市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHY300LA(物理学 / Physics 300)現代の錬金術AModern Alchemy A
井坂 政裕Masahiro ISAKA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6313 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | この授業は「Web履修抽選対象授業」です。抽選エントリー期間は2022年4月3日(日)10:00~6日(水)9:00、結果発表は4月6日(水)22:00(予定)です。履修ガイド(https://hosei-keiji.jp/ilac/rishuguide2022/)を確認のうえ、情報システムから期間内にエントリーしてください。定員に満たない場合も、抽選結果発表後の追加受入れは一切ありません。履修を希望する場合は、必ずエントリー期間内に申し込んでください。 |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
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Outline (in English)
Course outline: This course introduces basic knowledge of the modern physics through the history of alchemy. It also helps students acquire an understanding of the hierarchy and origin of matter.
Learning Objectives: By the end of the course, students should be able to do the following:
・Explain attempts and difficulties of the alchemy in the ancient and middle ages
・Describe the hierarchy of matter from smallest to largest
・Discuss the evidences that indicates the existence of atoms
・Explain the structure of atom from the point of view of modern physics
・Explain the periodic table of elements in terms of the electron orbit
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policy: Grading will be decided based on mini-exam in each class meeting (50%) and term-end report (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代でも希少価値が高く富の象徴でもある金は、古くから人類を魅了し続けてきた。錬金術は金を人工的に作り出そうとする試みであったが、金を他の物質から作り出すことはできず、失敗に終わった。しかし、そうした試みは、「物質は何からできているのか?」という根源的な問いに繋がるものであり、錬金術の発展(失敗)によって科学・技術が大いに進展したこともまた事実である。本講義では、科学の発展により、物質の究極の構成要素がどのように探究・理解されてきたのかを解説する。
本講義を通して、学生は、物理学の知識に基づき、「物質の究極の構成要素とは何なのか」という問いに対する現代的な答えや考え方を学ぶ。
到達目標Goal
・自然現象や我々の生活を支えている科学技術を理解するための基礎知識を身につける。
・我々を構成している物質やその成り立ちについて科学的に理解することができる。
・元素について、個々の元素の化学的性質や物理的性質だけでなく、社会における利用例などを含めて多角的な観点から理解することができる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
本授業は資料配布型オンデマンド授業として実施し、資料は学習支援システムにより配布する。配布資料では、高校で物理や化学を履修しなくても理解できるよう、平易に説明する。毎回、授業内容に関する選択式問題による小テストを、学習支援システム上で実施する。最終授業で、13回までの講義内容のまとめや復習だけでなく、小テストに対する講評や解説も行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:序章
特に物質の階層性に着目し、本講義の内容について概観する
第2回[オンライン/online]:原子は存在するのか?(1)
化学反応の基本法則と、それが示唆する原子の存在について
第3回[オンライン/online]:原子は存在するのか?(2)
気体の法則と分子運動論について
第4回[オンライン/online]:原子は存在するのか?(3)
分子運動論から統計力学への発展について概観する
第5回[オンライン/online]:原子は構造を持つのか?(1)
原子が構造を持つことを示すヒントとして、元素の周期律を中心に解説する
第6回[オンライン/online]:原子は構造を持つのか?(2)
第5回に引き続き、電気分解の法則や原子スペクトルを解説する
第7回[オンライン/online]:電子の発見と原子模型
電子の発見に関する実験や、それに基づく原子模型について
第8回[オンライン/online]:原子核の発見と原子核構造
ラザフォード実験の解説と、それに基づく原子構造の理解について
第9回[オンライン/online]:原子構造(1)
電子配置と元素の周期性、化学結合のしくみについて解説する
第10回[オンライン/online]:原子構造(2)
磁性など、量子力学により説明可能な物質の性質について解説する
第11回[オンライン/online]:放射能の発見
放射能の発見とそれが意味することについて
第12回[オンライン/online]:原子核と放射線
原子核の性質や放射線について
第13回[オンライン/online]:春学期のまとめ(1)
春学期授業のまとめを行う。また、春学期の授業内容に関連する話題を紹介する。
第14回[オンライン/online]:春学期のまとめ(2)
第13回までに実施した小テストの講評や解説を中心に、春学期の授業内容を振り返る。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・次回以降の授業内容の理解を助けるためにも、配布資料などをもとに、各回の学習内容の復習を行うこと。
・身の回りの自然現象や科学ニュースに関心を持つこと。
・授業内容が深く関連する自然現象や科学技術などの具体例が何か考えること。
・本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストは使用しない。
参考書References
必要に応じて授業中に紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末レポート(約50%)と小テスト(約50%)により評価する。毎回の授業内容に関する小テストを学習支援システム上で実施する。期末レポートは、授業内容に関する課題を出題する。期末試験は実施しない。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
わかりやすい説明と資料作りを心がけます。