市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HSS300LA(健康・スポーツ科学 / Health/Sports science 300)教養ゼミⅠLiberal Arts Seminar I
トレーニングの科学と実践・基礎
伊藤 マモルMamoru ITO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6523 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制 |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | スポ健生は履修不可。 |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
This class is a seminar for students to enhance their education on health promotion in the future.The subject is over 2nd grade.
In the class, it is an active learning type that practices and verifies for strength training.
Students must create their own training programs and verify their effectiveness.
Students have to take active acts in class.
【Learning Objectives】
1: Safe use of training equipment
2: Able to use various measurement methods applied to training equipment.
3: To be able to evaluate training effects based on measurement results
4: To be able to implement training methods according to the purpose
5. To be able to record the results of training correctly
6: To be able to present the learning process of verifying the training effect.
【Learning activities outside of classroom】
The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
【Grading Criteria/Policy】
The evaluation for awarding credits for this seminar will be based on the following criteria for the five items indicated in the achievement objectives.
1)Reaction papers and reports: 30%.
2)Presentation of results (resume, materials for the presentation, attitude toward the presentation, etc.): 70%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
【概要】
このゼミナールは2年生以上が対象です。
トレーニング理論を包括したコンデイショニングの一環であるストレングス(筋力)トレーニングについて、各自の目的に応じたトレーニング方法に着目した研究を計画し、その効果を検証していくゼミナールです。
履修者自ら作成したトレーニング・プログラムを実践していくアクティブラーニング型の授業であり、履修者が主体となり能動的に進めます。
到達目標Goal
1:トレーニング器材を安全に使用できる
2:トレーニング器材を応用した各種測定方法を利用できる
3:測定結果からトレーニング効果を評価できる
4:目的に応じたトレーニング方法を実践できる
5:トレーニングの結果を正しく記録できる
6:トレーニング効果を検証した学修過程を発表できる
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には対面形態でゼミを開講します。しかし、Covid-19の感染状況によっては、対面形態とオンライン形態を組み合わせたブレンド型で開講します。ブレンド型とは、ゼミ14回のうち、対面が望ましい回を対面で実施し、それ以外はオンラインで実施する方式です。
Covid-19の予防感染対策に関する大学の方針に変化があった場合は、ゼミの開講計画を変更し、学習支援システム(通称:Hoppii)で提示します。
課題などの提出・フィードバックに関してもHoppiiまたはLINEなどを通じて行う予定です。また、ゼミに関するリアクションペーパーなどにおいて税民相互に共有すべきと判断されたコメントは時間内で紹介しゼミ活動に活かします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:ガイダンス
<教室>
①シラバスの確認(授業概要と到達目標の説明)
②授業の進め方およびルールと評価方法
③授業計画
④受講者の決定
⑤使用する施設・器材についての解説
⑥授業支援システムへのメールアドレス登録とGoogleフォームの実施
2[対面/face to face]:課題検討期Ⅰ・測定
<トレセン>
①Inbodyを用いて、基礎代謝と身体組成を測定し、その分析・評価を行う
②筋力を把握するための測定と分析・評価を行う
3[対面/face to face]:課題検討期Ⅱ・測定結果の評価
<教室>
①グループワークを行う
②前回の測定結果を分析する
③テーマのヒントを探る
4[対面/face to face]:課題検討期Ⅲ・トレーニング方法
<教室>
①グループワークを行う
②トレーニングの方法と効果を整理する
③テーマに適したトレーニング方法を検討する
5[対面/face to face]:課題決定期
<教室>
①ゼミで取り組む課題を明確にする
②トレーニング記録方法を確認する
6[対面/face to face]:計画立案期Ⅰ・トレーニングマシーンの基本操作
