理工学部Faculty of Science and Engineering
MEC300XB(機械工学 / Mechanical engineering 300)塑性力学Plasticity Mechanics
東出 真澄Masumi HIGASHIDE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 理工学部Faculty of Science and Engineering |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | H5060 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 小金井 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー<理工学部>Category |
機械工学科機械工学専修 学科専門科目 |
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Outline (in English)
Applied theory of Plasticity is described, which can be useful for analytical investigation on plastic working process of ductile metals and alloys.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
もの造りのもっとも一般的な方法である塑性加工の解析手法と基礎的な
概念,定義について理解することが目的である.マクロ,ミクロ両面からの塑性について認識を深めてもらいたい.連続体力学のテンソル解析を
導入して広がる新しい考え方も紹介し,かつ公式の暗記よりも概念の理解が重要であることを学んでいただきたい.
到達目標Goal
1.塑性加工に関する知識を理解するために、塑性力学の専門用語の意味と用法を広く理解できるようになる.
2.解析手法について習熟する.
3.塑性力学における特徴的な解法について知る.
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」と「DP2」と「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義を中心に授業を実施する。講義内で例題を解き、演習と併せてより理解を深める。適宜演習課題を実施して、理解度を確認しながら進める。
適時、質疑によって受講生の疑問にフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1:金属、合金における塑性変形
弾性、塑性、粘性を力学的に捉え、それぞれの特徴を理解した上で、塑性を知る.
2:線形粘弾性体の簡単な応答問題
同時に、金属、合金中の変形に伴うミクロな変化も理解する.
3:応力の連続体力学および物理的意味
連続体力学における応力、ひずみ、降伏条件の定義、意味を学び、例題によって理解を深める.
4:つりあい方程式の誘導と応力の境界条件
微小要素のつりあいを分析し,つりあい方程式,付随する境界条件を考察する.
5:ひずみの概念
有限変形における写像から導かれる変形尺度としてのひずみの定義式を誘導する.
6:降伏条件の概念とその歴史的背景
延性金属の塑性変形を拘束する降伏条件を導入する.
7:降伏条件の幾何学的意味および簡単な例題
幾何学的な降伏条件の例示について説明する.
8:ひずみ増分理論と例題
変形モードを規定する理論を展開する.
9:スラブ法による圧縮問題の解法
スラブ法による塑性解析の長短所を、例題を解くプロセスを通して学ぶ.
10:板材の成形性の概念と不安定理論の紹介
金属板材のプレス加工を説明する考えを示す.
11:塑性加工のいくつかの方法に対する初等解法
やや高度な塑性解析についても紹介し、塑性力学における解析の成り立ちや体系を捉えられるようにする.
12:上界・下界法とすべり線場法
上界・下界法とすべり線場法について、例題を解く.
13:すべり線場法による解法の例題
すべり線場法による解法について、例題を解く.
14:まとめ
総括する.
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
【本授業の準備・復習等の授業時間外学習は、4時間を標準とする】
テキスト(教科書)Textbooks
葉山益次郎:「塑性学と塑性加工」、オーム社
参考書References
川並高雄、関口秀夫、斉藤正美:「基礎塑性加工学」、森北出版
成績評価の方法と基準Grading criteria
評価方法: 期末試験(60%)、授業中の課題(30%)、平常点(10%)。
ただし、感染症対応のため、期末試験はレポートに代える場合がある。
評価基準: 達成目標の60%である。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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