キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
BSP200MA(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 200)地域学習支援ⅠFacilitation of community learning Ⅰ
寺崎 里水Satomi TERASAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7130 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 水4/Wed.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
展開科目 選択必修(体験型) |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
Course Outline: In this class, students learn how to support learning-groups, the way of networking, and the role of coordinator.
Learning Objectives: (1) Understand the background to the need for learning support, specific support methods, and the expertise of supporters. (2) To understand the current situation and activities at the training site, and to form an individual awareness of the issues.
Learning Activities Outside of Classroom: Preparation and review time should be 2 hours each.
Grading Criteria: Individual reports 50%, class comments and submitted work 20%, final group report 30%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業は体験型選択必修科目として「地域学習支援Ⅱ」とあわせて履修する。「地域学習支援Ⅰ」ではグローバル化、少子・高齢社会化のもとで、住民が自主的な問題解決能力を高め、地域づくりに参加するうえで求められる学習支援のあり方、コーデイネーターの役割、ネットワークの形成について学び、実習の準備をおこなうことをねらいとする。
到達目標Goal
地域において学習支援が求められる事情、具体的な支援の方法、支援者に求められる専門性について理解する。また、実習にむけて実習先の現状、活動内容など具体的な事情を理解し、個々人の課題意識を形成する。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
地域社会において学習支援の専門性が求められる活動分野は、コミュニティビジネス、NPO・ボランティア団体の発展とともに広がりをみせている。地域課題の解決にむけた地域づくり学習、若者自立支援、外国人との多文化共生教育、文化施設が核となったまちづくり、コミュニティ・メデイアの活用などについて学び、コーデイネーターの役割や専門性について認識を深める。
対面で授業を行う。前半は、各自で文献の講読を中心に、地域社会の現状について理解を深め、後半は、授業内掲示板などを活用し、グループディスカッションを取り入れながら、地域学習支援Ⅱに向けて学習課題を明確にする。
課題の提出やフィードバックは学習支援システムを通じて行う。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]:オリエンテーション
体験型選択必修科目としての「地域学習支援Ⅰ」の内容と履修方法、評価についての説明
2[対面/face to face]:地域学習支援が求められる背景①コミュニティと学習
公共機関、NPOなど加え、地場産業、国際機関などにおいてもコミュニティづくりと学習の必要性が高まっていることを理解する。
3[対面/face to face]:地域学習支援が求められる背景②支援
日本の政策などを踏まえながら、地域における学習を支援するニーズが高まっていることを理解する。
4[対面/face to face]:地域学習支援とはどのような仕事か
地域学習を支援するコーディネーターの役割、専門性について理解する。
5[対面/face to face]:実習指導教員との懇談
実習先の選定・プログラムについて実習指導教員と面談し、実習課題を導出する。
6[対面/face to face]:生涯学習コーディネーターの役割・地域文化の振興と文化施設
コミュニティの活性化にむけたネットワークづくりとコーデイネーターの役割、地域の振興における文化施設の役割について考える。
7[対面/face to face]:共生のまちづくりと多文化教育、若者の自立支援、コミュニティ・メデイアの活用
多文化理解、多文化教育の実態と課題を考える。また、学校から仕事への移行の支援や自立支援の活動の実態と課題を考える。さらに、自治体や自治会の広報、コミュニティメディアの多彩な方法と活用について考える。
8[対面/face to face]:グループの形成と課題の設定
学習してきたことについてレポートを提出し、自らの問題意識を深める。
9[対面/face to face]:質問する・観察する・記録する・まとめる技術
大学での学びと体験とを結びつける方法について学ぶ。質問したり観察したりしたことを利用可能な資源・データとして記録し、まとめる技術を学ぶ。
10[対面/face to face]:グループ別事例研究①
実習先に関連する社会的背景、政策、組織の概要など、基礎的な知識について調べる。
11[対面/face to face]:グループ別事例研究②
実習先に関連する基礎的な知識をもとに、自分たちの実習課題を明確にする。
12[対面/face to face]:グループ発表①
研究した成果を発表し、質疑応答を行う。発表内容は個別にレポートにまとめる。(地域おこし、コミュニティメディア)
13[対面/face to face]:グループ発表②
研究した成果を発表し、質疑応答を行う。発表内容は個別にレポートにまとめる。(若者自立支援、異文化交流、地域文化)
14[対面/face to face]:まとめと振り返り
全体の振り返りとまとめを行い、地域学習支援Ⅱへの意識を高める。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
地域生涯学習支援のテーマに基づいてデータを収集し、グループでの発表準備をおこなう。分野を選択し、文献やデータを収集し、レポートにまとめる。
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに指定しない
参考書References
佐藤一子、2015、「序章 地域学習の思想と方法」佐藤一子編『地域学習の創造』東京大学出版会、pp.1-23
寺崎里水・坂本旬、2021、『地域と世界をつなぐSDGsの教育学』法政大学出版局
藤田由美子・谷田川ルミ編著(2018)「外国につながる子ども」『ダイバーシティ時代の教育の原理―多様性と新たなつながりの地平へ』学文社、
江口晋太朗(2019)「当事者意識が薄い人々を変えられるか―持続可能な経済圏を生み出すには」保井美樹編著『孤立する都市、つながる街』日本経済新聞出版社
山浦晴男(2015)「第一章 分析」『地域再生入門』ちくま新書
筒井美紀(2017)「「金網と鋼板塀のまち」を再生する」法政大学キャリアデザイン学会『生涯学習とキャリアデザイン』15
成績評価の方法と基準Grading criteria
個人レポート50%、授業内での発言・提出物の内容20%、最終グループレポート30%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
学生はコミュニティとの接点をもつことが少ないので、ボランティア活動の体験や出身地・母校での子どもたちの支援など、意識的に関わることが必要である。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
インターネットが利用できる環境、パソコン、パソコンが用意できない場合はタブレット(スマホは画面が小さいため、推奨しません)。
その他の重要事項Others
学部認定資格「地域学習支援士」の必修科目に位置付けられています。
今年は社会状況に鑑み、予定した実習とは異なる形になる可能性があります。