市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course
LANd300LA(ドイツ語 / German language education 300)教養ゼミⅠLiberal Arts Seminar I
独仏文化論
辻 英史、竹本 研史Hidetaka TSUJI, Kenji TAKEMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 市ヶ谷リベラルアーツセンター(ILAC)ILAC Course |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | Q6425 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月3/Mon.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 法文営国環キ2~4年※定員制 |
他学部公開科目Open Program | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | |
カテゴリー(2017年度以降)Category (2018~) |
2017年度以降入学者 ILAC科目 300番台 総合科目 教養ゼミ |
カテゴリー(2016年度以前)Category (2017) |
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Outline (in English)
History of the cultural transfer between France and Germany
授業で使用する言語Default language used in class
その他言語 / Other
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
ドイツ・フランス文化交流史
ドイツとフランスはヨーロッパ大陸の中央に位置する隣国同士であり、古くから影響を与えあい、ときには競合したり、激しく対立する関係にあった。このような歴史的経緯から、両国の文化はある部分は共通の要素をもっている一方で、別のある部分はいたって対照的な要素をもっている。
この二国のように共通点と差異を同時にもつ多様な文化が地域のなかに共存していることは、現代ヨーロッパの特徴でもある。この授業では、ドイツとフランスの交流関係の長い歴史の里程標をたどることで、ヨーロッパの文化的な豊かさを知ることを目的とする。ドイツとフランスの歴史や文化に興味があり、訪問の予定がある人には最適の授業である。
なお、ここで言うドイツにはドイツ語圏のオーストリア、スイスの一部などが、フランスにはその海外県や旧植民地だった地域、スイスやベルギーの一部、ルクセンブルクなどが、それぞれ含まれる。
到達目標Goal
文化や芸術作品を通じて、ドイツとフランスの相互の文化的な影響関係を理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
各学部のディプロマ・ポリシーのうち、以下に関連している。法学部・法律学科:DP3・DP4、法学部・政治学科:DP1、法学部・国際政治学科:DP1、文学部:DP1、経営学部:DP1、国際文化学部:DP1、人間環境学部:DP2、キャリアデザイン学部:DP1
授業で使用する言語Default language used in class
日本語・ドイツ語・フランス語
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回テーマを設定し、その枠内でドイツとフランスを専門とする2名の教員(辻英史・竹本研史)が両国の芸術作品やその背景を紹介したのち、参加者の関心や質問に応じてさらに追加説明を加えたり、議論を広げていく。画像や映像のほか、音楽や文学作品などを取り扱う。
春学期は中世から19世紀までの前近代の時期を扱う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロ ドイツとフランス――「宿敵」か?「盟友」か?
ドイツとフランスの歴史概説。
第2回:Part 1 中世のドイツとフランス
ローマ帝国のアルプス以北地域への影響と、中世という時代の特徴について。
第3回:Part 1 中世のドイツとフランス中世キリスト教文化にみるドイツとフランス
「ロマネスク」芸術と「ゴシック」芸術の両国での普及と発展。
第4回:Part 1 中世のドイツとフランス
中世における移動する人びと(巡礼や職人遍歴)について。
第5回:Part 2 宮廷社会とバロック
ルネサンス・宗教改革と絶対主義君主政の出現について。
第6回:Part 2 宮廷社会とバロック絶対王政とバロック芸術
フランス・ブルボン家の宮廷社会と文化について(絵画や建築、演劇にバロックと古典主義の展開)。
第7回:Part 2 宮廷社会とバロック
ドイツ語圏諸領邦の宮廷文化(バロック・ロココの建築)について。
第8回:Part 3 アンシャンレジームと18世紀市民社会
啓蒙主義の出現とそのヨーロッパへの影響。ドイツ語圏における啓蒙絶対主義君主の登場。
第9回:Part 3 アンシャンレジームと18世紀市民社会
18世紀ドイツ語圏の都市音楽文化について(バロックから古典主義へ)。
第10回:Part 3 アンシャンレジームと18世紀市民社会
文学にみる18世紀市民文化の発展。
第11回:Part 4 フランス革命とナポレオン戦争
フランス革命の経緯とその政治文化の形成、ドイツ語圏への影響について論じる。
第12回:Part 4 フランス革命とナポレオン戦争
神聖ローマ帝国の崩壊とドイツのナショナリズムの目覚めについて。
第13回:Part 4 フランス革命とナポレオン戦争
皇帝ナポレオンによる統治と、同時代の芸術について。
第14回:まとめ
独仏関係から近代以前のヨーロッパ文化について考える。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業の内容にもとづき、質問や感想を記したリアクションペーパーを作成して提出してもらう。毎回の授業でその前回分のフィードバックをおこなう。また授業中は自分の関心にそって積極的に発言・質問して欲しい。
テキスト(教科書)Textbooks
授業中にプリントを配布するほか、モニター・画面で映像・画像を見せる。
参考書References
授業中に適宜指示するが、山川出版社やミネルヴァ書房から出ている概説書を読んでおくことを勧める。
『新版各国世界史』(山川出版社)
ドイツ(木村靖二編)2001年。
フランス(福井憲彦編)2001年。
『世界歴史大系』(山川出版社)
ドイツ(成瀬治/山田欣吾/木村靖二編)全3巻、1997年。
フランス(柴田三千雄/樺山紘一/福井憲彦編)全3巻、1995年。
『世界文化シリーズ』(ミネルヴァ書房)
ドイツ(宮田眞治/畠山寛/濱中春編著)2015年。
フランス(朝比奈美知子/横山安由美編著)2011年。
『初めて学ぶ○○の歴史と文化』(ミネルヴァ書房)
ドイツ(南直人/谷口健治/北村昌史/進藤修一編著)2020年。
フランス(上垣豊編著)2020年。
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業への参加(15%)、リアクションペーパー(25%)、レポート(60%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
出席皆無の場合、たとえレポートを提出しても単位は認めない。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
状況によりオンライン授業を実施します。自宅でZoomに接続して授業を受けることができる環境を準備してください。
教室で授業をする場合も、場合によりZoomに接続してもらうことがあります。そのときはノートPCやタブレットを大学に持ってきてください。