市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
ARSa200LA(地域研究(ヨーロッパ) / Area studies(Europe) 200)フランス語の世界LBThe World of French LB
廣松 勲Isao HIROMATSU
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | R5272 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ1~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(40名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | 法・文・営・国・環・キ生は4群200番台選択外国語科目として履修すること |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 200番台 リベラルアーツ科目 4群(諸外国語分野) |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course introduces the foundations of the french speaking world (la francophonie) including the French republique. Students taking this course become able to understand in summary the situations of geography, history, (regional) langages and various cultures in each region or country.
The goals of this course are to unerstanding and explaining the socio-cultural situation of each French regions.
Before and after each class meeting,students will be expected to spend four hours to read the relevant documents.
Your overall grade in the class will be decided based on the followings:
in class contributions (discussion, reaction paper, etc): 30%, term-end report: 70%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業は「フランス語」を介して、フランス的世界の拡がりを知ることを主たる目的とする。フランス語を話す人々の共同体や彼らの住む領域は、一般に「フランコフォニー(フランス語圏)」と呼ばれる。本授業ではそのような(フランス共和国を含めた)広い地域をも対象としつつ、各地域圏・地域・国にどのような地理・歴史的背景、言語状況、各種の文化(歴史建造物、習慣、食生活など)が存在するのかについて検討する。
「フランス的なるもの」がどのような要素で成り立っているのかを広く紹介しながら、フランス語学習の基礎作りを行うだけでなく、新たな視点から「フランス語の世界」を把握できるようにすることを目指す。
なお、秋学期はフランス共和国本土以外の「地域圏」、そしてフランス共和国以外の「フランコフォニー」について扱い、それぞれの地域の特性について紹介・解説する。
到達目標Goal
1)フランス共和国の各地域の紹介を介して、その差異と共通性の大枠を理解できる。
2)フランコフォニー(フランス語圏)の紹介を介して、フランス語の世界的拡がりについて理解できる。
3)「フランス的なるもの」が現在どのような要素によって成り立っているのかについて、簡単に説明ができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業については、主に講義形式で進める。各回において一つの地域または国の歴史・地理・文化を概説しながら、フランス語の世界の多様性・複雑性を解説する。また、講義形式に加えて、映像資料や音楽の視聴も取り入れることで、少しでも具体的に各地域・国を想像できるように授業を進める。
毎回の授業において学生にはコメントシートを提出してもらうことで、予習・復習のきっかけとしてもらう。期末レポートでは一つの地域または国について、選択したテーマから調査結果をまとめてもらうが、そのためにできるだけ参考資料の提示に努める。
毎回の授業においてコメントシートを執筆・提出してもらい、できるだけ次回以降の授業に反映させる。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:イントロダクション:
フランス共和国外にある地域圏、フランコフォニーの成立経緯
・本授業の流れについて説明
・フランス共和国外にある県・地域圏について簡単に紹介
・フランコフォニーの地理・歴史について簡単に紹介
2[対面/face to face]:カリブ海域の地域圏
Martinique et Guadeloupe
・カリブ海域の地域圏に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
3[対面/face to face]:南米大陸の地域圏
Guyane française
・南米大陸の地域圏に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
4[対面/face to face]:インド洋の地域圏
Réunion et Mayotte
・インド洋の地域研に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
5[対面/face to face]:太平洋の海外領土
Nouvelle-Calédonie
・太平洋の海外領土に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
6[対面/face to face]:北米大陸のフランス語圏①
Québec (Canada)
・北米大陸カナダにおけるフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
7[対面/face to face]:北米大陸のフランス語圏②
Louisiane
・北米大陸アメリカ合衆国におけるフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
8[対面/face to face]:北アフリカのフランス語圏①
Algérie
・マグレブ中央部のフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
9[対面/face to face]:北アフリカのフランス語圏②
Maroc et Tunisie
・マグレブ西部および東部のフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
10[対面/face to face]:サハラ以南のフランス語圏①
Sénégal
・サハラ以南アフリカのフランコフォニー(旧仏領)に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
11[対面/face to face]:サハラ以南のフランス語圏②
Congo-Kinshasa et Congo-Brazzaville
・サハラ以南アフリカのフランコフォニー(旧仏領およびベルギー領)に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
12[対面/face to face]:サハラ以南のフランス語圏③
Rwanda
・サハラ以南アフリカのフランコフォニー(旧ベルギー領)に関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
13[対面/face to face]:ヨーロッパのフランス語圏①
Belgique
・西ヨーロッパのフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
14[対面/face to face]:ヨーロッパのフランス語圏②
Suisse
まとめ
・西ヨーロッパのフランコフォニーに関する解説:地理・歴史・言語・諸文化など
・秋学期授業のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1)各地域圏に関する情報を、主に学術書や論文(場合によっては各地域圏サイト)を参照しつつ、予習・復習を行って欲しい。
2)映像資料については、多くの場合、授業内で全てを見ることができるわけではないため、できるだけ個人的に視聴して欲しい。
3)期末レポートの執筆に向けて、各地域圏を調べる際の「きっかけ」となる「テーマや関心領域」を早めに決定して欲しい(或る程度、自分の「テーマや関心領域」を特定しないと、レポート執筆だけでなく、その準備も難しいと思われるため。)
4)期末レポートの執筆に向けて、レポート執筆の方法・手続き・注意点(特に引用の仕方、参考文献の書き方)について確りと学習しておいて欲しい。
本授業の準備学習・復習時間は、合計4時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・教科書は、特になし
・原則、各回において資料を配布する予定
参考書References
Ⅰ.以下の4冊の参考書は、フランス共和国やフランコフォニーについて基礎知識が得られるため、簡単にでも参照するようにしてほしい。
1)剣持久木編著『よくわかるフランス近現代史』ミネルヴァ書房,2018年.本体2600円+税
2)ジャック・レヴィ編(土居佳代子訳)『地図で見るフランスハンドブック』原書房,2018年.本体2800円+税
3)ジャン=ブノワ・ナドー,ジュリー・バーロウ著(立花英裕監修・中尾ゆかり訳)『フランス語のはなし:もうひとつの国際共通語』大修館書店,2008年.本体2400円+税
4)鳥羽美鈴著『多様性の中のフランス語:フランコフォニーについて考える』関西学院大学出版会,2012年.本体3400円+税
Ⅱ.以下の2冊の参考書はフランス語教科書であるが、比較的情報が充実しているため、フランス語学習者は参照してみて欲しい。
5)Fabienne Guillemin著『Tour de France(フランス,地方を巡る旅)』駿河台出版社,2017年.本体1900円+税
6)小松祐子,Gilles Delmaire著『Destination francophoneie: nouvelle édition(フランコフォニーへの旅:改訂版)』駿河台出版社,2019年.本体2300円+税
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点と期末レポートに基づき、総合的に評価する。
①平常点(コメントシート等):30%
②期末レポート:70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
・歴史的要素の説明が多くなりがちであるため、もう少し他の社会文化的要素の説明にも時間をさけるように心がけたい。
その他の重要事項Others
・フランス共和国、フランコフォニー、フランス語などに関する予備知識は、受講の前提条件とはしない。