市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HSS300LA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 300)教養ゼミⅡLiberal Arts Seminar II
トレーニングの科学と実践・応用
伊藤 マモルMamoru ITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6524 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制 |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | スポ健生は履修不可。 |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
【Course outline】
This class is a seminar for students to enhance their education on health promotion in the future.The subject is a students who got the unit of class 1 in spring semester.
In the class, it is an active learning type that practices and verifies for strength training.
Students must to make a more sophisticated training program compared with class 1 and verify the effect.
【Learning Objectives】
1: Be able to implement training methods according to objectives.
2: To be able to create a step-by-step plan to help achieve goals.
3: To be able to implement the step-by-step plan
4: To be able to verify the effects of training after a certain period of time.
5: To be able to present the verified training effects
【Learning activities outside of classroom】
Students have to take active acts in class.
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria/Policy】
The evaluation for awarding credits for this seminar will be based on the following criteria for the five items indicated in the achievement objectives.
1)Reaction papers and reports: 30%.
2)Presentation of results (resume, materials for the presentation, attitude toward the presentation, etc.): 70%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
教養ゼミⅡは、「教養ゼミⅠ・トレーニングを科学する(Basic course):月曜日3限」の応用科目です。そのため、本ゼミの基礎科目である教養ゼミⅠの単位取得者が履修できます。
基本的な開講形態は教養ゼミⅠと同様ですが、各自のトレーニング方法に着目したトレーニング・プログラムを積極的に実践して検証することを主とします。授業は履修者が主体となり能動的に進め、その検証結果を総括しゼミ内で共有します。
到達目標Goal
1:目的に応じたトレーニング方法を実践できる
2:目標達成に資する段階的な計画表を作成できる
3:段階的な計画を実行できる
4:一定期間実践したトレーニング効果を検証できる
5:検証したトレーニング効果を発表できる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には対面形態でゼミを開講します。しかし、Covid-19の感染状況によっては、対面形態とオンライン形態を組み合わせたブレンド型で開講します。ブレンド型とは、ゼミ14回のうち、対面が望ましい回を対面で実施し、それ以外はオンラインで実施する方式です。
Covid-19の予防感染対策に関する大学の方針に変化があった場合は、ゼミの開講計画を変更し、学習支援システム(通称:Hoppii)で提示します。
課題などの提出・フィードバックに関してもHoppiiまたはLINEなどを通じて行う予定です。また、ゼミに関するリアクションペーパーなどにおいて税民相互に共有すべきと判断されたコメントは時間内で紹介しゼミ活動に活かします。
教養ゼミⅡでは、教養ゼミⅠの反省改善期に検討した課題を解決するためのトレーニングプログラムを作成し、トレーニングを積極的に行う(履修者は授業に自主的・能動的に参加)ことを目指します。そのため、ゼミの1回目からトレセンを使用し、秋学期を以下のように3期に分けて進めていきます。
1.課題・計画を決める期間
自分自身の筋力測定と分析・評価を通じて、「夏季休暇前後の比較」を行った上で、教養ゼミⅡで取り組む課題を明確にします。
2.実行と検証の期間
計画したトレーニングを実行する期間であり、実施した内容を正確に記録するとともに、随時その結果を自己分析し次回のゼミ活動に活かします。
3.発表・共有の期間
トレーニング効果を総括した結果を発表し、ゼミ内で共有します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
課題・計画の検討期Ⅰ・測定
<トレセン>
①シラバスの確認(授業概要と目標の説明)
②Inbodyによる身体組成の分析(春学期との比較)
③教養ゼミⅠで作成したプログラムの実践
④リアクションペーパー作成
2[対面/face to face]:課題・計画の検討期Ⅱ・教養ゼミⅠで検証した項目の測定
<トレセン>
①教養ゼミⅠで検証した項目の測定
②測定結果について、夏季休暇の前後で比較し、新たなトレーニングプログラムを模索する
3[対面/face to face]:課題・計画の検討期Ⅲ・測定結果の評価
<教室>
①グループワーク
②授業の1回目および2回目の測定結果を分析し、共有する
③教養ゼミⅡで取り組む課題を検討する
④リアクションペーパー作成
