市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM300LA(その他の化学 / Chemistry 300)物質の科学BChemistry in Daily Life B
中田 和秀Kazuhide NAKATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6328 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Since the dawn of history, human beings have synthesized a variety of useful chemical substances to utilize them in daily lives. In recent years, performances of chemical products have exponentially improved with the rapid progress of chemistry and chemical technology, which play a part of advanced modern civilization. On the other hand, our interests on such chemical substances seem to have unfortunately decreased with the increase of their durability. In this lecture, students perform various kinds of chemical experiments such as analyses, syntheses, and so on. Understanding chemistry in the fundamental viewpoint through experiments is the purpose of this lecture. Studying time will be more than two hours for a class. Students will be expected to have completed the required assignments and lab reports that should be submitted through HOPPII (https://hoppii.hosei.ac.jp). Overall grade in the class will be decided based on the following; attendance: 25%、assignments and lab reports: 25%、in class contribution: 50%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
有史以来、人類は多くの有用な化学物質をつくりだして生活に利用してきました。近年、化学の著しい進歩によって化学製品の性能は飛躍的に上がり、高度な現代文明の一翼を担っています。しかし、同時に耐久性も増したことで、人々が物質に関心をもつ機会が減少してきたように思えます。本授業では、いろいろな物質の合成や分析を体験し、「物質」に関する基礎的な理解を深めることを目的とします。
到達目標Goal
本授業では、石けんからエッセンシャルオイルまで、我々に身近な物質を幅広く取りあげます。化学実験を取り入れた授業を行い、各テーマに現れる物質の性質や反応について基礎的に理解することを目標とします。作成したものの一部は持ち帰ることが出来るので、授業に対する興味が増すと思われます。また、これまで化学を履修したことがなくても授業を理解できるように配慮いたします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回の授業では、まず、学習支援システム(HOPPII)からプリント教材をダウンロードして各自で印刷します。そのプリント教材をよく読んでから授業に臨んでください。各テーマごとに講義、演習、および、実験を取り入れた授業を行います。本授業は基本的には対面授業によって行われますが、講義や演習を行う場合にはオンライン形式で授業を行うこともあります。実験日には、最初に各実験に関する注意事項の説明を受けた後、各自または各班で実験を行います。注意事項には実験器具の操作や危険な薬品に関する情報が含まれます。注意を聴かずに実験にのぞむと火災や失明などの重大な事故を招く恐れがあるので遅刻はしないで下さい。各テーマ毎に課題として演習問題や実験レポートの作成・提出を行います。完成した課題は学習支援システム(HOPPII)を通して提出します。提出していただいた課題については次回の授業内でフィードバックを行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業の目的と概要を説明します。また、受講希望者が定員を超過した場合には抽選を行います。
第2回[オンライン/online]:水の硬度
石けんの泡立ちに関係する水の硬度について概要と測定方法を解説します。
第3回[対面/face to face]:定量分析(1)
水道水や天然水のカルシウムイオン濃度を測定します。
第4回[対面/face to face]:定量分析(2)
水道水や天然水の硬度を測定します。
第5回[オンライン/online]:油脂の構造と種類
石けんの原料である油脂について分子構造と種類を学習します。
第6回[オンライン/online]:けん化価(1)
油脂の性質を表し石けんを合成する際にも重要な指標となるけん化価について学習します。
第7回[対面/face to face]:けん化価の測定(1)
中和滴定によりけん化価を測定します。2回にわたって測定し精度を確保します。(第1回)
第8回[対面/face to face]:けん化価の測定(2)
中和滴定によりけん化価を測定します。2回にわたって測定し精度を確保します。(第2回)
第9回[オンライン/online]:けん化価(2)
測定したけん化価から、石けんを合成する際に必要な水酸化ナトリウムの量がどのように計算されるか学習します。
第10回[対面/face to face]:オリーブ油石けんの合成
測定したけん化価を利用して、オリーブ油石けんを合成します。
第11回[対面/face to face]:やし油石けんの合成
測定したけん化価を利用して、やし油石けんを合成します。
第12回[対面/face to face]:透明石けんの合成
測定したけん化価を利用して、透明石けんを合成します。
第13回[対面/face to face]:蒸留・比重
蒸留・比重など物質に関する基本概念を学習し実験方法を解説します。
第14回[対面/face to face]:アルコール濃度の測定
蒸留前・蒸留後の酒類のアルコール濃度を比重測定を通して決定します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。できるだけ早い段階で、プリント教材を通読して授業に臨んでください。各テーマ終了後は、データ整理や発展的な読書を行って課題やレポート作成をおこなってください。
テキスト(教科書)Textbooks
授業ではプリント教材を配布して使用します。教科書は使用しません。
参考書References
授業中に適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験は実施しません。成績は、出席(25 %)、各テーマ毎に提出するレポート(25 %)、および、平常点(50 %)によって決定されます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
実験を体験できる授業は非常に楽しく有意義であるとのことですので、引き続きそのような授業形式で進めてまいります。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
PCやタブレット端末等、オンライン授業に必要な機器を準備しておく必要があります。
その他の重要事項Others
春学期に開講される「物質の科学A」から連続して受講してください。
受講希望者が定員(24名)を超える場合は抽選を行うので、受講を希望する学生は春学期の「物質の科学A」の第1回目の授業に必ず出席してください。
また、本授業の直後、すなわち、水曜日4時限に「教養ゼミⅠ・Ⅱ」も担当しております。合わせての履修をご検討いただければ幸いです。
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第1回授業は、Zoomを利用したオンライン授業となります。Zoomのアクセス情報は、授業開始までに学習支援システム(HOPPII)の「お知らせ」欄に掲載します。