デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
ADE400NB(建築学 / Architecture and building engineering 400)卒業研究2(建築)Graduation Thesis 2, Architecture
安藤 直見Ando NAOMI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2024 |
授業コードClass code | B3477 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | ○ |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 必修 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) |
建築学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
建築学科 専門科目 展開科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 建築 |
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Outline (in English)
Course outline: Students compile a graduation thesis and graduation project as the culmination of their four years of study, with instructions from their supervisors.
Learning Objectives: Compose an argument based on their own investigation, experiment, analysis and research on their own theme and summarise it in a thesis.
Learning activities outside of classroom: The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
Grading Criteria /Policy: Comprehensive evaluation of the content of the submitted graduation thesis and the presentation of the examination board.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
4年間の集大成として、指導教員からの指示を受けながら、卒業論文をまとめあげる。
到達目標Goal
各自のテーマに沿って、独自の調査、実験、分析、研究などに基づき論を構成し、論文にまとめる。幅広い観点から問題を捉え、解を自主的かつ継続的に見出す力を養う。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- 総合デザイン力:◎
- 文化性:◎
- 倫理観:◎
- 建築の公理:◎
- 芸術性:◎
- 教養力:
- 表現力:◎
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち、「DP2」「DP3」「DP4」「DP5」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
概要と方法は各指導教員からの指示に従う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:研究進度の報告
卒業研究1で進めていた研究の進捗を報告する
2[対面/face to face]:執筆・提出スケ
ジュールの組み方
論文の執筆進度の計画をする
3[対面/face to face]:研究を進めていく上の悩みの解決
論文執筆にあたり、実験内容や調査内容で疑問点に思っている点を聞き、解決の方策を
考える
4[対面/face to face]:卒業設計に向けて
卒業研究のテーマをベースとして設計提案へと展開することで、研究内容の客観性を深める
5[対面/face to face]:論文の基本ルール
文献リストの作り方や学会への投稿の際の様々なルールなどについて、一通り指導を行う
6[対面/face to face]:文献リストの作成
論文執筆に必要な参考文献、先行研究のリスト化を行う
7[対面/face to face]:論文の目次
暫定的な論文の目次を作成してみることで、研究テーマに関する認識を整理し深める
8[対面/face to face]:論文の一部を書いてみる(1)
研究テーマを固めるために、梗概の素案を書いてみる
9[対面/face to face]:論文の一部を書いてみる(2)
自分の研究関心を理論的に明確に整理して、論文のテーマと成り得るように記述してみる
10[対面/face to face]:文章の推敲(1)
論理構成、論理的整合性、てにをは、表現、言葉遣いなどについて指導する
11[対面/face to face]:文章の推敲(2)
学術的な文章として読みやすく、また論理構成が明晰な文章になるよう指導する
12[対面/face to face]:プレゼンテーションの基礎
プレゼンテーション作成の基礎を学ぶ
13[対面/face to face]:プレゼンテーションの実践
プレゼンテーションの練習を行う
14[対面/face to face]:発表
学年全体の講評会において、これまでの研究成果の発表を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
1. 研究の成果を出来る限りまとめておく
