市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL300LA(哲学 / Philosophy 300)ドイツの思想BGerman Thought B
吉田 敬介Keisuke YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6428 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Course outline: This course deals with the development of Critical Theory regarding the topics of social philosophy.
Learning Objectives: The goals of this course are to (A) understand the social philosophy of Critical Theory, (B) explain it properly, and (C) examine it in the contemporary context.
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policies: Grading will be decided based on in-class contribution (40%), and term-end report or examination (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、社会哲学上の幾つかのテーマに沿って、20世紀ドイツ語圏の「批判理論」の議論を紹介・考察します。現実の矛盾と対決する「批判理論」(あるいは「フランクフルト学派」)の哲学者たちは、近現代の社会における幾つかの諸問題について、傾聴に値する議論を展開しています。授業においては、近代化と啓蒙、宗教と道徳、芸術と文化、国家と政治といった諸テーマについて、「批判理論」の議論を参照しながら、現代社会の問題を視野に入れつつ考察することが目指されます。
到達目標Goal
(A)批判理論における社会哲学上の議論を理解できる。
(B)扱われた議論について理解したことを、自らの言葉で叙述できる。
(C)扱われた議論を、自分が生きる現実の社会と関連させて考察できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で、毎回のテーマごとに進めていきます。授業用の資料は、その都度提示(必要に応じて配布)します。
適宜リアクションペーパーの提出を求める他、学期末には授業の内容を踏まえた課題もしくは試験を課す予定です。リアクションペーパーについては、できる限り授業時にフィードバックを行います。学年末課題もしくは試験の内容・評価基準は授業で提示します。
なお、重要なお知らせをすることもありうるので、適宜、授業支援システムHoppiiを確認するようお願いします。
授業の定員は30名の予定です。この定員を超えた場合は選抜を行いますので、受講希望者は必ず初回の授業に出席してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション・選抜
授業の進め方の確認
定員を超える場合は選抜
第2回[対面/face to face]:「批判理論」について確認
ドイツ語圏における「批判理論」とその社会哲学上の議論について
第3回[対面/face to face]:近代化と啓蒙(1)
カントにおける「未成年状態からの脱出」としての啓蒙
第4回[対面/face to face]:近代化と啓蒙(2)
野蛮に陥る啓蒙
近代化の両義性
第5回[対面/face to face]:近代化と啓蒙(3)
「未完のプロジェクト」としての近代
第6回[対面/face to face]:宗教と道徳(1)
近代における信と知
社会の世俗化
第7回[対面/face to face]:宗教と道徳(2)
生の意味の喪失
宗教の脱魔術化と再魔術化
第8回[対面/face to face]:宗教と道徳(3)
ポスト世俗の時代の宗教と道徳
宗教的言語の翻訳(不)可能性
第9回[対面/face to face]:芸術と文化(1)
近代における芸術の自律化
「芸術のための芸術」
第10回[対面/face to face]:芸術と文化(2)
芸術と「文化産業」
政治の美学化と美学の政治化
第11回[対面/face to face]:芸術と文化(3)
「アウシュヴィッツ以後」の芸術の可能性の模索
第12回[対面/face to face]:国家と政治(1)
近代的「国家」と民族主義
権威主義と伝統
第13回[対面/face to face]:国家と政治(2)
ナショナリズム的同一性を超えた政治共同体の可能性の模索
第14回[対面/face to face]:まとめ、課題もしくは試験
秋学期の学習事項のまとめ
学期末課題の提示もしくは試験の実施
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業で扱われる各トピックについて、参考文献の対応する箇所を読んで予習することが望まれます。また授業後には、配布物やノートに目を通し、参考文献を参照しつつ内容をまとめ直しておくことが望まれます。
テキスト(教科書)Textbooks
特に指定しません。授業は用意した資料に沿って進めます。
参考書References
・ホルクハイマー/アドルノ『啓蒙の弁証法』(徳永恂訳)、岩波書店〔岩波文庫〕
・ハーバーマス『近代 未完のプロジェクト』(三島憲一訳)、岩波書店〔岩波現代文庫〕
・『社会思想史事典』丸善出版
その他の参考文献は、授業中に指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績配分は、平常点(リアクションペーパーへの記入、その他の授業への取り組みなどの総合評価)40%、学期末課題もしくは試験の評価60%です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により昨年度のフィードバックはできませんが、受講者の意見はできるだけ取り入れたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業の場合に必要となるため、Zoom に接続可能な機器を準備してください。
その他の重要事項Others
春学期・秋学期合わせての履修を推奨します。