革命と民主主義①
フランス人権宣言とシィエス
第11回[対面/face to face]：フランス革命と民主主義②
「共和政」の誕生と代表制の諸構想
第12回[対面/face to face]：議会制民主主義の概念と評価①
シュミットの議会制論
第13回[対面/face to face]：議会制民主主義の概念と評価②
ケルゼンの民主主義論
第14回[対面/face to face]：まとめと課題説明
講義全体のまとめとレポート課題の説明
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。予習・復習については、（1）毎回の授業前に配布する教材（レジュメとスライド）に目を通しどういう問題が講義で扱われるのかを予習し、（2）毎回の講義後にその内容についてコメントカードを執筆・提出すること。
テキスト（教科書）Textbooks
ありません。教材として毎回レジュメとスライドを配布します。
参考書References
講義内で随時紹介しますが、ここでは以下の3冊を推奨します。
橋場弦『古代ギリシアの民主政』、岩波書店（岩波新書）、2022年。
ルソー『社会契約論』桑原武夫・前川貞次郎訳、岩波書店（岩波文庫）、1954年。
ハンス・ケルゼン『民主主義の本質と価値』長尾龍一・植田俊太郎訳、岩波書店（岩波文庫）、2015年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加（受講態度とコメントカード、30％）と期末課題（レポート、70％）で成績を評価します。なお、講義内での不要な私語がなされる場合、期末課題の提出を認めません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更によりフィードバックできません。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
授業支援システムを利用するための情報機器（パソコン、スマートフォン、タブレット）を準備してください。
その他の重要事項Others
授業に関連する質問は、授業後もしくは初回授業で案内するメールアドレスで受け付けます。