人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies
OTR200HA(その他 / Others 200)地域経済論ⅡSpecial Lectures
湯澤 規子
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 人間環境学部Faculty of Sustainabillity Studies |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | C2570 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火2/Tue.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(一般・総合型選抜、編入学試験入学者)Category | |
カテゴリー(社会人RSP入試入学者)Category | |
カテゴリー(2022年度以前)Category (~2022) |
展開科目 人間環境特論 |
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Outline (in English)
In this lecture, we aim to understand and think about the regional economy in three dimensions. To achieve that, we focus on region and era.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では空間軸とともに時間軸を加えて、地域経済を立体的に把握し、考える事を目的とします。
到達目標Goal
長期的な視野から、国土開発の歴史を概観し、「地域」や「地方」という概念がいかに登場し、その意味がどのように変遷しながら現在に至るのかを考えます。特に戦後の全国総合開発計画の歴史、高度経済成長期における地域構造の大転換、明治・昭和・平成の合併などが地域に与えた影響をふまえて、今、なぜ地域の経済を論じる必要があるのかを議論してみたいと思います。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
地域や地方の構造や論理に関する歴史について学びます。受講者からのリアクションペーパーを活用し対話型の講義を進めます。課題提出後の授業、または学習支援システムにおいて、提出された課題からいくつかポイントを取り上げ、全体に対してフィードバックを行う。大学の行動方針レベルの変更に応じた授業形態の詳細は学習支援システムでお知らせします。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:イントロダクションーキミとボクとセカイとチイキ
「地域」とは何か
第2回:「地方」をめぐる思想と実践―近世・近代・現代
地域・地方の主体性(ローカル・イニシアティブ)の意義
第3回:開発と地方―全国総合開発計画
戦後国土形成の歴史を考える
第4回:改造と沈没―開発の光と影
全国総合開発計画による地域構造の形成、中央と地方の格差について考える
第5回:発展と不安―成長と汚染
高度経済成長と公害問題、内発的発展について考える
第6回:中央と地方―裏日本と表日本
東京一極集中と地方との格差について考える
第7回:「地域」をめぐるメディア情報について考える【ディスカッションペーパー提出】
産業構造の変化、過疎と過密の要因と影響について考える
第8回:再考と発見―「地方」へのまなざし
一極集中経済の是正と地域主義の関係、「地方の時代」の背景を考える
第9回:喪失と創造―失われる地方の個性と「地」の商品化
地域文化と固有性の衰退の一方で進む「地」の消費現象について考える
第10回:過疎と限界―周辺発の日本社会論の可能性
地域経済がもつ固有価値の再評価が進む現象について考える
第11回:危機と希望―「ちほう」から「じかた」への発想転換
新しい「地方」論について考える
第12回:「地方」について考え、行動するとはどういうことか【ディスカッションペーパー提出】
身近な地域にもとづいて「地方」について考える
第13回:地方の経済と地域づくり
担い手、組織、ネットワークなどについて近年の議論にふれる
第14回:まとめ
今、地方から経済を考える意義について議論する
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
毎回の講義で紹介される資料等を使用して必ず予習・復習をすること。本授業の準備学習・復習時間は、各30分を標準とします。各講義内容に関係のある情報を集め、考察を深めて下さい。
テキスト(教科書)Textbooks
・講義中に配布する資料を用いて進めます。
参考書References
・『在来産業と家族の地域史―ライフヒストリーからみた小規模家族経営と結城紬生産』(単著、古今書院、2009年)
・「ジェンダーから再考する地域と人間」『サステイナビリティ―地球と人類の課題』朝倉書店、2-18年、104-113頁
・「地域づくりの系譜―山梨県甲州市の甚六桜とかつぬま朝市」『歴史地理学』58(1)、2016年、57-72頁
・その他、適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(30%)、ディスカッションペーパー(40%)、期末レポート(30%)によって評価します。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
ディスカッションペーパーを活用する講義方式です。
自分自身の問題意識を深めることができたというリアクションがありましたので、今年度も引き続き実施したいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
特にありません。
その他の重要事項Others
特にありません。
実務経験のある教員による授業
本科目は、「実務経験のある教員による授業」に該当しません。