キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
CAR100MA(キャリア教育 / Career education 100)労働法Labor Law
砂押 以久子Ikuko SUNAOSHI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7080 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木3/Thu.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
基幹科目 選択 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
【Course outline】
The aim of this course is to help students acquire getting the fundamental legal knowledges - especially labor law related mattes.
【Learning Objectives】
The goal of this course is to acquire the correct legal knowledge of labor law to avoid suffering disadvantage as a worker in real business world.
【Learning activities outside of classroom】
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
【Grading Criteria /Policies】
Your overall grade in the class will be decided based on the following.
Term-end examination: 90%, Short reports : 10%
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、雇用をめぐるさまざまな問題を法制度の観点から考察し、社会で働く上で必要な知識を習得することを目的とします。
到達目標Goal
現在、雇用をめぐる問題が山積しています。中でも、長時間労働に関しては、長時間働くことで健康を害するばかりでなく、人としてのプライベートライフをもちにくくさせたり、家庭等の事情で長時間労働を行うことができない一定の労働者をキャリアシステムから排除してしまうなど、さまざま問題が引き起こしています。近年、過労によるうつ病自殺の事件が大きく報道されるに至り、長時間労働が社会的問題として広く認識されるようになりました。このような状況下において「働き方改革」が推し進められています。
また、非正規雇用の問題も近時意識されている問題です。非正規社員であることのデメリットは、単に賃金が安いというだけにとどまらず、仕事を通してスキルアップするという重要な機会を逸することでもあります。スキルアップはキャリアアップの前提となるので、この状況が経済的格差をより一層助長しているといえます。このような非正規社員の問題は看過しえない問題と認識されるように至り、現在、非正規雇用の問題に関しては、さまざまな法規制がなされています。
この授業では、労働法が労働者保護の観点からどのような制度を用意しているのかについて学び、上記のような雇用をめぐる問題を検討しつつ、実際の労働の現場において、労働者として不利益を被らないために必要となる知識の習得を目指します。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業形態としては、講義形式を用います。授業の具体的内容については、授業計画に示します。
テーマによっては、授業内にリアクションペーパーの提出を求めます。提出してもらったリアクションペーパーに関しては、次回の授業において可能な限りすべて取り上げ、全体に対してフィードバックを行い、さらに議論を深めることとします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:授業ガイダンス及び労働法の概要
授業をどのように行うかについての詳細を示します。雇用に関するルールの概要を学びます。
2[オンライン/online]:労働法の新たな基本理念
労働環境の変化、そして現状への対処について検討します。
3[対面/face to face]:労働契約の成立
採用内定取消しなどの問題を取り上げ、採用内定等の法的性質を学びます。
4[オンライン/online]:賃金
賃金保障がどのようになされているか学びます。
5[対面/face to face]:労働時間規制
労働時間規制がどのようになされているにもかかわらず、長時間労働が生じていしまう現状について検討します。
6[対面/face to face]:長時間労働への対策
長時間労働を防ぐために国はどのような制度を用意したか、その内容と問題点を指摘します。
7[対面/face to face]:残業代不払をめぐる問題
労基法の労働時間規制を免れるための脱法行為をいかに防ぐかについて、検討します。
8[オンライン/online]:ワーキングライフとプライベートライフ
仕事と生活の調和を図るため、どのような制度が設計されているのかについて学びます。
9[オンライン/online]:人事制度
人事制度をめぐるさまざまなルールを学びます。
10[対面/face to face]:懲戒制度
懲戒制度に関し具体的な問題を取り上げ、検討します。
11[未定/undecided]:雇用の終了
雇用の終了の仕方には、解雇・合意解約・退職があります。それぞれの問題について考えます。
12[未定/undecided]:正規雇用と非正規雇用
正社員と有非正規社員の違い及びその問題について検討します。
13[対面/face to face]:雇用差別
男女差別のない職場とはどのようにしたら構築できるるかについて考えます。
14[対面/face to face]:試験・まとめと解説
授業の内容が理解できたかについて確認します。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
授業で学んだことを現実の問題として受け止め、雇用社会はいかにあるべきか常に考えることを心掛けてください。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
浅倉むつ子・島田陽一・盛誠吾『労働法〔第6版〕』有斐閣アルマ
参考書References
菅野和夫『労働法〔第12版〕』弘文堂
別冊ジュリスト『労働判例百選〔第9版〕』有斐閣
『労働法の争点』有斐閣
成績評価の方法と基準Grading criteria
学期末に授業内試験を実施します。
平常点(リアクション・ペーパーなど)(10%)と試験の点数(90%)によって成績評価を行います。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
教科書を用いるとともに、内容をより理解しやすいようにプリント等の資料を配布するなどして、授業を進めていきます。あまりテーマが多岐にわたりすぎないよう、中心的テーマに絞り授業を展開したいと考えています。取り上げるテーマに関して、具体的に生じている問題を指摘したうえで、法的に何が問題なのか、どのように解決が図られるべきかについて検討します。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
必要に応じDVD・ビデオ教材を用います。
その他の重要事項Others
授業の進行状況により取り上げるテーマの順序が多少前後したり、その時々の雇用情勢により取り上げるテーマが変更になる場合があることを予め了承いただきたい。