市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
PHL300LA(哲学 / Philosophy 300)キリスト教思想史AThe History of Christian Thought A
吉田 敬介Keisuke YOSHIDA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | Q6133 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 法文営国環キ2~4年 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | ※定員制(30名) |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 総合科目 |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
Course outline: This course deals with the history of Christian thought from the Judaism to the Middle Ages.
Learning Objectives: The goals of this course are to (A) understand the history of Christian thought, (B) examine it academically, and (C) explain it properly.
Learning activities outside of classroom: Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policies: Grading will be decided based on in-class contribution (40%), and term-end report or examination (60%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、キリスト教という宗教およびその思想の成立を、歴史的背景から概観します。とりわけ、ユダヤ教からキリスト教が生成してくるそのプロセス、聖書において叙述されるキリスト教の主要な特徴、中世におけるキリスト教思想の展開について、検討します。その際キリスト教は、信仰されるべき真理というよりも、学問的な知の対象として考察されることになります。授業を通して、キリスト教思想の成立について基本的な学問的知識を獲得することが目指されます。
到達目標Goal
(A)キリスト教思想の成立を、歴史的背景から理解できる。
(B)キリスト教思想の成立を、学問的な知の対象として考察できる。
(C)キリスト教思想について理解したこと・考察したことを、自らの言葉で叙述できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP3、国際文化学部:DP2、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式で、毎回のテーマごとに進めていきます。授業用の資料は、その都度提示(必要に応じて配布)します。
適宜リアクションペーパーの提出を求める他、学期末には授業の内容を踏まえた課題もしくは試験を課す予定です。リアクションペーパーについては、できる限り授業時にフィードバックを行います。学年末課題もしくは試験の内容・評価基準は授業で提示します。
なお、重要なお知らせをすることもありうるので、適宜、授業支援システムHoppiiを確認するようお願いします。
授業の定員は30名の予定です。この定員を超えた場合は選抜を行いますので、受講希望者は必ず初回の授業に出席してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション・選抜
授業の進め方の確認
定員を超える場合は選抜
第2回[対面/face to face]:キリスト教思想史を学ぶとは
キリスト教思想史を学問的な知の対象として扱うとはどういうことかの考察
第3回[対面/face to face]:ユダヤ教の成立と特色
ユダヤ教の成立史の概観
一神教としての独自性
第4回[対面/face to face]:ユダヤ教の展開
ユダヤ教の展開の概観
ユダヤ教の律法主義
第5回[対面/face to face]:イエスの生涯
イエスの生涯と活動
その誕生と死、復活
第6回[対面/face to face]:イエスの思想
弟子たちへのイエスの教え
処刑と復活についての考察
第7回[対面/face to face]:使徒と原始キリスト教
イエスの死と使徒たち
パウロによる教義の定式化
第8回[対面/face to face]:聖書の成立
文書としての「聖書」の成立史
聖書の構成とその意義
第9回[対面/face to face]:古代から中世へ(1)
教父たちによる教義の形成
三位一体論をめぐる論争
第10回[対面/face to face]:古代から中世へ(2)
アウグスティヌスの思想
カトリック思想体系の成立
第11回[対面/face to face]:中世キリスト教(1)
教皇とカトリックの位階制度
正統と異端
第12回[対面/face to face]:中世キリスト教(2)
修道院の展開
ドミニコ会とスコラ学
第13回[対面/face to face]:東方のキリスト教
正教の成立と特色
イコンをめぐる問題
第14回[対面/face to face]:まとめ、課題もしくは試験
春学期の学習事項のまとめ
学期末課題の提示もしくは試験の実施
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業で扱われる各トピックについて、教科書や参考文献の対応する箇所を読んで予習することが望まれます。また授業後には、配布物やノートに目を通し、教科書や参考文献を参照しつつ内容をまとめ直しておくことが望まれます。
テキスト(教科書)Textbooks
谷口静浩『諸宗教の歩み 事実と本質のあいだで』晃洋書房。
参考書References
・『岩波キリスト教辞典』岩波書店
・小田垣雅也『キリスト教の歴史』講談社〔講談社学術文庫〕
・木村凌二『多神教と一神教』岩波書店〔岩波新書〕
その他の参考文献は、授業中に指示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
成績配分は、平常点(リアクションペーパーへの記入、その他の授業への取り組みなどの総合評価)40%、学期末課題もしくは試験の評価60%です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度授業担当者変更により昨年度のフィードバックはできませんが、受講者の意見はできるだけ取り入れたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンライン授業の場合に必要となるため、Zoom に接続可能な機器を準備してください。
その他の重要事項Others
春学期・秋学期合わせての履修を推奨します。