4[対面/face to face]:課題・計画の決定期Ⅰ・測定結果の共有
<教室>
①グループワーク
②前回授業の分析内容を発表する
③リアクションペーパー作成
5[対面/face to face]:課題・計画の決定期Ⅱ・トレーニング方法の再検討
<教室>
①グループワーク
②取り組む課題解決により有効なトレーニングプログラムを再考する
③リアクションペーパー作成
6[対面/face to face]:実行期Ⅰ・新トレーニングプログラムの試作
<トレセン>
①トレーニングプログラムを試作するために、トレーニング種目を見直し適宜修正する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
7[対面/face to face]:実行期Ⅱ・新トレーニングプログラム強度の再検討
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムを実行し運動強度を見直し適宜修正する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
8[対面/face to face]:実行期Ⅲ・新トレーニングプログラムの仮決定
<トレセン>
①トレーニング法を決め、プログラムを確定する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
9[対面/face to face]:実行期Ⅳ・新トレーニングプログラムの種目の改修
<トレセン>
①トレーニングプログラムを実行し運動強度を調整する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
10[対面/face to face]:実行期Ⅴ・新トレーニングプログラムの強度の改修
<トレセン>
①トレーニングプログラムを実行する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
11[対面/face to face]:実行期Ⅵ・新トレーニングプログラムの決定
<トレセン>
①レーニングプログラムを実行するとともに効果を検証する方法を検討する
②実施した内容を正確に記録する
③トレーニングの結果を自己分析しリアクションペーパーを提出する
12[対面/face to face]:実行期Ⅶ・新トレーニングプログラムの実践と効果検証
<トレセン>
①グループワーク
②作成したトレーニングプログラムの効果を検証するための測定
③測定結果を分析・評価する
④リアクションペーパー作成
13[対面/face to face]:発表・共有期Ⅰ・新トレーニングプログラムの効果検証と分析
<トレセン>
①グループワーク
②測定結果を考察し、ゼミ内で共有するためのレポートを作成する
③リアクションペーパー作成
14[対面/face to face]:発表・共有期Ⅱ、総括
<教室>
①グループワーク
②トレーニング効果の検証結果を発表する
③リアクションペーパー作成
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間(計4時間)を標準とします。
トレーニングセンターや自宅で実践可能なトレーニングを行い、その記録を作成する過程で授業で扱った課題を再学修してください。
特に、体重、体脂肪率、体温などの測定や食事の量と質、水分摂取量、睡眠の量と質、排便などからも自分自身の変化を知ることができることに着目して、授業での学びを継続的に実践してください。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料等を配布します。
参考書References
必要に応じて資料等を配布するが、以下の図書を推薦します。
1.出村愼一『健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法』杏林書院
2.ポール・ウェイド著・山田雅久訳『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』CCCメディアハウス
3.ブレット・コントレラス著・東出顕子訳『自重筋力トレーニングアナトミィ』ガイアブックス
4.エディー・ジョーンズ・持田昌典著『勝つための準備』講談社
5.伊藤マモル著,若さを伸ばすストレッチ,平凡社新書
6.伊藤マモル監,ひとりで巻けるテーピング,日本文芸社
7.伊藤マモル監,基本のストレッチ,主婦の友社
8.斎藤真嗣著,体温を上げると健康になる,サンマーク出版
9.山本ケイイチ著,仕事ができる人はなぜ筋トレをするか,幻冬舎新書
10.吉江和彦著,エグゼクティブが身体を鍛えるワケ,グラフ社
成績評価の方法と基準Grading criteria
このゼミナールの単位を認定する評価は、到達目標に示した5項目に対して、次の基準にしたがって総合的に評価します。
1.リアクションペーパーおよびレポート:30%
2.成果発表(レジュメ、発表のための資料、発表の態度など):70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
例年の傾向を振返ると、本科目は少人数制の教養ゼミであるため、個々の履修者に対して目配りができ、効率的で実践的な授業になっていたと思います。
他方では、履修者の多くが先輩や知人から紹介されて履修したようで、2017年度および2018年度の履修者は25名以上となり、ゼミ中にきめ細やかな配慮が行き届かない状況となりました。そこで、2019年度のゼミにおいては、少人数制を維持し、シラバスに沿ったより実践的なゼミ活動にしました。
しかしながら、2020年度および2021年度はCovid-19の感染予防対策を重視する大学の方針にしたがい、オンラインのリアルタイム双方向方式を導入したため、計画していた対面形態のゼミを断念した回がありました。
このゼミを履修した皆さんからの意見は、最終回のアンケートによって把握しました。その結果、オンラインに対する評価や感想は非常に良かった印象です。対面においても自分のペースでゼミ活動に取り組めた、他学部他学年との交流が進んだ、各自の研究時間が十分確保できたなど、オンラインの方が効率的であったという意見ばかりでした。半面、大学での実験や対面で意見交換やゼミ会をしたかったなどの意見も寄せられました。
2022年度は2021年度の反省を踏まえ、新たなゼミの在り方に挑戦する年だと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
トレーニングを安全で効率的に実践できるトレーニングウエアやシューズ
その他の重要事項Others
1.教養ゼミⅠを履修せずに、教養ゼミⅡのみを履修することは認めません。
基本的に教養ゼミⅠの単位取得者が対象です。ただし、定員を下回った場合は、教養ゼミⅠの単位取得者と同等以上の素養を有していると判断された学生については履修を認める場合があります。
2.授業計画を変更する場合は事前に連絡します。