市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
CUA300LA(文化人類学・民俗学 / Cultural anthropology 300)文化人類学方法論BMethodologies of Cultural Anthropology B
石森 大知Daichi ISHIMORI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6212 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course introduces the foundations of cultural anthropology, especially concerning on the tourism. The goals of this course are to obtain basic concepts and theories of the anthropology of tourism, and understand the impacts of tourism on the local culture, environment and society. Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content. Grading will be decided based on briefing paper and report (30%) and in class contribution (70%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本授業では、観光に関するテーマを文化人類学的な視点から扱います。観光の現場では、ローカルな文化・環境・宗教などが新たな意味や価値をもつものとして資源化され、ナショナルおよびグローバルな文脈に位置づけられる現象が起こっています。観光客を迎える人たち(=ホスト)はいかに資源化をおこない、観光客(=ゲスト)はそれをどのように経験するのでしょうか。また、ゲストとホストの双方にとってより良い観光とは何でしょうか。本授業では、これらの問いや疑問について考察します。
到達目標Goal
・文化人類学、観光人類学の専門的な概念や理論を習得する。
・観光に関する国内外の事例を学ぶことを通して、グローバル化時代の観光現象を広い視野から理解する能力を身に付ける。
・文献の内容をただ理解するだけではなく、批判的な読み方をできるようにする。その作業を通して、自らの問題関心と関連付けて考えられるようにする。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP3、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・本授業では、基本的に毎回発表者を立てる(主に履修者による発表・輪読の形式で授業を進めるが、適宜講義も取り入れる)。発表者はレジュメに基づいて発表し、それを受けて履修者全員で討論を行う。よって全ての履修者は文献を熟読の上で授業に参加すること。
・履修者から出された興味深いコメントや質問等を授業内で取り上げ、全体に対してフィードバックを行うとともに、さらなる議論に活かします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
授業の進め方とスケジュール、履修上の注意、発表順の決定
第2回[対面/face to face]:観光の形態
観光+人類学とは何か
第3回[対面/face to face]:観光と文化
(文献の発表と討論)観光の現場で創られる文化
第4回[対面/face to face]:観光と開発
(文献の発表と討論)観光と地域開発の結びつき
第5回[対面/face to face]:日本人と海外観光
(文献の発表と討論)マスツーリズムの歴史
第6回[対面/face to face]:観光におけるホストとゲスト
(文献の発表と討論)ホスト/ゲスト論の再検討
第7回[対面/face to face]:楽園と観光
(文献の発表と討論)楽園イメージの創造
第8回[オンライン/online]:ふるさと/都市観光
(文献の発表と討論)日本観光の一断面
第9回[オンライン/online]:環境と観光
(文献の発表と討論)エコツーリズムとは何か
第10回[オンライン/online]:宗教と観光①
(文献の発表と討論)宗教/巡礼ツーリズム
第11回[オンライン/online]:宗教と観光②
(文献の発表と討論)宗教/巡礼ツーリズム
第12回[オンライン/online]:そのほかの観光①
(文献の発表と討論)世界遺産、ロングステイ
第13回[オンライン/online]:そのほかの観光②
(文献の発表と討論)テーマパーク、アニメ
第14回[オンライン/online]:総括
秋学期のまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・輪読に使用する文献の予習・復習を行う(発表担当者かどうかに関わらず文献を熟読)。
・図書館などで関連文献を探し、授業の理解を深める。
・発表のための資料作成やプレゼンテーションの練習を行う。
・本授業の準備学修・復習時間は各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書はとくに指定せず、必要に応じて関連資料を配布します。
参考書References
綾部恒雄編『文化人類学20の理論』弘文堂、2006年。
山下晋司『観光人類学の挑戦―「新しい地球」の生き方』講談社、2009年。
山中弘編『宗教とツーリズム―聖なるものの変容と持続』世界思想社、2012年。
鏡味治也ほか編『フィールドワーカーズ・ハンドブック』世界思想社、2011年。
橋本和也『地域文化観光論―新たな観光学への展望』ナカニシヤ出版、2016年。
(以上のほか、授業時に適宜紹介します)
成績評価の方法と基準Grading criteria
討論・発表内容、授業への参加態度など平常点(70%)を重視するとともに、授業内で課す予定のレポートやレジュメの内容(30%)も評価対象とする。この成績評価の方法をもとに、本授業の到達目標の60%以上を達成した者を合格とする。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
文字や音声などの情報だけではなく、できるだけ多くの写真や映像資料を用いることで授業内容の理解を促すようにする。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
資料配布・課題提出等のために授業支援システムを利用します。
その他の重要事項Others
・第1回目授業には必ず出席してください。事前の連絡や相談もなく第1回目授業を欠席した場合は原則、履修を認めません。
・履修者数の多寡やその他の事由により授業計画等に変更が生じることもあります。その場合は、授業内もしくは学習支援システムで周知します。