市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
POL300LA(政治学 / Politics 300)教養ゼミⅠLiberal Arts Seminar Ⅰ
憲法と現代社会A
金子 匡良Masayoshi KANEKO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6223 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
In this class, we will learn about the Constitution of Japan by carefully reading the basic books of the Constitution and discussing it. The text of the Constitution itself is nothing more than a list of simple words, but by reading each text based on the history and ideas that underlie it, we can understand the social image that the Constitution would aim for. We will clarify the implications of the Constitution in a seminar-style dialogue.
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading will be decided based on reports (50%), and the quality of the students’ experimental performance (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、憲法の基本書を丹念に輪読し、質疑や議論を積み重ねることによって、憲法をより深く学んでいく。憲法条文そのものは、簡素で無機質な文字の羅列に過ぎないが、その土台となっている歴史や思想を踏まえて個々の条文を読み解くことによって、憲法が目指すべき社会像や国家像が見えてくる。この授業では、ゼミ形式による対話の中で、憲法の含意を明らかにしていく。なお、ゼミ形式の授業であるため、通常の講義科目とは異なり、参加者が自主的に調べ、報告し、議論することによって授業を進めていく。そのため、この授業では、憲法に関する知識を学ぶだけではなく、「調べる・報告する・議論する」というスキルを身につけることも目的とする。
到達目標Goal
①憲法の基礎をなす思想やその歴史的背景を理解する。
②日本国憲法の成立経緯を理解する。
③日本国憲法が保障する人権の内容について理解する。
④日本国憲法が定める国家機構について理解する。
⑤ゼミナールで必要となる「調べる・報告する・議論する」というスキルを身につける。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
日本国憲法に関する基本書を輪読することによって、基礎的な知識を身につけた上で、さらに掘り下げて考察すべきテーマを設定し、報告者を指定して報告を求める。授業は原則として対面での実施を予定しているが、感染状況によっては、ZOOMを用いたオンライン授業に変更する場合もある。いずれにしても、ゼミナール形式で行うため、受講者による報告と議論によって授業を進めていく。
報告に対しては授業の中でコメントやアドバイスをしてフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:オリエンテーション
授業の進め方について説明する。
第2回[対面/face to face]:近代立憲主義の成立①
基本文献の輪読
第3回[対面/face to face]:近代立憲主義の成立②
報告と討論
第4回[対面/face to face]:日本憲法史①
基本文献の輪読
第5回[対面/face to face]:日本憲法史②
報告と討論
第6回[対面/face to face]:天皇制①
基本文献の輪読
第7回[対面/face to face]:天皇制②
報告と討論
第8回[対面/face to face]:平和主義①
基本文献の輪読
第9回[対面/face to face]:平和主義②
報告と討論
第10回[対面/face to face]:人権総論①
基本文献の輪読
第11回[対面/face to face]:人権総論②
報告と討論
第12回[対面/face to face]:思想・良心の自由①
基本文献の輪読
第13回[対面/face to face]:思想・良心の自由②
報告と討論
第14回[対面/face to face]:全体のまとめ
全体のまとめと補充報告
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
文献の輪読に当たっては、受講者全員が事前に指定された文献を読み、問題点や疑問点をまとめておく。報告に当たっては、報告者は報告の準備を行うとともに、他の参加者は報告に対する質問を準備する。毎回の授業の後には、自分なりの気づきや考えを整理しておく。なお、本授業の準備学習・復習時間に要する時間は、それぞれ2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
長谷部恭男『憲法講話』(有斐閣、2020年)
参考書References
適宜指示する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
報告の内容に対する評価(50%)と、授業中の発言頻度および発言内容に対する評価(50%)を合算して評価を行う。なお、学期末にレポートを課すことがある。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ゼミに不慣れな1・2年生が受講者の大半を占めることを考慮し、文献の探し方やレジュメの作り方などの指導にも時間を割く予定である。