キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
HIS200MA(史学 / History 200)学習の社会史ASocial History of Learning A
山口 真里Mari YAMAGUCHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7195 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | ○ |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
Views on child depend on time or region, and therefore what kind of learning is encouraged to children and how to do it is also diverse. For example, in the West and Japan, it is modern time that the school began to play a central role in education.
In this class, based on the history of Western education, we will examine childhood and the education of children, and how the school as a child's learning institution has been established and developed.
Then, we will consider the relations between these histories and childhood, the education and problems they have in our society.
And it is the goal that each of us makes their meanings relative and to gain a perspective to conceive of the future.
After each class, students will be expected to have completed the reaction paper. Your study time will be about four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Reports: 60%, Reaction papers: 30%, in class contribution: 10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
子どもはいつの時代にも存在しますが、子どもへのまなざしや社会における位置づけは、時代や地域により異なります。同様に、子どもが何を学ぶべきか、その学びがどのように行われるかも一様ではありません。たとえば、私たちの社会では、すべての子どもが学校に通って一定の内容を学ぶことが制度化されていますが、こうした学校中心の教育が始まったのは近代になってからのことです。
この授業では、西洋教育史をベースに、子どもにどのようなまなざしが向けられ、学びがどう遂行されてきたのか、また、子どもの学習機関としての学校がいかに成立し発展してきたのかを検討します。そして、私たちの社会で当たり前になっている子ども観や教育、およびそれが抱える問題と、それらの歴史がどのように関わっているのか、深く掘り下げて考えていきます。そうした考察を重ねることで、各自が現在の教育を多角的にとらえ、これからの学びを構想する視点を獲得することを目指します。
到達目標Goal
・西洋における子ども観や学びの変遷を、背景にある歴史事象と共に説明できる。
・授業で学んだことを生かし、広い視野で現在の教育問題を考察できる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・リアルタイム型のオンライン授業(Zoom使用)を予定しています。
・授業資料を提示しながら授業を進めます。
・必要に応じて、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いたグループディスカッションを行い、受講生同士で意見交換します。
・授業内容の理解を深めるために、学習支援システムを利用したリアクションペーパーを実施します。
・提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げてフィードバックし、他の受講生がどのように考えたのか共有します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
講義概要や評価の方法の説明
基礎的な概念の説明
第2回[オンライン/online]:近代以前の子育てと徒弟制
中世の共同体における子育て
徒弟制による世代間伝達
第3回[オンライン/online]:中世ヨーロッパの教育
キリスト教教育と大学の誕生
中世における子どもの生活
第4回[オンライン/online]:近代における子どもの発見
近代以前の子ども観とその転換
人口変動と子どもへのまなざしの変化
第5回[オンライン/online]:近代教育思想の形成
ルソー『エミール』の子ども観
コメニウス、ロックの教育思想
第6回[オンライン/online]:近代家族の出現
前近代の家族と子ども
近代家族と子どもの教育
第7回[オンライン/online]:家庭、主婦の誕生と子どもの教育
家庭における女性の位置づけと教育の変容
第8回[オンライン/online]:子どもと労働
工業化以前の子どもの労働
産業革命と子どもの労働
第9回[オンライン/online]:近代学校の成立と子どもの学び
近代以前の学校
産業革命と近代学校の出現
第10回[オンライン/online]:民衆学校の進展と義務教育
国民教育の成立過程
労働者階級の子ども期の成立
第11回[オンライン/online]:子どもの福祉と教育
保護の対象としての子どもと救済事業
権利主体としての子どもと「子どもの権利条約」
第12回[オンライン/online]:子どもの世紀
「子ども中心主義」と新教育運動
エレン・ケイ『子どもの世紀』
第13回[オンライン/online]:現代の子どもの学びと諸問題
多様化する家族と学校
子どもの学習における諸問題
第14回[オンライン/online]:振り返りとまとめ
これまでの復習とまとめ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・提示資料を用いて授業を復習し、知識の定着を図ります。
・リアクションペーパーを通して授業内容の理解と発展的な考察を深めます。
・本授業の学習準備・復習時間は各2時間程度を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用せず、適宜、授業資料を提示します。
参考書References
適宜、授業内で提示します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
レポート課題60%、リアクションペーパー30%、授業への貢献・平常点10%を基準に総合的に評価します。
なお、総授業回数の2/3以上の出席を単位取得の要件とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生からのフィードバックを重視して、引き続き授業運営を工夫していきます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
・リアルタイム型のオンライン授業(Zoom使用)を受講するためのパソコン等、情報機器を準備してください。
・オンライン講義およびグループディスカッションで、カメラおよびマイクをONにできる環境で受講してください。
・資料の配布や課題提出には学習支援システム等を利用します。