キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU100MA(教育学 / Education 100)教職入門Introduction to teaching profession
渡邊 真之Masayuki WATANABE
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7802 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) | 関連科目 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【授業の概要(Course outline)】
In this lecture, students aiming for the teaching profession will learn fundamental matters related to teaching jobs, and will decide their aptitude and will aim to raise motivation for the teaching profession.
We will examine the current situations of school education and school teachers, their careers, future issues and so on.
【到達目標(Learning Objectives)】
In this class, students will consider teaching as one of their future options, and will gain a basic understanding of the significance of the teaching profession, the role of teachers, their qualifications and abilities, and their duties. They will also consider what it means to be a teacher, what they need to learn and acquire in order to do so, and determine their own aptitude and motivation for the teaching profession.
【授業時間外の学習(Learning activities outside of classroom)】
Students may be required to reflect their learning through the class. Furthermore, it is expected that students will study and research the opinions about teaching professions.
Your required study time is at least four hours.
【成績評価の方法と基準(Grading Criteria /Policy)】
Grading will be decided based on short reports after each lecture(50%), and the Final exam(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義は、教職を将来の選択肢のひとつとして考えている学生に対し、教職の意義や教員の役割、資質能力・職務内容等について基本的な知識・考え方を理解し、教職に就くとはどういうことか、そのためにいかなることを学び、身につけておかなければならないのかなど、自らの適性を判断して教職への意欲を高めることを目的としている。
具体的には、教職の意義及び教員の役割、教員の職務内容を主たる要素として授業を構成する。近年、日々の生活や学習に困難を抱える児童・生徒への対応、保護者や地域課題への対応など、教師が向き合う課題は多様性と複雑さを増している。教職という職業にはこれまで以上に時代や社会の変化に向き合い、生涯にわたって学び続ける自覚が求められている。また「チーム学校」への対応など、学校の内外との連携も重視されてきており、教員一人ひとりの役割を理解すると同時に、組織として諸課題に対応することも期待されている。今日の学校教育や学校教員の現状や諸課題をふまえつつ、教員の仕事のありよう、生き方等について具体的な検討を行うことを通して、受講生一人ひとりの教職についての理解を深めていきたい。
到達目標Goal
教職を将来の選択肢のひとつとして考え、教職意義、教員の役割・資質能力・職務内容等について基本的な知識や考え方を理解し、教職に就くとはどういうことか、そのためにどのようなことを学び、身につけておかなければならないのかなど、自らの適性を判断して教職への意欲を高める。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
講義形式を中心とするが、授業中に適宜ペアワークやディスカッションを導入するほか、映像資料等を積極的に活用することで、学生の教職への理解を深める。また、毎回の授業後にコメントペーパーを作成してもらい、必要に応じて次回の授業でフィードバックする。
なお、原則は対面授業だが、コロナ感染症等の状況によっては変更になる可能性もある。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[対面/face to face]:導入と教職への条件:免許・養成(履修)・採用制度の概要と4年間の学びのイメージ
本講義の概要、方法、評価について説明する。教員養成制度の仕組みと教師になるために学ぶべき内容を概観する。
第2回[対面/face to face]:教師という職業の特徴
自身の被教育体験・教師像を相対化しながら、教師の職業世界について学ぶ。
第3回[対面/face to face]:教職の歴史
近代学校成立以降における教師の役割の変遷や、各時代における「よい教師像」の展開について理解する。
第4回[対面/face to face]:専門職としての教師の成長・育成:研修等の制度
教師の専門性をめぐる歴史的・国際的な議論に加え、「反省的実践家」としての教師の役割と可能性について学ぶ。
第5回[対面/face to face]:現代の学校と教師の資質・役割
近年の教育改革における教師像について理解する。なかでも、インクルーシブな学校改革における教師の役割と可能性について考察する。
第6回[対面/face to face]:教師の権利と義務:服務規律や身分保障
教師の権利・身分保障と服務について理解する。教師の労働実態のほか、教師のメンタルヘルスをめぐる近年の諸問題について学ぶ。
第7回[対面/face to face]:職務の全体像
教師文化の諸類型について理解する。教員評価の展開や教師の学びを促す授業研究のあり方について考察する。
第8回[対面/face to face]:職務内容①:教科指導
授業にかかわる教師の仕事について学ぶ。教師によるカリキュラムのデザインについての基礎的事項を理解する。
第9回[対面/face to face]:職務内容②:生徒・生活指導
戦後日本の生活指導実践の展開について学ぶ。また、1980年代以降の教育問題と教師の指導の変化について考察する。
第10回[対面/face to face]:職務内容③:進路指導・キャリア教育
学校教育と労働世界・企業社会との接続について、歴史的観点から検討する。進路指導・キャリア教育の特徴とその展開について理解する。
第11回[対面/face to face]:職務内容④:学級経営
「学級」の歴史について理解する。学級通信記録などを題材として、学級内のコミュニケーション・教室談話の重要性とそのマネージメントについて学ぶ。
第12回[対面/face to face]:「チームとしての学校」:学校組織のなかの教師
学校における教師の同僚性や校務分掌のあり方について学ぶ。他領域の専門家との協働について理解する。
第13回[対面/face to face]:地域・家庭・多様な専門家との連携
コミュニティ・スクールをめぐる議論の展開について学ぶ。保護者・地域の学校参加による「開かれた学校」について考察する。
第14回[対面/face to face]:まとめ:変わる学校、学び続ける教師
知識基盤社会において「学び続ける教師」の意義と可能性、教師の公共的使命について考察する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
受講して考えたことや感じたこと、疑問に思ったことなどについて整理し、それらについて自分で考えを深めたり、友だちと共有して一緒に議論するなどしてほしい。また、疑問に思ったことや興味深かったことについて、自分で書籍や資料を読むことを通して、さらに理解を深めてほしい。
なお、本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準としています。
テキスト(教科書)Textbooks
教員が適宜指示する。
参考書References
高妻紳二郎・植上一希・佐藤仁・伊藤亜希子・藤田由美子・寺崎里水『改訂版教職概論』協同出版、2017年
生徒指導提要(平成22年3月、文部科学省) ※PDFでダウンロード可能
成績評価の方法と基準Grading criteria
基本的な知識や考え方を理解できること、4年間の教職課程の学びに主体的に取り組む意思があることを総合的に評価する。
具体的には、授業中に提示される課題:50%、定期試験:50%で評価を行う。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教師や学校のあり方について感じている(きた)「モヤモヤ」を、授業内でぜひ積極的に共有してください。
その他の重要事項Others
・授業の進め方や評価方法などについては授業初回で説明しますので、必ず出席するようにしてください。