デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
MTL200NA(材料工学 / Material engineering 200)マテリアルサイエンスMaterial science
伊崎 健晴Takeharu ISAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | B3018 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期前半/Fall(1st half) |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3,金4/Fri.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | SD |
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Outline (in English)
Industrial materials have made great strides in the last 100 years. The demand to the function of the product has been developed in a long time, and becomes complicated. This course will introduce basic examples and we discuss issues in this field.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
産業活動や日常生活において、私たちは多くの素材に囲まれている。この100年で工業材料は長足の進歩を遂げてきている。何千年もの歴史のある銅や鉄も、要求事項に合わせて常に進化し続けている一方、それらと比較して歴史の浅いチタンやプラスチックも、社会の要求や地球環境への配慮から、あらたな挑戦が必要になってきている。プロジェクトに使用する材料や、今後の社会活動に必要と考えられる基礎的な材料について、歴史や、原料調達、リサイクルを含めて解説する。3学科共通であることと、学生間の科学教育経験の差異が大きいので、広く浅く概観して、興味を持つことを主眼とする。
到達目標Goal
身の回りにある材料を広く紹介してその特徴を学ぶ。
適材適所(right Material for the right place.)の材料選定、設計(強度・デザイン)が出来るようになるための材料の基礎知識を幅広く学び、情報を調査する力を身に着け、ものつくりを考えるスタート地点に立てるようにする。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- (A)歴史・文化・自然の理解・尊重:5%
- (B)技術者倫理:5%
- (C)工学基礎学力:30%
- (D)専門基礎学力:5%
- (E)専門知識の活用・応用能力:25%
- (F)総合デザイン能力:10%
- (G)コミュニケーション能力:10%
- (H)継続的学習能力:10%
- (I)業務遂行能力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち「DP2」、都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」、システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち「DP2」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
身近にある製品に使用される一般的な材料をその物性、特徴や加工方法、原産地、リサイクルを含めて個々に述べていく。
企業における研究開発はどのようなものか、書籍の教科書ではなく、主に学会誌や雑誌の文献を使用して、幅広い分野の材料や先端材料を自分で興味を持って調べてゆくにはどのようにすればよいかを体感する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:マテリアルサイエンスとは?
金属・非金属材料の材料科学から材料デザインまで、複数の分野を橋渡しする学際的科学
授業の進め方、グループワークの方法を説明
2[対面/face to face]:工業材料の基礎
材料力学や分析・評価技術、加工技術など、興味あることを自分で調べて視野を広げよう。
3[対面/face to face]:鋼・鋳鉄、合金
金属材料の強み、弱み、状態図と変態
4[対面/face to face]:金属材料の製造と加工、防食
製造方法と加工方法、防食に関して学ぶ
5[対面/face to face]:軽金属とその合金類、貴金属類
アルミニウム、マグネシウム、チタン、銅などについて学ぶ
6[対面/face to face]:セメント・コンクリート
歴史的背景から材料構成、硬化のメカニズム
7[対面/face to face]:木材
木材の組織構造から力学特性、居住特性
8[対面/face to face]:その他非金属材料
セラミックス・ガラスなど
9[対面/face to face]:高分子材料(汎用高分子、汎用エンプラ、生分解性プラスチック)
今、環境問題とも言われるプラスチックだが、有用な特性がたくさんある。
10[対面/face to face]:高分子材料(ゴム)
ゴム・エラストマーなど柔らかいもの
11[対面/face to face]:高分子成形加工法
押出成形、射出成成形から3Dプリンターまで
12[対面/face to face]:複合材料
ガラス繊維や炭素繊維で強化された複合材料、その用途と成形加工法
13[オンライン/online]:グループワーク発表会(前半)
1グループあたり6~7名で10グループに分けてグループ討議、討議結果の発表(前半)
14[オンライン/online]:グループワーク発表会(後半)
後半のグループ発表
最終レポート提出
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の授業前にWEBを確認すること。授業後にノートを作成してテーマごとに加筆していく。最新の情報、参考図書の概要など自分の言葉でまとめて今後の社会活動に生かしていく。
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
テキスト
J-Stageに掲載されている雑誌(金属表面技術、コンクリート工学、日本ゴム協会誌、材料、プラスチック成形加工学会誌、日本複合材料学会誌など)の文献を講義に使用する。第1回目の講義にて講義に使用する資料のリンクを掲載するので、各自ダウンロードして準備してください。
参考書References
WEB掲載資料内に記入。
成績評価の方法と基準Grading criteria
第1回目の講義で課題の内容を説明します。
1.プレゼンテーション(発表)
13,14回目の授業でグループワークの内容の発表を行います。全員に発表する機会があります。発表の内容、表現力を評価します。 50%
2.レポート 50%
グループワークの課題で、個人で調べた内容、調査結果をレポートにまとめ、第14回目の講義終了までに提出してください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
専門や学年の相違による基礎知識の差異や、化学や物理の基礎がないと理解しづらいとのアンケート回答あり。材料を広く概観することが目的の授業なので、多くの学生に基礎知識の理解が可能となることを念頭に授業を進める。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
パソコン
その他の重要事項Others
担当講師は化学メーカーに在籍中。高分子材料、複合材料の評価、材料開発、成形加工プロセス開発の経験を活かし、材料科学全般について講義をする。