キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)教育社会学ⅡSociology of Education II
筒井 美紀Miki TSUTSUI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7198 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
The Japanese society has been dysfunctioning in the various areas such as education, welfare, labour and life. Then, how should recreate it? The students are to learn how to design better societies through reading and discussing the efforts by some municipalities and local organizations for support of the people with difficulties in work. The goal is to widen your perspective from the micro to meso-and-macro dimensions and to master the way of online research. Before each class meeting, students will be expected to have read the relevant chapter(s) from the text and answer some questions of "preparation resume." Your study time will four hours for a class. Your overall grade in the class will be decided based on the following: mid-term paper 30% and term paper 70%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
日本社会では、教育・福祉・労働・生活をはじめとしたさまざまな領域で、歪み・軋みが続いています。では一体、どのように再創造していけばよいのでしょうか。現在、自治体と地域が、生活・就労・学習困難者に対してどのような支援や教育訓練を展開しているのかを具体的に学ぶなかで、それをデザインしてゆきます。
到達目標Goal
生活・就労・学習困難者への支援や教育訓練というと、「どんなふうに接したら/教えたらよいか」という対人関係の次元が浮かぶことが多いでしょう。これと同時に知恵を絞らなくてはならないのは、人・モノ・かね・情報といった諸資源をどのようにネットワーク化すればよいか、です。このクラスでは、ミクロな次元から、ビジネスやNPOや地域社会、組織や制度へと視野を広げます。加えて、ポストコロナのこの時代、オンラインリサーチ力はますます重要に。この力を鍛えます。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
【授業形態】
初回はzoom, 第二回目以降は対面で実施します。ただし、コロナ状況によっては、zoomによるリアルタイム授業に切り替える可能性もあります。
【進め方】
毎回、最初の1/5が前回リアペへのリプライ・解説、真ん中の2/5が班での議論、最後の2/5がミニ発表と筒井の発展的解説、というスタイルです。毎回、ざっくりとした予習課題があり、それをやったうえで身体を教室に運ぶこと。すると班での議論のレベルが上がって盛り上がり、充実感が得られ、実力がつきます。
レポートはコメントを入れて返却します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:イントロダクション
森全体を見渡す日
2[対面/face to face]:自治体による就労支援とは何か
筒井・櫻井・本田編著(2014)の序章を読み、左記を理解する
3[対面/face to face]:国の福祉政策・労働政策はどう変わってきたか
筒井・櫻井・本田編著(2014)の第2章を読み、左記を理解する
4[対面/face to face]:シングルマザーを支援する飲食店
前掲書の第9章を読み、福祉と経営を「両立」させることについて議論する
5[対面/face to face]:横浜市の生活保護受給者への就労支援
前掲書の第3章第3節を読み、生活保護受給者への就労支援について議論する
6[対面/face to face]:社会調査と分析のコツ
調査で得たデータがどのように分析・加工され論文となるかを理解する
7[対面/face to face]:就労支援の民間委託
前掲書の第4章を読み、就労支援の民間委託について議論する
8[対面/face to face]:豊中市の生活保護受給者への就労支援
前掲書の第8章を読み、自治体の福祉部門と労政部門の連携の難しさについて議論する
9[対面/face to face]:就労支援の「出口」をどう創るか
前掲書の第7章を読み、中小企業支援について理解する
10[対面/face to face]:地域のニーズを掘り起こす
前掲書の第10章を読み、ニーズを雇用創出と就労につなげる仕掛けを理解する
11[対面/face to face]:高齢者と生きづらい若者とをつなぐ
前掲書の第5章を読み、協同労働について議論する
12[対面/face to face]:中間的就労/社会的就労、半福祉・半就労とは何か
前掲書の序章を読み、左記について考察を深める
13[対面/face to face]:誰もが働き、生きていける社会とは
前掲書の終章を読み、左記について議論する
14[対面/face to face]:期末レポートに向けて
データ提示に基づく考察展開の書き方を習得する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
私の授業は反転授業方式です。テキストを毎回1章読み、予習レジュメの「問い」を解くという準備をして授業に臨むこと。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
筒井美紀・櫻井純理・本田由紀編著(2014)『就労支援を問い直す――自治体と地域の取り組み――』勁草書房。
参考書References
授業中適宜指示
成績評価の方法と基準Grading criteria
自分が住む自治体の就労支援政策に関する中間レポート30%(添削して全員返却)、左記をブラッシュアップした期末レポート70%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
毎年この授業の履修者は、将来、教育や支援に関わる仕事に就きたい人、自治体職員を目指す人、教師になりたい人、どんな社会で生きてゆきたいか自分なりのビジョンを確立したい人――などが多いです。