デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design
DES200NA(デザイン学 / Design science 200)ランドスケープデザインLandscape Design
小木曽 裕Yutaka KOGISO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | デザイン工学部Faculty of Enginneering and Design |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | B3010 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 月4/Mon.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | |
備考(履修条件等)Notes | 都市:建築士 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
選択・必修Optional/Compulsory | 選択 |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2023年度~)Category (2023~) | |
カテゴリー(2019~2022年度)Category (2019~2022) |
都市環境デザイン工学科 専門科目 基礎科目 |
カテゴリー(招聘学科)Category | 都市 |
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Outline (in English)
Urban and regional spaces will expand years into the future, influencing natural resources, climate and ecology. The reconstruction of urban space results from the synthesis of various technologies such as urban planning, civil engineering, building planning, and the size of the urban space. Right or wrong, it is no exaggeration to say that the landscape is incorporated at the initial stage of this reconstruction. Landscape in Japanese sometimes extends to mean landscaping, the spatial relationship between man and nature. It is essential to comprehensively plan and design according to the natural and ecological environment specific to each area, along with the foundation and history of the land and human will. Landscape design means designing relationships, not merely forming designs. In this course, we will learn the essence of landscapes utilized for future societies, using books and papers related to various concrete pioneering projects / work examples and landscape design. In addition, we will learn from landscape design methods for the purpose of learning the basics of landscape design, the practice of gardening a house.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
都市及び地域の空間は長い年月を経て、それぞれの土地の持つ自然資源や風土そして生態の状況の中で人の営みを経てできあがる。その空間は原生林以外については、ある段階で人の手が加わり再構築されている。都市空間の再構築は、その都市空間の規模にもよるが都市計画や土木的な基盤、建築計画を始め様々な技術が総合化されて構築される。この再構築の初期の段階で、ランドスケープの観点が組み込まれていることが出来上がりの善し悪しを左右すると言っても過言でない。ランドスケープは「景観」と訳される事もあるが、日本語では造園を意味し、人と自然の空間関係学である。地域固有の自然環境や生態環境、土地の基盤や歴史、人の意識や関わり合い、建築、土木との関係性について総合的に計画・設計等を行うことを指すことが肝要である。ランドスケープデザインは単なる形態のデザインではなく関係性をデザインすることを意味する。本講義では様々な具体的な先駆的事業・作品事例やランドスケープデザインに関する著書や論文等を通し、緑を中心としたこれからの社会に活かせるランドスケープの本質を学ぶ。さらに,ランドスケープデザインの基礎的な住宅の庭づくりの実際を習得する目的で,ランドスケープの設計の手法からも学ぶ。
到達目標Goal
本講義の到達目標は、ランドスケープデザインを様々な事業や作品事例や論文等から多面的に学び、さらにランドスケープデザインの基礎的な住宅の庭づくり設計手法を学び,都市空間のランドスケープの意義と関係性を理解することである。
【修得できる能力】*【修得できる能力】*
- (A)歴史・文化・自然の理解・尊重:30%
- (B)技術者倫理:30%
- (C)工学基礎学力:20%
- (D)専門基礎学力:
- (E)専門知識の活用・応用能力:
- (F)総合デザイン能力:20%
- (G)コミュニケーション能力:
- (H)継続的学習能力:
- (I)業務遂行能力:
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
デザイン工学部建築学科ディプロマポリシーのうち「DP2」、都市環境デザイン工学科ディプロマポリシーのうち「DP1」「DP2」「DP3」「DP4」、システムデザイン学科ディプロマポリシーのうち「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は対面で講義と演習を行う予定ですが,状況によりオンライン(オンデマンド等)で行うこともあります。学習支援システムを使用し,講義関連7回,演習関連7回で構成します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
(1)[対面/face to face]:ランドスケープデザイン概論
ランドスケープデザイン概論:学習目標についての説明をすると共に、ランドスケープデザインの授業と演習の進め方や方法の説明を行う。
(2)[対面/face to face]:都市と自然
公園緑地の計画と都市環境とランドスケープについて学ぶ。都市と自然の関係や緑の歴史性とまちづくり、都市化の中での緑の保全や公園・緑地計画や計画実現の制度について学ぶ。
(3)[対面/face to face]:日本と世界の造園空間・庭園様式
日本と世界で創出された庭園・造園の様式について概説し、ランドスケープデザインの知見を高める。
(4)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計①(利用・美学・種類)
ランドスケープデザインの設計の中のガーデン設計に関する概要とその利用・美学・種類について説明をして知見を高める。
(5)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計②(敷地・環境・地割)
ランドスケープデザインの設計の中のハウジングガーデン設計に関する分析として,敷地・環境・地割りについて説明をして,知見を高める。
(6)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計③(植栽・施設)
ランドスケープデザインの設計の中のハウジングガーデン設計に関する重要な要素の植栽・施設に関して説明を行い,知見を高める。
(7)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計④(設計手法から)
ランドスケープデザインの設計の中のハウジングガーデン設計の中の主に平面図の全体的な設計手法を説明て,知見を高める。
(8)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計⑤(設計事例から)
ランドスケープデザインの設計の中のハウジングガーデン設計の事例から学び知見を高める。
(9)[対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計⑥(パース・材料から)
ランドスケープデザインガーデン設計の中のパースの技法を説明を行うと共に,造園材料の説明を行い,知見を高める
(10)[対面/face to face]:造園樹木の形状と特性
造園樹木の形状と特性について、樹木を分類し、具体の樹木を通じ特性を学ぶ。
(11)[対面/face to face]:屋上・壁面・室内緑化の技術の本質
屋上緑化の歴史、効果効用、断面構造、計画・設計・施工について学ぶ。屋上緑化は近年、都市緑地を創出する重要なアイテムであり、そのランドスケープ技術は建築物との関係や高所施工での特殊性もあり、様々な技術の検討が必要であり、日本と海外(シンガポール等)事例からも学ぶ。壁面・室内緑化の緑化技術を事例からも学ぶ。
(12)[対面/face to face]:樹木の重要性と価値
ランドスケープの原点は樹木であり、樹木を理解するとともに樹種の基礎知識、樹木医の仕事やランドスケープデザインの中での樹木の位置づけを学ぶ。
(13)[対面/face to face]:ドイツ集合住宅世界遺産
ベルリンにあるブリッツの集合住宅(世界遺産)のランドスケープはブルーノタウトの作品であるが、この設計思想と日本の事例との比較を論文から学ぶ。
(14) [対面/face to face]:ランドスケープデザインガーデン設計⑦(発表・講評)
ランドスケープデザインガーデン設計の作品の発表と講評を行う。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
身近な公園、歴史的に有名な公園、近年話題になっている屋外空間のランドスケープ、集合住宅のや戸建て住宅のランドスケープ等を、授業で学んだ視点で視察して感じたことを常に記録することを望む。また、日本造園学会誌(作品選集)等を読まれることを勧めたい。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特に無し
参考書References
学習支援システムにアップした資料は講義前に必ず確認して講義を受けること。
成績評価の方法と基準Grading criteria
講義に関するレポート(40%)、ランドスケープデザインガーデンプラン(60%)による。欠席4回以上は原則として単位取得を認めない(評価D)。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生からの授業アンケートを丁寧に受け止め、今期の授業に活かし、豊富なランドスケープ技術や事例を講義・演習に取り入れる。
その他の重要事項Others
独立行政法人都市再生機構及びURリンケージの勤務経験がある教員が,その経験を活かして,ランドスケープデザインの専門技術と実務を講義する。また,登録ランドスケープ(RLA)の資格を取得している。