市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
HIS300LA(史学 / History 300)イギリスと帝国BBritain and the British Empire B
大澤 広晃Hiroaki OSAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6144 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火1/Tue.1 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
<Course outline>
This course examines the South African War (1899-1902) from multiple perspectives. In doing so, it considers significance and impact of this great colonial war the British empire had even fought. It also aims to provide students with opportunities to experience practice of historical research first hand, through which they can learn methodology, problems, and importance of 'doing history'
<Learning objectives>
1) Students are able to understand the significance and impact of the South African War in multiple historical contexts.
2) Students are able to acquire basic skills of historical analysis through practice of ‘doing history’.
<Learning activities outside of classroom>
Students have to spend at least two hours on preparation for and review of each class respectively. They are expected to read relevant books, such as those listed in the reference section, and learn by themselves. They also have to work on assignments given by the instructor.
<Grading policy>
Class participation and assignments: 50% Final examination: 50%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
南アフリカ戦争(1899〜1902)は、帝国主義戦争の典型ともいわれ、イギリス本国、南アフリカ、イギリス帝国全体に大きな影響を及ぼした。この授業では、南アフリカ戦争に焦点をあて、それをさまざまな角度から分析することを通じて、その歴史的意義を考察したい。そうすることで、イギリスとその帝国の歴史の一断面を、重層的な文脈に位置づけて理解することを目指す。
到達目標Goal
・南アフリカ戦争という歴史的事象を、さまざまな歴史の文脈に照らして考察する歴史的思考力を身につける。
・具体的なテーマを素材に歴史学を「実践」することで、その方法や問題、意義などを体験的に理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
この授業は原則として講義形式で行うが、授業中に質問をしたり、リアクションペーパーを積極的に活用したりして、受講生と「対話」しながら進めることを心がける。また、資料に基づく(英語の資料を使用する場合もある)ディスカッションや、受講生の数に応じてプレゼンテーションをしてもらうことも考えている。課題や質問に対しては、授業の内容や目的に照らして有益なものを抽出したうえで、次の授業までにフィードバックする。なお、春学期に開講する「イギリスと帝国A」を事前に履修することを強く勧める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:イントロダクション
授業の概要を説明する。
第2回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の概要
戦争の背景と展開を概観する。
第3回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の起源:開戦の原因
開戦の原因とそれをめぐる論争について考える。
第4回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の経験1:兵士と帝国臣民
兵士と帝国の人々が戦争をどう経験したのかを学ぶ。
第5回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の経験2:女性たち
女性たちが戦争をどう経験したのかを学ぶ。
第6回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の経験3:アフリカ人
アフリカ人が戦争をどう経験したのかを学ぶ。
第7回[対面/face to face]:南アフリカ戦争とイギリス本国1:帝国意識
イギリス本国の戦争支持の世論を帝国意識の観点から考える。
第8回[対面/face to face]:南アフリカ戦争とイギリス本国2:親ボーア派
イギリス本国の戦争批判の世論を親ボーア派に着目して考える。
第9回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の影響1:イギリス
戦争がイギリス本国に与えた影響を学ぶ。
第10回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の影響2:南アフリカ
戦争が南アフリカに与えた影響を学ぶ。
第11回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の影響3:帝国
戦争がイギリス帝国と他の植民地に与えた影響を学ぶ。
第12回[対面/face to face]:世界史のなかの南アフリカ戦争
戦争を同時代の世界史の文脈に位置づけて考える。
第13回[対面/face to face]:南アフリカ戦争の歴史的意義
南アフリカ戦争の意義をさまざまな歴史的文脈に即して考える。
第14回[対面/face to face]:まとめ
授業の内容を総括する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。以下に掲げる参考書などを自主的に読み、授業で扱う内容についての理解を深める。また、授業で用いる資料について宿題が課される場合もある。
テキスト(教科書)Textbooks
使用しない。授業でプリントを配付する。
参考書References
木畑洋一ほか編著『イギリス帝国と20世紀』(全5巻)ミネルヴァ書房、2004〜2009年(とくに第1巻と第2巻)
前川一郎『イギリス帝国と南アフリカ―南アフリカ連邦の形成』ミネルヴァ書房、2006年
歴史学研究会編『強者の論理—帝国主義の時代』(講座世界史5)東京大学出版会、1995年
木畑洋一『支配の代償―英帝国の崩壊と「帝国意識」』東京大学出版会、1987年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・平常点(授業参加度、課題への取り組み):50%
・期末試験:50%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生のみなさんの興味関心を探りつつ、できるだけ能動的に参加できる授業を目指します。