キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
EDU200MA(教育学 / Education 200)生涯学習論Ⅲ(成人教育論Ⅰ)Adult Education Ⅰ
森本 扶Tasuku MORIMOTO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7193 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
[Course outline]
In the present age, people learning places and opportunities are spreading widely. Beyond the learning concepts that school education catches, the creation of a place for learning by adults throughout their lives is essential to respond to contemporary issues (citizen participation, recurrent education, literacy, multicultural coexistence, environmental learning, etc.). In the class, we aim to understand the various aspects of adult learning places to respond to contemporary issues, and to consider the possibility of social education and lifelong learning towards solving the problem.
[Learning Objectives]
Understand the contemporary problems related to adult education / lifelong learning, understand how adult education / lifelong learning administration / systems have responded to such problems, and practice various adult education / lifelong learning. The goal is to be able to interpret the significance and challenges of lifelong learning.
[Learning activities outside of classroom]
・ Be interested in articles related to adult education and lifelong learning that are dealt with in reference books and newspapers, collect articles, and summarize your impressions and opinions. The standard time for each person is basically about 120 minutes.
・ Try to review so that you can deepen your understanding of the terms of adult education and lifelong learning. The standard time for each person is basically about 120 minutes.
・ While referring to the contents of the lecture, think about your own way of life for your own self-actualization. The guideline for the time to work is basically different for each person, but it doesn't matter how much you work on it.
[Grading Criteria /Policy]
Impressions during video learning (10 points x 3 = 30 points), term-end report (70 points) and reaction paper content (+ α)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現代において、人々の学びの場や機会は大きく広がっている。学校教育がとらえる学習概念を超えて、生涯を通じた大人による学びの場づくりが、現代的課題(市民参画、リカレント教育、識字、多文化共生、環境学習など)に対応するために不可欠となっている。授業では、現代的課題に対応する大人の学びの場づくりの諸相について理解し、その問題解決に向けて、社会教育・生涯学習がもつ可能性について考察していくことを目的とする。
到達目標Goal
社会教育・生涯学習にまつわる現代的問題群を把握し、社会教育・生涯学習行政・制度がそうした問題にどのように対応してきた(している)のかを理解し、さまざまな社会教育・生涯学習実践がもつ意義や課題について解釈できるようになることを目標とする。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
基本的には毎回教官が用意するプリントをもとに講義形式で進めていく。適宜メモが必要であればとること。時折映像学習を取り入れる。
実施方法は基本的に「HoppiiとGoogle Classroomを使ったオンラインによる録画動画配信(オンデマンド型)」で行います。したがって、開講時間(木曜4限)に拘束されるものではありません。
具体的には以下です。
①毎週、授業時間(木曜4限)にあわせて、資料をHoppiiの「教材」に、授業動画をGoogle Classroomにアップロード
②木曜~土曜にかけて資料と動画を使って各自で学習
③土曜までにリアクションペーパー(考察や疑問点など)をHoppiiの「課題」にて提出(次回授業動画で詳しくフィードバック)
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:オリエンテーション
授業の目標・方法・計画を説明
第2回[オンライン/online]:大人の生活とボランティアによる学習
物質的豊かさから精神的豊かさへ、学習・文化活動の広がり、ボランティア活動への関心の広がりとボランティア学習など
第3回[オンライン/online]:市民参画型社会とボランティア・NPO・NGO
市民セクターへの注目とNPOの登場・その実態と課題、グローバル化社会におけるNGOの役割など
第4回[オンライン/online]:企業内教育やリカレント教育による人材開発と生涯学習
OJT・Off-JT・自己啓発、学び直しとリカレント教育の現代的意義など
第5回[オンライン/online]:社会貢献活動を通した生涯学習
企業労働とは異なる体験を求める会社員たちの姿
第6回[オンライン/online]:教育の「保障」・「補償」としての識字教育
国際的な識字問題の背景と現在、(自主)夜間中学という場の意味など
第7回[オンライン/online]:多文化共生・地域国際交流が切り拓く未来
在留外国人の増加と多国籍化、グローバル化社会と地域国際交流という課題、多文化共生教育の取り組みなど
第8回[オンライン/online]:識字教育や多文化共生・地域国際交流の取り組み
(自主)夜間中学の実際の取り組み、地域国際交流の実際の取り組み
第9回[オンライン/online]:環境問題と持続可能な社会づくりのための生涯学習
発端としての自然保護教育、公害問題学習と環境教育、環境教育思想の国際的展開、今日的環境教育の展開など
第10回[オンライン/online]:大人の学びと開かれた大学
University extensionの歴史的伝統、生涯学習社会における高等教育機関の役割、開かれた大学と地域づくりの可能性など
第11回[オンライン/online]:地域における社会教育・生涯学習施設の役割
多様化する学習施設の現状
公民館・図書館・博物館の歴史・役割
第12回[オンライン/online]:公害問題学習の実際/司書・学芸員による学びのプロデュース
資料収集、研究、展示のプロとしての学芸員の姿、文化の発信から交流の拠点としての博物館の模索
第13回[オンライン/online]:生涯学習の学習論と学習を支援すること
生涯学習の学習論の系譜について。ノールズの成人学習論、メジローの認識変容論、エンゲストロームの拡張的学習論など
第14回[オンライン/online]:広がる社会教育・生涯学習の仕事
「民主主義の啓蒙普及」としての社会教育の仕事の歴史や、今日的な社会教育・生涯学習支援のあり方・力量形成など
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
・下記参考書や新聞等において扱われる社会教育・生涯学習の関連記事に関心を持ち、記事等を収集し感想や意見をまとめておくこと。取り組み時間の目安は、基本的には人それぞれだが、120分程度。
・社会教育・生涯学習の用語についての理解を深めるよう、復習に努めること。取り組み時間の目安は、基本的には人それぞれだが、120分程度。
・講義の内容を参照しながら、自分自身の自己実現のために自らの生き方を考えること。取り組み時間の目安は、基本的には人それぞれだが、どれだけ取り組んでもらっても構わない。
テキスト(教科書)Textbooks
特に使用しない。随時資料を配布する。
参考書References
佐藤一子編(1998)『生涯学習と社会参加』東京大学出版会
川野辺敏・山本慶裕編著(1999)『生涯学習論』福村出版
鈴木眞理編(2003)『シリーズ 生涯学習社会における社会教育1~7』学文社
佐藤一子編(2003)『生涯学習がつくる公共空間』柏書房
佐藤一子(2006)『現代社会教育学』東洋館出版社
上田幸夫・辻浩編著(2009)『現代の貧困と社会教育』国土社
鈴木眞理・梨本雄太郎・永井健夫編著(2011)『生涯学習の基礎』学文社
社会教育・生涯学習辞典編集委員会編(2012)『社会教育・生涯学習辞典』朝倉書店
佐藤一子編(2015)『地域学習の創造』東京大学出版会
手打明敏・上田孝典 (2017)『〈つながり〉の社会教育・生涯学習』東洋館出版社
成績評価の方法と基準Grading criteria
映像学習時の感想文(10点×3=30点)、期末レポート(70点)およびリアクションペーパーの内容(+α)による総合評価を予定している。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学校以外の実社会における教育・学習の多様性に気づいたとの意見をふまえ、教育・学習の具体例を示し、新聞やビデオ等の教材なども使いながら、履修者自らの今後の自己実現に資するような授業を展開していく。