生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry
PPE200YD(生産環境農学 / Plant production and environmental agriculture 200)植物生理生態学Plant Physiology and Ecology
佐野 俊夫Toshio SANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 生命科学部Faculty of Bioscience and Applied Chemistry |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | H8013 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水2/Wed.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes |
成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学 生:教員の受講許可が必要(オンライン授業の場合は、学習支援システムで許可を得るようにする) |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<生命科学部>Category |
応用植物科学科 学科専門科目 |
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Outline (in English)
In this lecture, we first understand the basic physiological functions of plants such as development, growth and differentiation, and learn the ecological functions of plants that grow in response to environmental changes. In particular, as plants can not move, they have developed mechanisms that respond to environmental changes. In order to understand its mechanism, we learn about the action mechanism of phytohormones.
Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following:
Term-end examination: 72 %、Assignments given during each lecture: 28%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この講義では植物の発生・成長・分化といった植物の基本的生理機能を理解し、そして、環境変化に対応して生育する植物の生態機能を学ぶ。これらの植物の正常な生理生態を理解して初めて植物の病害、生理障害等の植物の異常状況が理解できる。特に、移動することができない植物には、環境変化に対応して応答する機構が発達しており、その機構を理解するため、植物ホルモンの作用機構を中心に学ぶ。
到達目標Goal
植物が様々な環境変化(水、光、接触、乾燥など)に対応して、どのような生理的変化を示すかを理解し、その変化の背景には植物ホルモンなどの働きがあることが理解する。これはまた、環境刺激から植物成長に至る信号伝達の基本についても知ることでもある。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
DP2
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式の授業形態ですが、穴埋め式テキストを配布し、ヒントを出しながらみなさんに穴埋め部分を回答してもらっています。
また、毎授業に課題を出し、その授業のポイントの復習に充てているので、課題解答を学習支援システム課題欄に提出してください。翌週の授業時に課題の解説をします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:植物細胞の特徴
植物細胞の特徴と細胞観察のための顕微鏡技術について説明する
第2回[対面/face to face]:植物細胞の成長と植物成長
植物細胞がどのように成長することで、植物個体が成長するのかを説明する
第3回[対面/face to face]:植物細胞の分裂
植物細胞分裂と分裂にかかわる細胞骨格、微小管の機能を説明する
第4回[対面/face to face]:組織、個体における物質輸送
水、イオン、生体高分子の細胞間の移動、および組織間の移動のしくみを説明する
第5回[対面/face to face]:光合成と地球環境
光合成しくみ、光合成様式の違いによる植物の生存戦略を説明する
第6回[対面/face to face]:植物ホルモン(1)、オーキシンの作用
植物ホルモンであるオーキシンの化学的性質、および植物での作用機作を説明する
第7回[対面/face to face]:植物ホルモン(2)、サイトカイニンの作用
サイトカイニンの生理作用と信号伝達経路を説明する
第8回[対面/face to face]:植物ホルモン(3)、ジベレリンの作用
ジベレリンの生理作用と信号伝達経路を説明する
第9回[対面/face to face]:植物ホルモン(4)、エチレンの作用
エチレンの生理作用と信号伝達経路を説明する。
第10回[対面/face to face]:植物ホルモン(5)、アブシシン酸の作用
アブシシン酸の生理作用と信号伝達経路を説明する。
第11回[対面/face to face]:花成とフロリゲン
花成をもたらす環境刺激とその植物内での信号伝達経路を説明する
第12回[対面/face to face]:形質転換と遺伝子組換え作物
植物の形質転換に用いられるTiプラスミドと、作出された遺伝子組換え作物について説明する
第13回[対面/face to face]:植物の環境応答
植物生育のストレスとなりうる環境要因とそれに対する植物の応答を説明する
第14回[対面/face to face]:植物の病害応答
植物病に応答するしくみを植物生理学知見から説明する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】授業毎に行われる課題の内容はその回の重要事項であり、課題を中心に授業内容を復習することが望ましい。また、家の周りや通学途中で見かける道端、庭等に生育する植物は常に環境に対応しながら成長しているので、休日や大学への行き帰り等に観察するとよい。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。毎回、講義資料を配布する。
参考書References
・「植物の成長」裳華房
・「植物の生態-生理機能を中心に-」裳華房
・「植物生理学」第2版 三村徹郎 化学同人
・「テイツ ザイガー 植物生理学・発生学」培風館
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験72%、毎回の講義時に課す課題28%で評価する。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎回の課題はその日の授業のポイントがわかると好評であることから続けている。また、穴埋め式のテキストを用いて授業中に学生に回答させること、毎回の課題解答を翌週に解説することは授業内容の理解が深まる、と好評であったため、今年度も継続する予定である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
講義資料をPDFで配布するので、パソコンやスマホを持参して講義中に資料を参照してください。また、穴埋め部分の解答を記載するために、配布資料のコピーやノート等があると便利です。