経営学部Faculty of Business Administration
ECN100FA(経済学 / Economics 100)ファイナンス入門Essentials of Finance
金 瑢晋Yong-jin KIM
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2023 |
授業コードClass code | A4015 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金2/Fri.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 市外濠‐S305 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 営1年G~N |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 専門入門科目100番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
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Outline (in English)
This course offers an introduction to finance to students without prior knowledge about finance. It aims to help students understand (1) the fundamental aspects of financial transactions, securities, and financial markets, (2) the concepts of the future and present values of cash flows, (3) the basic tools for analyzing bonds and stocks, and (4) the structure of derivatives such as forwards/futures and options.
By the end of the course, students should be able to do the followings:
A. understand financial news more deeply.
B. understand the concepts of interest rates and time value of money.
C. understand the structure and value of bonds.
D. understand the structure and value of stocks.
E. understand the structure of derivatives.
Students will be expected to have completed the required assignments after each class meeting. Your study time will be more than four hours for a class.
Your overall grade in the class will be decided based on the following
Term-end examination: 80%, Quizzes : 20%.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
本講義では、ファイナンスの入門的な内容を講義します。ほとんどの学生がこの授業で初めてファイナンスを学ぶことになると思いますが、現代のすべての社会人にとって、ファイナンスの対象領域である金融取引や証券投資の基礎知識は必須です。経営学部の多くの卒業生が金融機関や企業の財務部門で活躍していますが、ファイナンスの理論がそれらのビジネスの基礎になっています。また個人でも、株式投資や年金運用のためにはファイナンスの知識や思考が欠かせません。本講義では、金融取引や証券市場の仕組み、将来価値と現在価値の概念、債券と株式の初歩的な分析手法、デリバティブの仕組みについて学びます。これらの内容は2年次以降で学習するファイナンス関連科目の基礎になります。
到達目標Goal
1)金融・証券の基礎知識に基づき、金融に関連するニュースを正しく理解できる。
2)利子率や将来価値、現在価値の概念を理解し、それらに関する基本的な計算ができる。
3)債券の仕組みを理解し、利回り計算や債券投資に関する初歩的な分析ができる。
4)株式の仕組みを理解し、配当割引モデルや株式評価の指標による初歩的な分析ができる。
5)先渡取引と先物取引,オプションの基本的な仕組みと初歩的な利用方法を理解する。
6)資本資産価格モデルの意味合いを理解する。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」に関連が特に強く、「DP1-3」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は講義資料を用いた講義形式になります。また、授業中に計算することがありますので、電卓(関数電卓やタブレット、ノートPCの表計算ソフトを利用してもよい)を持参してください。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:イントロダクション
授業の進め方や成績評価方法などの紹介。金融市場・資本市場の概観
第2回[対面/face to face]:将来価値、現在価値、利子率(1)
将来価値、複利と単利
第3回[対面/face to face]:将来価値、現在価値、利子率(2)
現在価値、複利期間、利子率の計算
第4回[対面/face to face]:債券入門(1)
債券の仕組みと用語
債券の種類
第5回[対面/face to face]:債券入門(2)
スポットレート、債券の評価
第6回[対面/face to face]:債券入門(3)
最終利回り、債券投資のリスク
第7回[対面/face to face]:債券入門(4)
社債の評価、信用リスク
第8回[対面/face to face]:株式入門(1)
株式の仕組みと用語
第9回[対面/face to face]:株式入門(2)
株式発行市場、流通市場
第10回[対面/face to face]:株式入門(3)
配当割引モデル
第11回[対面/face to face]:デリバティブ入門(1)
先渡取引と先物取引の仕組みと商品
第12回[対面/face to face]:デリバティブ入門(2)
オプションの仕組みと商品
第13回[対面/face to face]:資本資産価格モデル(CAPM)
リスクとリターンのトレードオフ、ベータの推定、CAPMの利用例
第14回[対面/face to face]:効率的市場仮説
効率的市場仮説の定義、アノマリー
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義資料の予習・復習をしっかり行ってください。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
岸本直樹・池田昌幸共著,『入門・証券投資論』,2019年,有斐閣。
参考書References
授業内で適宜紹介します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験80%、クイズ20%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
更に分かり易い説明を心がけます。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
電卓(関数電卓やタブレット、ノートPCの表計算ソフトを利用してもよい)を持参してください。
関連科目
投資入門、ポートフォリオ理論入門、コーポレートファイナンス入門Ⅰ/Ⅱ、デリバティブ入門Ⅰ/Ⅱ、Excelで学ぶファイナンス理論Ⅰ/Ⅱ
実務経験のある教員による授業
民間シンクタンクの金融部門で財務意思決定や金融市場調査などの金融実務に携わりました。授業では、ファイナンスの基礎理論と実際についてわかり易く解説します。