市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ARSa200LA(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 200)ロシアの文化と社会LBCulture and Society in Russia LB
佐藤 千登勢Chitose SATO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | R6244 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制 |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は4群200番台選択外国語科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 4群(諸外国語分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
●Course outline
In this course, students will know about the culture and arts of Russia through the lecture and visual materials. Themes of this lecture: Russian history, and films, pictures and animations.
●Learning Objectives
While watching videos about Russia and Eastern Europe, students will be expected to develop the ability to put together appropriate sentences in a short time on the problems raised by the teacher. Students should to attend classes with an awareness of problems and a critical perspective.
●Learning activities outside of classroom
Find out about the themes covered in class through the internet, literature, video materials, and movies. When watching Soviet / Russian movies, we recommend using the AV library. Students should spend a week preparing the term-end report.
●Grading Criteria /Policy
Final grade will be calculated according to the following process: Usual performance score(25%),Short reports(25%) and term-end reports(50%). To pass, students must earn at least 60 points out of 100.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ロシアの歴史、映画、アニメ、美術の領域からロシアの文化の多様性を見ていきます。本講義では映像資料を多用して概説を行いますが、多くの情報を統合してロシアの像をまとめていく作業は学生のみなさん一人ひとりが行うことになります。
到達目標Goal
この授業は、受動的に講義を受けたり映像を鑑賞するのではなく、多数の情報から自身の感想や見解を導き、教員が提起した問題に対して能動的に意見や主張をまとめる力を養うことを目標としています。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
教場で資料を配付し、随時、映像資料を共有しながら講義を行います。コメントシートについては、興味深い視点を示したものを選択して次週の授業でみなさんと共有し、教員からコメントを加えるかたちでフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:ガイダンス/ロシアの歴史1:キエフルーシ、タタールの軛、イワン雷帝
ロシアの歴史:キエフルーシ、タタールの軛、イワン雷帝の治世について。
第2回[対面/face to face]:ロシアの歴史2
ピョートル大帝、エカテリーナ女帝、大黒屋光太夫、祖国戦争について映像資料を交えて概観。
第3回[対面/face to face]:ロシアの歴史3
農奴解放、近代化、テロリズム、日露戦争について映像資料を交えて概観。
第4回[対面/face to face]:ロシアの歴史4
ロマノフ王朝の崩壊、ロシア革命、スターリニズムについて映像資料を交えて概観。
第5回[対面/face to face]:ロシアの歴史5
雪解けから停滞ヘ、ペレストロイカ、チェルノブイリ原発事故、ソ連邦崩壊、新生ロシアまでを映像資料を交えて概観。
第6回[対面/face to face]:ソ連映画1
映画黎明期からモンタージュ派(エイゼンシュテイン、ヴェルトフ)、文芸映画を鑑賞しつつ、とりわけ政治的背景と映画の手法について着目する。
第7回[対面/face to face]:ソ連映画2
雪解け期から停滞の時代までに制作された文芸映画を、社会的背景、政治的体制、手法の観点から見ていく。
第8回[対面/face to face]:ソ連映画3
反体制の烙印を押された監督(タルコフスキー、パラジャーノフ、イオセリアーニら)の作家性、手法、映像美を堪能する。また、SF映画を概観するとともに、ペレストロイカ期に多く制作された不条理作品、諷刺コメディを通して、政治と映画の問題を確認する。
第9回[対面/face to face]:ロシア映画4
検閲から自由になった映画として、芸術性と映像実験を重ねるソクーロフの作品、また、大国ロシアを再び謳い上げる戦争映画、エンターテインメント、社会派ドラマと多様化する映画界の現状を概観する。
第10回[対面/face to face]:ロシア映画5
前回に引き続き、戦争映画、エンターテインメント、社会派ドラマと多様化する映画界の現状と傾向を概観する。
第11回[対面/face to face]:ロシア・アニメ1
黎明期からプロパガンダ・アニメ、児童アニメ(タレーヴィチ、アタマノフ、ヒトルーク、カチャーノフ)の概説と作品の鑑賞。
第12回[対面/face to face]:ロシア・アニメ2
アート・アニメ(ノルシュテイン、ペトロフらの作品)の概説と作品鑑賞。
第13回[対面/face to face]:ロシア美術1
イコン(聖像画)の機能について、移動派の活動、パトロンの役割について。
第14回[対面/face to face]:ロシア美術2
マレーヴィチ、カンディンスキー、シャガールの絵画について。ロシア・アヴァンギャルド期の建築について紹介。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業でとりあげたテーマについて、ネットや文献、映像資料、映画などを通して調べましょう。ソ連・ロシア映画の視聴には、AVライブラリーの利用を勧めます。期末レポートの作成には1週間程度の時間を要することになります。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。教員が作成した資料を教場で配付するか、もしくは学習支援システムにアップします。
参考書References
教場や学習支援システムで適宜、紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(25%)、コメントシート(25%)、期末レポート(50%)として、総合的に判断します。本授業の到達目標の60%以上を達成した学生が合格となります。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今学期はロシアの歴史、映画が中心となりますが、時事的な話題もとりこみながら講義をおこないます。