キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies
BSP100MA(初年次教育、学部導入教育及びリテラシー教育 / Basic study practice 100)【2017年度以降入学者のみ】キャリア研究調査法入門(I-P)Introduction to research methods of career studies
大倉 韻Hibiki OKURA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | キャリアデザイン学部Faculty of Lifelong Learning and Career Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | C7002 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木4/Thu.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~2 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(新)Category (2019) |
基幹科目 必修 |
カテゴリー(旧)Category (2017) |
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Outline (in English)
[Course outline]
Social survey is a process and method to understand social phenomena by collecting data from real society and analyzing the obtained data. In this lecture, we will make a foundation for research on graduation thesis and learning in seminars after the second semester, such as “Career research survey method (qualitative and quantitative survey)” courses.
[Learning Objectives]
In this course, students will master the basic concepts and skills of social research by developing their knowledge and skills in basic mathematics, Japanese and social studies that they have learned up to high school.
[Learning activities outside of classroom]
You may be given homework and prep assignments. The standard preparation and review time for this class is 2 hours each.
[Grading Criteria /Policy]
Mid-term exam (30%), final exam (70%)
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
社会調査は、現実の社会からデータを収集し、得られたデータの分析を通じて、社会現象を認識し理解する過程およびその方法です。本講義では、2年生春学期の「キャリア研究調査法(質的調査、量的調査)」や、2年生秋学期開始のゼミでの学習・卒業論文研究に向けた土台作りをします。
到達目標Goal
本講義は、高校までに学習した基礎的数学や国語や社会の知識・技能を発展させて、社会調査の基本的な考え方と技能とをマスターします。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
毎回、具体的事例や練習問題やグループワークを通じて、自分が「社会調査ができる」ようになるよう、段階的に知識や視点を獲得していきます。
授業の初めに、前回の授業で提出されたリアクションペーパーからいくつか取り上げ、全体に対してフィードバックを行います。
各講義の最後に、当日に学んだ内容を復習する問題に取り組んでもらいます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:どうして「調査法」を学ぶの?――料理を食べる人から作る人へ
データを読み取る力/調査力が、今後の大学での学び、就職活動・社会人生活でも重要であることを理解する。
第2回[対面/face to face]:中高の数学は大学でも大事!
中高で習った数学を応用する。概念を問う習慣を身につける。数える。
平らに均す。均した散らばりを測る。
第3回[オンライン/online]:表からグラフを描いてみよう①――データの読み取り基礎
グラフの描出と記述のコツを修得する。仮説設定の重要性を理解する。
度数分布表、棒・帯・円グラフを作る。標準偏差を体感する。
第4回[オンライン/online]:表からグラフを描いてみよう②――データの読み取り基礎
「発達・教育」「ビジネス」「ライフ」に関連するデータを用いて、上記の練習を繰り返す。グラフを言葉で記述する。
第5回[オンライン/online]:政府統計を加工する――カット&ペーストではなく、自分の視点で
官庁統計のエクセル表を、自分の視点を定めて、グラフなどに加工する。
グラフを用いて職業・産業の変化を記述・説明する。
第6回[対面/face to face]:仮説と変数ってなんだ?――アンケートを作る前に
仮説の構成:変数と因果関係、概念仮説と作業仮説、を理解する。30程度のデータセットを用いて、クロス表を手計算で作成する。
第7回[オンライン/online]:その質問文、答えやすい?――アンケートの作成
調査票の構成を理解する。質問文・選択肢の作り方を修得する。
第8回[対面/face to face]:量的調査のまとめ
質的調査の概要
対象者サンプリング、調査票の配布・回収法、各種手法など、量的調査のまとめをする。質的調査の概要を確認する。
第9回[対面/face to face]:インタビュー調査の準備/本番/文字おこし
依頼状・アポ取り、下調べ、質問項目案といった準備と、録音、ノート、文字起こし、インフォーマント・チェック、お礼状作成などの過程を学ぶ。
第10回[オンライン/online]:インタビューをやってみよう!
構造化・非構造化・半構造化等、ライフヒストリーのインタビュー練習を3~4人で行なう。得られたデータを整理する。
第11回[オンライン/online]:インタビュー調査を用いて論文を書く――何をどう書けばいいの?
反訳データをKJ法などで検討する。400字の文章にまとめ、単なるエッセイや感想文に終わらない書き方の基礎を学ぶ。
第12回[対面/face to face]:観察法:その1――目に見え聞こえることを書き取ってみる
映像を見て、観察したことを書き取る。全体を見る、細部を見る、見たものから考えるという実践を通して観察法の基礎を学ぶ。
第13回[対面/face to face]:観察法:その2――立ち位置が変わると発見も変わる
観察法:参与・非参与の方法について学ぶ。映像を自らの立ち位置=役割をかえることによって対象の見え方が変化することを理解する。
第14回[対面/face to face]:質的調査のまとめ・学期末試験
成果の公表の仕方、調査倫理も含め、質的調査のまとめをする。
2年生春学期「調査法」クラス選択のイメージを抱きつつ、総括をする。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
宿題や予習課題が出されることがあります。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しない。毎回の授業で資料を配布する。
参考書References
マシュー・J.サルガニック,2019,『ビット・バイ・ビット -- デジタル社会調査入門』有斐閣.
原純輔,2016,『社会調査 しくみと考えかた』左右社.
成績評価の方法と基準Grading criteria
中間試験(30%)、期末試験(70%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
オンラインのグループワークでは人数・組み合わせを調整し,議論がしやすい環境づくりを心がけた.
オンライン授業であることを活かし,パソコンの操作に習熟するための時間を設けた.
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
計算問題を課すことがあるので、パソコン・電卓・スマホの電卓アプリを用意しておくこと。電卓や電卓アプリの場合は、平方根の計算ができるものを用意すること。