キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
PSY200MA(心理学 / Psychology 200)生涯発達心理学ⅡLifelong Developmental Psychology Ⅱ
廣川 進Susumu HIROKAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7155 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(領域別) 発達・教育 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
This course will help you to understand human development across the life span, comprehensive view of the individual at each stage of growth, from the point of biological, cognitive,social and emotional aspects of growth .
We will study about adolescence(12-20), young adulthood(20-40), middle adulthood(40-65), lateadulthood(65-) in the fall semester.
We also study what developmental problems occur if developmental tasks can not be achieved. Students will be able to reflect on their own relationships with themselves, their families, and others from a developmental perspective. By doing so, Students themselves can do growth and development.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
人間は生(誕生)から死に至るまでどのように発達し変化するのか、それぞれの人間の発達段階に沿っての発達課題とその発達特性を心理学的な視点より研究する。また同時に人間の発達とキャリア発達の観点からも研究することによって、キャリア発達は人間の生涯を通してどのように変化し発達するかについても研究する。
秋学期は成人期から老年期、人間の人生の終末の死までの発達を取り上げ、それぞれの発達課題を研究し、発達課題が達成できない場合にはどのような発達上の問題が発生するかについても研究する。学生自身が自己、家族、他者との関係を発達の軸から振り返り、課題を明らかにすることでさらなる成長発達をすることができる。
到達目標Goal
学生がその青年期から死にいたるまでの生涯発達、その特性を深く理解し、自分の今後のライフキャリアを展望するための気づきを得ることができる。
生涯発達心理学で使われるキーワードとその概念、具体例についての知識理解ができる。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
春学期と秋学期の通年を通して、人間発達の道筋とそれぞれの発達ステージにおける発達特性と発達課題について理解する。
コロナの状況を踏まえて、当面の授業はオンデマンド形式で行う。パワポを説明する講師の動画を視聴して、毎回400字程度の簡単な感想・レポートを提出する形式が中心となる。詳しくはHOPPIIをご参照ください。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:発達段階と発達課題について考える
各発達段階の発達特性とその発達課題について概論的に学ぶ
第2回[オンライン/online]:アイデンティとは
エリクソンのライフサイクル(心理社会的発達)理論やモラトリアムについて、具体例とともに学ぶ
第3回[オンライン/online]:思春期青年期の課題
フロイトの精神分析、心の構造論、ブロスの分離個体化などを学ぶ
第4回[オンライン/online]:ひきこもりについて
ひきこもりの実態をデータから把握し、事例からその要因についてさまざまな観点から検討する
第5回[オンライン/online]:精神分析と心理テスト
心理テスト エゴグラムを自らやって自己理解を深める
第6回[オンライン/online]:男性の発達、父性の観点
「鬼滅の刃」から父性について考える
第7回[オンライン/online]:中年期危機と発達課題
小説『最後の家族』(村上龍)から中年危機が家族全員にあたえる影響、崩壊から再生について考える
第8回[オンライン/online]:女性の発達、母性の観点
アイデンティティの2つの軸、個としての達成/関係性における他者のケア、自己実現の援助を学ぶ
第9回[オンライン/online]:「語り」と発達
自己の人生を語る「自己物語」がアイデンティティをつくり、傷つきからの回復を支えることを事例から学ぶ
第10回[オンライン/online]:成人期の発達とキャリア発達
初期~中期キャリア発達
成人期以降のキャリア発達の特性、キャリアの転機、危機について学ぶ
第11回[オンライン/online]:中年、老年期の発達とキャリア発達
生涯キャリア発達
中年期のキャリアの転機、危機、役職定年、定年と生涯キャリアにつて考える
第12回[オンライン/online]:老年期の発達課題
「老年的超越」について学ぶ
第13回[オンライン/online]:人間の死とその心理学的特性 死の意味
死をめぐるさまざまな課題について学ぶ、人間にとって死とは何か、その意味を考える
第14回[オンライン/online]:ストレスマネジメント
発達段階ごとの課題とストレッサーを理解し、適切に対処する方法を学ぶ
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
関連図書の予習本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。参考文献はその都度紹介します。
参考書References
・発達心理学入門Ⅰ(乳児・幼児・児童)無藤隆編 東京大学出版会
・発達心理学入門Ⅱ(青年・成人・老人)無藤隆編 東京大学出版会
・アニメに学ぶ心理学「千と千尋の神隠し」を読む(愛甲修子)言視舎
・父滅の刃~消えた父親はどこへ アニメ・映画の心理分析~(樺沢紫苑)みらいパブリッシング
・エヴァンゲリオンの心理学 (樺沢紫苑)
・<ほんとうの自分>のつくり方 (榎本博明)講談社現代新書
・私とは何か 個人から分人へ(平野啓一郎)講談社現代新書
成績評価の方法と基準Grading criteria
毎回の感想レポート(60%)
期末レポート(40%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
臨床的な具体例の紹介や映画、ドラマ、物語などを適宜使って、生涯発達心理学の概念が理解しやすくなるように工夫する
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
オンデマンド形式の授業を受講できる環境、端末
その他の重要事項Others
青年期から死に至る発達過程を心理学的側面から研究することを通して、自分自身がどのように今日まで発達してきたのかについて自己理解をすると同時に、人間の発達、成長にはどのような因子が大きな影響を与えているのかについて、深く考えるきっかけにし、人間理解、キャリア発達理解をさらに深めてください。