市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO100LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 100)入門生物学BIntroduction to Biology B
木原 章Akira KIHARA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | Q3084 |
旧授業コードPrevious Class code | P3054 |
旧科目名Previous Class title | 生命科学Ⅱ |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火5/Tue.5 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市G‐G601 |
配当年次Grade | 文1年L~X、営1年K~U/法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 100番台 基盤科目 3群(自然分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
(Course outline)
In this class, we will learn the most basic biological concepts which are relating to our life. Major topics for the semester include: developmental biology, neuroscience, behavior science, ecology and biodiversity.
(Learning Objectives)
The goal of this class is to understand the macro-mechanism of living organisms.
(Learning activities outside of classroom)
Students will complete the 200 characters summary of the previous class. Also students will be expected to read the scientific news articles at least for 2 hours. The total required study time is 4 hours for each class.
(Grading Criteria /Policies)
Your overall grade in the class will be decided based on the following
13 times class summary 80%
the final report 20%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
「入門生物学」は、生物学をはじめて学ぶか、基礎から学び直したい文化系学生を対象とした講座です。秋学期の「入門生物学B」では、主としてマクロレベルの生命現象を対象として扱います。細胞が集まることで、個体ができあがるしくみ。生物が集まることでできあがる生態系。これらの「群れ」のしくみは、「自己組織化」と呼ばれたり、「社会現象」と呼ばれたりしています。最近では「群知能」と言って、群れ自体に潜む知的な振る舞いについて研究も進みつつあります。1+1が2にならない、生命現象の世界について考えてみましょう。
到達目標Goal
本授業の到達目標は2つ有ります。第一に、「生物学」の基礎知識を身につけることです。第二に、論理的思考力と文章力を身につけてもらいます。授業計画に従って、課題をこなしているうちに、論理的思考と文章力が身につくように授業計画は組み立てられています。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的に対面方式で行う予定です。第1回目の授業も、対面で行う予定ですが教室に入りきれない可能性もありますので、オンラインでの参加も可能とします。2回目以降は、オンライン受講が認められた学生が居る場合は、オンライン中継も行う予定です。授業は講義形式で、要点は板書で示しますが、必ずノートを取るようにして下さい。
毎回、生物学のマクロレベルの現象を一つとりあげて、その背後に潜む生物特有の仕組みを見つけ出していきます。毎回、10~15分程度の映像教材を呈示します。
リアクションペーパー等へのフィードバックは、授業内で、または学習支援システムHoppiiを通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:マクロレベルの生命現象とは
生物をパーツに分解して、その仕組みを明らかにするのが「ミクロレベル」の生物学ならば、「マクロレベル」とは、生物を集めていくと何が起きるのかと言う問題を扱う学問になります。
第2回[対面/face to face]:自己複製・変異・淘汰のサイクル
進化は、環境や他の生物との相互作用で起こります。進化が起きる仕組みを、生物以外のケースと比べて考えてみます。
第3回[対面/face to face]:共進化
進化における相互関係が2種に限定されると、共に進化を加速させて、その結果特殊な種間関係ができあがる場合が有ります。特定の花と、特定の虫と言った共進化について考えてみます。
第4回[対面/face to face]:神経回路の可塑性
記憶・学習とは、複数の神経回路がつながることです。このつながりを作り出しているのが、シナプスという神経の接続部です。生物が、神経回路を変化させて学習するメカニズムについて考えます。
第5回[対面/face to face]:本能行動
動物は生まれながらにして身につけている行動があります。これを「本能行動」と言いますが、この本能行動を可能にしている仕組みはどうなっているのでしょう?神経回路と遺伝子の関係について考えてみましょう。
第6回[対面/face to face]:意識と神経
ここでは「心」と「脳」の問題について考えます。神経回路が複雑化する中で、「意識」が生まれたと言われています。「意識」を作り出す背景について考えてみます。
第7回[対面/face to face]:ミームの進化
神経回路として形成された「文明」や「文化」が次の世代の神経回路として伝わるメカニズムについて考えます。
第8回[対面/face to face]:群れ
生き物の群れは、信じられないような同調行動を取ります。この群れの行動から生まれた「群知能」について考えます。
第9回[対面/face to face]:社会
人間以外の生物にも、高度な社会を構築する生き物がいます。本授業では、アリを取りあげ、その社会構造や、個々のアリの働き方について学びます。
第10回[対面/face to face]:発生・分化
多細胞生物では、それぞれの細胞が独自の役割分担を持つことで、高度な生き物が作り上げられます。受精卵が細胞分裂して、一つの個体を作り上げるしくみについて考えます。
第11回[対面/face to face]:再生
iPS細胞のように、細胞の運命をコントロールすることで、人工的に体の再生を可能とする技術が登場しています。医療まで含めて、現在の再生技術について考えます。
第12回[対面/face to face]:生態学的生命観
生態学では、それぞれのパーツが集まって作り出す新たな属性「創発的属性」を調べることで生命現象を理解しています。逆の意味で言うと、「創発的属性」は、パーツに分解することで消えてしまう特徴でも有ります。本授業では、この「創発的属性」について学びます。
第13回[対面/face to face]:種と多様性
現在、人間が引き起こした環境変動によって多くの種が消滅していると言われています。種の絶滅によって、生態系の多様性が失われ、環境問題が起きるとも言われています。本授業では、多様性の指標とされている「種」について、基礎から考えてみたいと思います。
第14回[オンライン/online]:まとめ
13回のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講生の皆さんは、日常的に新聞記事の科学欄を読むように心がけて下さい。(週1時間以上)予習として、授業テーマについて過去の新聞記事を検索し読むようにして下さい。(週1時間以上) 復習として、授業での指示に従って授業の要約を作成し提出してください。(週1時間以上)以上合計して週4時間以上の自習をして下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は無し。
参考書References
参考書は必要に応じて授業支援システムを通じて提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業要約 200 字 80 %
最終レポート 20 %
授業要約(200字要約)のまとめ方は第 1 回目の授業で説明します。 それに従って毎回(13回まで)授業を要約してHOPPIIのテスト欄に提出して頂きます。
最終レポートでは、13回の授業の中のいずれか一つのテーマを取り上げて、自分の意見を 200字程度で発表してもらいます。
単位取得に関わる授業要約は、必ずご自分で作成して下さい。
同一の要約文が複数の学生から提出された場合は、全員不正行為に
荷担したと見なし、処分の対象とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
私語の厳罰化については、多くの学生の指示を得ておりますので、今後も継続いたします。 板書が見にくいというご意見が寄せられています。大教室での板書は、大きな字で書くように心がけていますが、読みにくい場合は、その場で挙手をして指摘して下さい。また、後ろの方に座って見にくい場合は、前の方に座って下さい。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
単位取得には、HOPPIIへのアクセスが必須です。
その他の重要事項Others
メールでのレポート提出は受け付けません。そのような行為は行わないようにして下さい。