2. 提出までのスケジュールを自分で組んでみる
3. 論文の執筆、実験、フィールド調査を進める
4. 論文の執筆、実験、フィールド調査を進める
5. 卒業設計のテーマを考えておく
6. 論文の執筆、実験、フィールド調査、必要な参考文献の精読
7. 実際に文献リストを作成してみる
8. 研究テーマのトピックを整理しておく
9. 既存業績の載っている書籍や論文をまとめておく
10. 論文の執筆を進める
11. 教員から指摘のあった点について注意して執筆を進める
12. 教員からの指導を受け、論文の執筆を進める
13. プレゼンテーション用の資料を作る
14. プレゼンテーションの練習、またゼミで指摘された点の改善
15. 全体講評会を終えて、研究の内容の良い点と工夫できた点を把握しておく
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
各ゼミの教員から指示がある。
参考書References
各ゼミの教員から指示がある。
成績評価の方法と基準Grading criteria
以下の条件を満たしていること。
(A)定められた期限内に提出されたものであること。
(B)定められた図書様式に従っていること。
(C)論文の形式(研究の目的、方法、結論または考察、参考文献)を有すること。
(D)建築研究相当の努力を認めえるものであること。
(E)指導教員の指導を受けたものであること。
以上の条件を満たしているものについて、以下の視点から、総合的に評価する。
(1)独創性、問題意識、テーマの理解度
(2)分析力、総合力
(3)成果の把握
(4)努力の集積度
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし。
その他の重要事項Others
研究論文とは
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●一般に,論文は複数の章・節・項から構成される。論文は「はじめに/目的/序」などの章から書き始め、最後に「まとめ/結論/結び」などの章で終わる。
● 1 章(はじめに/目的/序など)では、明確な問題/仮説の設定を行い、なぜその問題/仮説を設定するのかについて、その理由や動機や背景などについてを書く。また、関連する既往研究/先行研究について述べる。
● 2 章以降では、その問題/仮説に基づく答えを導く論述を展開する。問題/仮説に対する答えを求めていく過程は、何らかの調査・実験・試作に基づくものでなければならない。調査・実験・試作の概要と方法と結果を明記すること。個人として行ったものか、何らかの組織に参加して行ったものなのか、調査・実験・試作の対象、年月、場所、方法も明示しなければならない。
●終章(まとめ/結論/結び)では、冒頭の問題/仮説に対応する結論を明確に書く。
●本文の後ろに、注および参考文献のリストを付す。
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以下,「Collaborative Institutional Training Initiative, e トレーニング・プログラム」より引用(抜粋):
●科学論文は通常、仮説、実験・観察結果、理論、実験手法などから構成されています。
●研究とは、過去から積み重ねられてきた知識・見解のうちで間違えているものをより分けながら、さらに知識を蓄積していくプロセスです。
●研究の目標は、既存の知識の中に感じた疑問点を拾い上げ、それに対して科学的な実験を行い、その結果を踏まえて新たな知見を得る、というものです。卒業論文は、その内容が学術的であると共に、その書式および構成が論文の形式に適合するものでなければならない。
以下,「盗用」という行為について,「Collaborative Institutional Training Initiative, e トレーニング・プログラム」より引用(抜粋)する:
●最もよくある形態は学生が1つないし複数の出典先から文章を写して作成していながら、それが自分のオリジナルである、と装うものです。
●盗用は細かな違いからすれば、多様な形で起こり得るのです。例えば、誰かの特徴的な表現を引用符でくくらずにそのまま自分のレポートや論文に埋め込むやり方です。それが盗用とされるのは、出典を参考文献として挙げたとしても、引用符でくくらずにその表現が文章化されてしまうと、その文章については誰のオリジナルであるか不明になるからです。
●典型的な「盗用」のもう1つは、原本の文章中の単語をここかしこ表面的にいじって、出典は記載するものの、出来上がった文章自体は十分にオリジナルなものである、と読者に思い込ませる(また著者本人もそう思い込む)類のものです。
●米国においては、学生が盗用を行った場合、科せられるペナルティーは大変重く、その悪質さの程度によって「その科目の単位を与えない」から「退学」という処分がとられます。
●出典は最大限の明瞭さをもって示すべきもので、どの部分が著者自身から出たもので、どの部分が他の資料からの引用なのかが読者にとって完全に明確でなければなりません。
●著作に当たっては、アイデア、理論、およびデータに関して、著者自身のものか、それともそれ以外の人物のものかを、明確に、一点の不明瞭さも残さずに、区別するようにしなければなりません。
●もし、別の著者がこの中の段落を一言一句違わずそのまま使おうとする場合は、それを引用符でくくるか、本文よりも一段下げること(インデント)をした上で、出典を記載しておくことが標準的なやり方です。
●例えば、単位修了に当たって、まとめとなるレポートの宿題を与えられた際に、いろいろな記事を抜き書きして組み立てたものを自分のレポートとして提出した場合です。このレポートはあくまで他人の作品であり、盗用に当たります。一般的に、これは不適切な執筆方法で、他の著者の文章の引用の仕方に関する基本的な知識に欠けるか、自分の言葉として言い換える能力に欠けると見なしてよいものです。