<トレセン>
①トレーニングマシンの操作方法の確認
②効果が期待でき、継続的に実践できるトレーニング方法(主に大きな筋を刺激する種目)を検討する
③検討したトレーニング方法を記録する
7[対面/face to face]:計画立案期Ⅱ・トレーニングプログラム作成
<トレセン>
①効果が期待でき、継続的に実践できるトレーニング方法(主に小さな筋を刺激する種目)を検討する
②決定したトレーニング方法を記録する
③トレーニングプログラムを作成する
8[対面/face to face]:計画実行期Ⅰ・トレーニング種目の仮決定
<トレセン>
①決定したトレーニング種目のプログラム一覧を提出
②作成したトレーニングプログラムの実践と見直し(主に運動種目の配置・組み合わせ)
③実施したトレーニングを記録する
9[対面/face to face]:計画実行期Ⅱ・トレーニングプログラム種目の再検討
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムの実践(時間内に達成できる種目の順序を考える)
②実施したトレーニングを記録する
10[対面/face to face]:計画実行期Ⅲ・トレーニング強度の再検討
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムの実践(適切な運動強度の決定)
②実施したトレーニングを記録する
11[対面/face to face]:計画実行期Ⅳ・トレーニング方法の再検討
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムの実践(セット法またはピラミッド法の検討)
②実施したトレーニングを記録する
12[対面/face to face]:計画実行期Ⅳ・トレーニング方法の決定
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムの方法を決定し実践する
②実施したトレーニングを記録する
13[対面/face to face]:計画実行・効果検証期
<トレセン>
①作成したトレーニングプログラムの効果を検証するための測定
②測定結果を分析・評価する
③これまでの学修過程の整理
④考察した測定結果をゼミ内で共有する
14[対面/face to face]:反省改善期・発表・総括
<教室>
①春学期に取り組んだ学修過程を発表する
②秋学期の課題を検討する
③春学期を総括する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間(計4時間)を標準とします。
トレーニングセンターや自宅で実践可能なトレーニングを行い、その記録を作成する過程で授業で扱った課題を再学修してください。
特に、体重、体脂肪率、体温などの測定や食事の量・質、水分摂取量、睡眠の量・質、排便などからも自分自身の変化を知ることができることに着目して、授業での学びを継続的に実践してください。
テキスト(教科書)Textbooks
必要に応じて資料等を配布します。
参考書References
必要に応じて資料等を配布するが、以下の図書を推薦します。
1.出村愼一『健康・スポーツ科学のための動作と体力の測定法』杏林書院
2.ポール・ウェイド著・山田雅久訳『プリズナートレーニング 圧倒的な強さを手に入れる究極の自重筋トレ』CCCメディアハウス
3.ブレット・コントレラス著・東出顕子訳『自重筋力トレーニングアナトミィ』ガイアブックス
4.エディー・ジョーンズ・持田昌典著『勝つための準備』講談社
5.伊藤マモル著,若さを伸ばすストレッチ,平凡社新書
6.伊藤マモル監,ひとりで巻けるテーピング,日本文芸社
7.伊藤マモル監,基本のストレッチ,主婦の友社
8.斎藤真嗣著,体温を上げると健康になる,サンマーク出版
9.山本ケイイチ著,仕事ができる人はなぜ筋トレをするか,幻冬舎新書
10.吉江和彦著,エグゼクティブが身体を鍛えるワケ,グラフ社
成績評価の方法と基準Grading criteria
このゼミナールの単位を認定する評価は、到達目標に示した5項目に対して、次の基準にしたがって総合的に評価します。
1.リアクションペーパーおよびレポート:30%
2.成果発表(レジュメ、発表のための資料、発表の態度など):70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
例年の傾向を振返ると、本科目は少人数制の教養ゼミであるため、個々の履修者に対して目配りができ、効率的で実践的な授業になっていたと思います。
他方では、履修者の多くが先輩や知人から紹介されて履修したようで、2017年度および2018年度の履修者は25名以上となり、ゼミ中にきめ細やかな配慮が行き届かない状況となりました。そこで、2019年度のゼミにおいては、少人数制を維持し、シラバスに沿ったより実践的なゼミ活動にしました。
しかしながら、2020年度および2021年度はCovid-19の感染予防対策を重視する大学の方針にしたがい、オンラインのリアルタイム双方向方式を導入したため、計画していた対面形態のゼミを断念した回がありました。
このゼミを履修した皆さんからの意見は、最終回のアンケートによって把握しました。その結果、オンラインに対する評価や感想は非常に良かった印象です。対面においても自分のペースでゼミ活動に取り組めた、他学部他学年との交流が進んだ、各自の研究時間が十分確保できたなど、オンラインの方が効率的であったという意見ばかりでした。半面、大学での実験や対面で意見交換やゼミ会をしたかったなどの意見も寄せられました。
2022年度は2021年度の反省を踏まえ、新たなゼミの在り方に挑戦する年だと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
トレーニングを安全で効率的に実践できるトレーニングウエアやシューズ
その他の重要事項Others
1.授業1回目のガイダンスにおいて、履修希望者が10名を超えた場合は任意の人数制限を行います。履修者を選定する条件は、授業概要と目標を理解し、積極的に授業に参加し、自らの問題解決に取り組めることです。
具体的には、授業に対する意欲を授業内容に関連した問題意識や課題などの観点から小論文形式で記述してもらい、原則として欠席せずに全回出席可能な者で、より具体的な目標を持った者を確定します。
2.1を踏まえ、教養ゼミⅡまでの継続履修を希望した者を優先的に選定します。
3.教養ゼミⅠの単位が取得できなかった時は、必然的に秋学期の教養ゼミⅡの受講を認めません。
4.履修者の決定に関する通知の詳細はガイダンス時に説明します。