市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
BIO300LA(その他の総合生物・生物学 / Biology 300)ボルボックス生物論BBiology of Volvox B
植木 紀子Noriko UEKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6338 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(28名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The green alga Volvox is broadly used for studies of evolution of multicellularity. In this class, students address observation and experiment using Volvox and other organisms. The exciting microscopic world will provide students with opportunity to develop the ability to observe object accurately, to solve scientific problems and to describe experimental result and discussion.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Final grade will be calculated according to the following process; in-class contribution (30%), short test and class note (70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
植物プランクトンであるボルボックスは、生物の進化、特に単細胞生物から多細胞生物への進化を研究するための優れた実験生物です。顕微鏡下で生き物が繰り広げる不思議な世界を覗いてみましょう。
到達目標Goal
各テーマの背景や歴史を理解し、ボルボックスやその他の生物を用いた実験・観察とその結果の考察を行います。それを通じて、対象物を正確に観察し記述する能力、問題解決能力を身につけます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・初回授業のみZoomを用いたリアルタイム・オンライン形式で行います。
・第2回以降は、まず各回のテーマについて説明します。その後、各自実験・観察課題に取り組み、結果をノートに記録していただきます。
・授業ノートは数回に分けてHoppiiの「課題」から提出していただきます。
・毎回、授業内容に関する簡単な練習問題をHoppiiの「テスト/アンケート」に用意します。期限内に提出してください。
・質問は授業内のほか、Hoppiiの「テスト/アンケート」で受け付け、回答します。
・課題・練習問題・質問に対しては授業内もしくはHoppiiを通じて適宜フィードバックします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:進化における多細胞化
授業の概略を説明し、ボルボックスとそのなかまの生物を紹介します。
第2回[対面/face to face]:生活環と形態形成①
ボルボックスの丸い形の形成過程「インバージョン」について学びます。
第3回[対面/face to face]:生活環と形態形成②
インバージョンの過程をタイムラプス撮影します。
第4回[対面/face to face]:生活環と形態形成③
インバージョンの観察結果から、生物の形づくりのしくみと進化について考えます。
第5回[対面/face to face]:有性生殖とその進化①
ボルボックスの有性生殖個体と無性生殖個体を観察して比較します。
第6回[対面/face to face]:有性生殖とその進化②
ボルボックスに近縁の単細胞生物クラミドモナスの有性生殖(接合)の過程を観察します。
第7回[対面/face to face]:有性生殖とその進化③
生物の有性生殖が同形配偶から異形配偶を経て卵生殖へと進化してきた道筋を学びます。
第8回[対面/face to face]:粘菌の行動①
アメーバ状単細胞生物である真性粘菌の探餌行動を調べる実験を行います。
第9回[対面/face to face]:粘菌の行動②
粘菌内部の原形質が往復流動するようすを顕微鏡で観察します。
第10回[対面/face to face]:粘菌の行動③
粘菌が移動するようすをタイムラプス撮影し、解析します。
第11回[対面/face to face]:突然変異体の研究への利用①
突然変異体を利用した生物の研究方法について学びます。
第12回[対面/face to face]:突然変異体の研究への利用②
単細胞生物クラミドモナスの様々な突然変異体を観察し、特徴を調べます。
第13回[対面/face to face]:突然変異体の研究への利用③
突然変異体解析による研究の実例を示します。
第14回[対面/face to face]:まとめ
第13回までの授業のまとめを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講生の皆さんは、予習として各回の授業について、事前調査を行ってください。復習としては、毎回、授業で行った観察や実験についてのノート整理を行ってください。本授業の予習・復習時間は、それぞれ2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
参考書は、必要に応じて授業内で提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点 30%
・授業後の練習問題および授業ノート 70%(提出状況・理解度等を評価します)
・試験は行いません。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
昨年度は、感染状況等を考慮して、オンデマンド方式と対面方式から毎回どちらかを選べる形にしました。他の授業との兼ね合いや体調に応じて選べるため安心して学習に取り組むことができたとの感想をいただきました。また、オンデマンドはじっくり集中して受講・観察でき、対面は実際に手を動かして実験を体験できるというそれぞれに良い点があったようです。本年度は全員対面方式が基本となるため、対面方式の良い点を大いに活用していきます。
また、授業や実験が新鮮だった・難しすぎず楽しく学べた・最新の研究を知ることができてよかったなどの声をいただいています。これらを踏まえ、本年度も皆さんが楽しんで取り組める授業にしていきます。
その他の重要事項Others
・できるだけ、専用のノートを一冊用意して下さい。
・授業への遅刻は、特別な理由がない限り、厳禁とします。
・生物材料の準備状況によって、予定を変更する場合があります。