経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FB(経営学 / Management 300)税務会計論ⅡTax Accounting II
大下 勇二Yuuji OOSHITA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A4380 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 水3/Wed.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営学科専門科目300番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
Course outline
This course deals with the problems of the current corporate income taxation in Japan.In this course,after learning the basics of taxable income of corporate income tax in 'Tax Accounting Ⅰ',we will take up various problems of current corporate income taxation(case study).
Learning Objectives
By the end of the course,students should be able to understand the relationship and differences between tax accounting and financial accounting.
Learning activities outside of classroom
Students will be expected to have completed the quiz after each meeting(on-line test)and mid-term report.Before/after each meeting,students will be expected to spend four hours to understand the course content.
Grading Criteria/Policy
Your overall grade will be decided based on the following:
Quiz after each meeting(on-line test)(45%),mid-term report(5%),term-end examination(50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、「税務会計Ⅰ」で会社の中心的な税金である法人税の課税所得計算の基礎を学んだ上で、今日的な企業課税の諸問題を取り上げ、法人税課税の基礎的な考え方を学習します。
到達目標Goal
新しい事業体の課税問題、給与の新しい支給形態、不良債権の償却、組織再編と企業集団化、経済活動の国際化など、今日的なテーマにそって、法人課税上の諸問題を考え理論的に整理できる能力の修得を目標とします。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-2」、「DP4」に関連が特に強く、「DP1-1」、「DP1-3」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業は、対面授業を基本としています(初回のみZoomによるオンライン授業です)。学習支援システム上には、講義スライドと小テスト(全14回)をアップロードしますので、授業を受講した後に小テスト受ける形で学習していきます。また、学習支援システムを通じて課題レポートを課す予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:事業形態の多様化と課税問題
ペイ・スルー課税、パス・スルー課税を取り上げ、新しい事業体の出現により、いかなる課税問題が生じているかを学習する。
第2回[対面/face to face]:企業の社会的責任と交際費課税
交際費課税の基本的考え方を学習し、損金算入制限を企業の社会的責任の観点から考える。
第3回[対面/face to face]:企業の社会的責任と寄附金課税
寄附金課税の基本的考え方を学習し、損金算入制限を企業の社会的責任の観点から考える。
第4回[対面/face to face]:給与の支給形態の多様化と課税問題(1)
最近の役員給与の支給形態の変化と課税の問題を学習する。
第5回[対面/face to face]:給与の支給形態の多様化と課税問題(2)
役員給与の損金算入制限の考え方を理解し、役員給与の課税の問題を学習する。
第6回[対面/face to face]:不良債権の償却の課税問題(1)
不良債権の償却の問題につき、法人税法の貸倒損失の処理の考え方を学習する。
第7回[対面/face to face]:不良債権の償却の課税問題(2)
不良債権の償却の問題につき、法人税法の貸倒引当金の処理の考え方を学習する。
第8回[対面/face to face]:固定資産の減価償却-その2(1)
増加償却・陳腐化償却、評価減の考え方を学習する。
第9回[対面/face to face]:固定資産の減価償却-その2(2)
修繕費と資本的支出、除却、特別償却の考え方を理解する。
第10回[対面/face to face]:企業活動の集団化と課税問題(1)
合併・分割・株式交換・株式移転等の組織再編税制の考え方を学習する。
第11回[対面/face to face]:企業活動の集団化と課税問題(2)
グループ法人税制(グループ法人単体課税制度と連結納税制度)の特徴とその考え方を学習する。
第12回[対面/face to face]:企業活動の国際化と課税問題(1)
国際課税の基礎理論を学習する。
第13回[対面/face to face]:企業活動の国際化と課税問題(2)
国際課税の考え方を海外事業展開の例を用いて学習する。
第14回[対面/face to face]:企業活動の国際化と課税問題(3)
移転価格税制、過少資本税制、タックス・ヘイブン税制等の基礎を学習する。
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
講義スライドで予習・復習する形で学習を進めて下さい。レポート、小テスト、最終試験の実施を予定しております。本授業の準備・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
・講義スライド(学習支援システムの「教材」にアップロード)
参考書References
・大下勇二著『税務会計Ⅰ・Ⅱ』(2019年)法政大学通信教育テキスト(図書館所蔵)
・成松洋一著『法人税法 理論と計算』(最新版)税務経理協会
・渡辺淑夫著『法人税法』(最新版)中央経済社
・大河原健・マーク・キャンベル・水野正夫著『税務コストの減らし方』中央経済社
成績評価の方法と基準Grading criteria
今期の成績評価の方法と基準は以下のとおりです。
1)毎回、学習支援システム上の「テスト」で、小テスト(第1回~第14回)を受けてもらいますが、これを成績に反映します。
2)課題レポートを提出してもらい、これを成績に反映します(1回程度)。
3)定期試験期間内の最終試験を受けてもらい、これを成績に反映します。
成績評価の配分は、小テスト(全14回)45%、課題レポート(1回程度)5%、定期試験による最終試験(50%)です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
小テストの結果を定期的に観察して授業内容の理解をその都度確認する取り組みをしたいと思います。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システム、パワーポイント、さらには初回のオンライン授業ではZoomを用いますので、これを利用できる環境を準備して下さい。学習支援システムの「お知らせ」「教材」「課題」「テスト」などを定期的に見るようにしてください。
その他の重要事項Others
本科目は会計関連の専門科目と密接に関連しています。春学期の「税務会計論Ⅰ」を履修しておくことが望ましく、税務会計の基礎を理解しておくと、本講義の理解がより一層促進されます。会社の法人課税の今日的な問題をほぼ理解できるように頑張りましょう。