市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CHM300LA(その他の化学 / Chemistry 300)光と色の科学AThe Science of Light and Color A
中島 弘一Kouichi NAKAJIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6325 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
The aim of the course is to help students acquire an understanding of the fundamental principles of light and color. The course “A” deals with behavior of light, correlation between light and color, systems of light emitting and mechanism of visual perception. Study time of students will be more than two hours for a class. A grade point will be evaluated from a score of term-end examination (70%), and in-class contribution (30%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
夕焼けは雲が赤いのであって、空は赤く染まりません。虹はよく見ると二重になっているのを知っていますか?宝石の色は何に由来するのでしょう?赤、黄、青の三色しかないのにフルカラーで印刷されるプリンターの仕組みは?ボールペンで書いた文字が消える仕組みを知っていますか?…こういった不思議な現象や物が身の回りにはたくさんあります。これらを完全に理解するのは少し難しいかもしれませんが、自然科学の基本を組み合わせることで、理屈は理解できるようになります。講義による解説と道具を使った観察を通じて光と色の関係を理解することを目標にしています。
到達目標Goal
人間の目がどうやって色を認識するのかが理解できます。
ろうそくの炎、蛍光灯、LEDなどが光る仕組みと違いを学ぶ。
オーロラや虹など自然界に見られる現象を科学的に理解する。
光の性質を利用した便利グッズの仕組みを理解できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
実験室での対面授業を基本とします。講義が主体ですが、できるだけ実際に見たり、触れたりしながら授業を進めたいので、いろいろな道具を使ったり、簡単な実験も行う予定です。講義の最後に、毎回、簡単な課題を出して、理解度を確認します。課題の解説は原則、翌週の講義の中で行います。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:講義概要
1年間分の講義の中身についてどのようなものか紹介します。
第2回[対面/face to face]:光と色の混色
光を混ぜ合わせた時と色素を混ぜ合わせた時の違いについて学びます。
第3回[対面/face to face]:視覚と色覚
目の構造と色覚についてその仕組みを学びます。
第4回[対面/face to face]:色覚の変遷と色覚異常
色覚異常の仕組みと視覚、色覚の進化について解説します。
第5回[対面/face to face]:電磁波と光
光は電磁波の一種です。大きな範疇の電磁波について学びます。
第6回[対面/face to face]:光の利用
身の回りにある光や電波の利用について解説します。
第7回[対面/face to face]:光源の種類と発光の仕組み
その1(放電管・蛍光灯・電球)
ネオンサインと蛍光灯、電球の発光原理の違いについて学びます。
第8回[対面/face to face]:光源の種類と発光の仕組み
その2(LED)
LEDの発光原理を解説します。同じ電気で発光しているのに電球や蛍光灯ともまた違った原理で光っています。
第9回[対面/face to face]:オーロラ
オーロラの発光原理を学びます。
第10回[対面/face to face]:生物発光
ホタルや夜光虫、オワンクラゲの発光原理とその応用を学びます。
第11回[対面/face to face]:化学発光(実験)
ルミノール発光は血痕鑑定という犯罪捜査に利用されていますが、その仕組みを実験を通じて学びます。
第12回[対面/face to face]:屈折と散乱
屈折や散乱の仕組みを学び、虹や空の色を理解する。
第13回[対面/face to face]:干渉と偏光
干渉や偏光の仕組みを学び関連する身の回りの現象や応用例を理解する。
第14回[対面/face to face]:まとめ
春学期の振り返りを行います。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
日ごろから身の回りの光や色について感心をもち、気づいたことがあれば、インターネットで検索して学習するとともに、授業内で質問する。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
授業内容に一致するテキストが見当たらないので、適宜、プリントを配布します。
参考書References
中原勝儼著「色の科学 改訂版」,培風館,1999.
江森康文他著「色 その科学と文化」,朝倉書店,1984.
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回科す課題への取り組み(30%)と期末試験の結果(70%)を元に成績をつけます。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
授業の中身は高校の物理、化学、生物にまたがる内容となっています。人間の目が色を認識する仕組みは生物的な知識が、オーロラや虹の仕組みは物理の知識が必要ですし、物体の色は原子や分子の構造に関係します。理科が不得手な人にはちょっと難しい内容かもしれませんが、基本的なところから解説します。つながりがわからないようであれば、勇気を出して授業内で声を出してください。講義だけでは理解しにくいと思うので、実際に見たり、触れたり、簡単な実験をしたりしながら授業を進めますので、原則、対面での授業を想定しています。
その他の重要事項Others
いくつか講義の中で小道具を使ったり、簡単な実験を行う関係で定員(24名)を設けています。この授業の履修を希望する方は必ず初回の授業に出席してください。秋学期のBの内容も春の初回に説明します。