現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration
OTR300JB(その他 / Others 300)専門演習ⅡASeminar 2A
岩田 美香Mika IWATA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 現代福祉学部Faculty of Social Policy and Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | N2103 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 春学期授業/Spring |
曜日・時限Day/Period | 火4/Tue.4 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 多摩 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 3 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2021年度以前)Category (~2021) |
福祉コミュニティ学科 専門教育科目 演習・実習科目 |
カテゴリー(福祉コミュニティ)Category (Department of Community Development) | |
カテゴリー(臨床心理)Category (Department of Clinical Psychology) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2020年度以前入学者)Category福祉コミュニティ学科 (~2020) | |
カテゴリー福祉コミュニティ学科(2021年度以降入学者)Category福祉コミュニティ学科 (2021~) | |
カテゴリー臨床心理学科(2020年度以前入学者)Category臨床心理学科 (~2020) | |
カテゴリー臨床心理学科(2021年度以降入学者)Category臨床心理学科 (2021~) |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
In this seminar, we will examine social issues related to poverty.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本演習では、社会経済的な困難をもつ子どもと家族が、子どもの発達段階に即して、どのような不利益を負っているのか、また、その子どもと家族への援助、教育について考察を深める。
到達目標Goal
・社会経済的に弱い立場にある子どもと家族の現状を理解する。
・社会的弱者の視点から、社会問題を考察する。
・社会福祉としての援助を、他の専門職との関連で検討する。
・文献やデータの読み方、およびレポートや論文の書き方についての基礎的なスキルを身につける。
・来年度作成の卒業論文に向けて、各自のテーマの絞り込みと方法について検討する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」と「DP3」と「DP5」と「DP6」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
・子どもと家族の背景としての「現代の貧困問題」、対象としての「子どもと家族」、「青少年・非行問題」、「ジェンダーと女性福祉」、さらに援助・教育の場としての「学校と教育問題」、「社会的養護問題」に関する基礎的文献を読み進めていく。
・子どもと家族の支援にかかわるゲストスピーカーや実践現場の見学から、支援の現状についての学びを得る。
・本年度は、家族に関するデータとヤングケアラーに関する文献をテキストとして学びを深める。テキストの輪読は、順番で司会進行を担当すると同時に、司会以外のゼミ生も事前にテキストを読み、全員が論点を書き出したペーパーを用意して討論を進めていく。
・授業の最後に、課題についての講評を行いフィードバックしていく。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:オリエンテーション
テキストの紹介、ゼミの進め方について
第2回:結婚の経済学
結婚に求めるもの、出会い、結婚のリアル
第3回:赤ちゃんの経済学
出生体重と人生、帝王切開、母乳育児のメリット・デメリット
第4回:育休の経済学
世界の育休制度、育休と子どもの発達、育休制度3年制は無意味
第5回:イクメンの経済学
日本の制度、育休パパの伝染、育休と夫婦の絆
第6回:保育園の経済学
幼児教育の効果、家庭環境と子どもの発達、保育園と母親の幸福度
第7回:離婚の経済学
離婚と不幸、子どもへの影響、共同親権
第8回:子どもと家族の現場1
乳児院見学
第9回:親の病気を支えるヤングケアラー
答えの出ない問い、ケアの経験の傷跡と成長、ヤングケアラーという言葉
第10回:親の障害を支えるヤングケアラー
疑問を抱かないことが正解?、親の見取りとグリーフケア、「寄り添い」とは何か
第11回:障害のあるきょうだいを支えるヤングケアラー
障害のある妹と私、「きょうだい」という概念、親亡きあと
第12回:祖母の認知症を支えるヤングケアラー
ケアをめぐる価値観の違い、ケアという名の「大戦争」、ケアの価値を問う
第13回:子どもと家族の現場2
児童養護施設見学
第14回:まとめ
全体を通しての振り返り、夏休みの課題についての確認
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
事前にテキストを読み、論点を書き出したペーパーを用意すること。本授業の準備・復習時間は各回4時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
・山口慎太郎(2019)『「家族の幸せ」の経済学』光文社新書
・澁谷智子(2020)『ヤングケアラーわたしの語り』生活書院
その他のテキストについては、授業内で指定する。
参考書References
必要に応じて適宜紹介する。
成績評価の方法と基準Grading criteria
演習への積極的参加(50%)、演習における発表・レポート(50%)
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
特になし