経営学部Faculty of Business Administration
MAN300FB(経営学 / Management 300)人的資源管理ⅡHuman Resources Management II
佐野 嘉秀Yoshihide SANO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A4370 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 集中・その他/intensive・other courses |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 3~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 経営学科専門科目300番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) | 経営学科専門科目 |
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Outline (in English)
【Course outline】
Our objective is to Learn and understand basic human resource management theories and practices. We focus on HRM practices in Japan from comparative perspectives. HRM practices can be understood as a system.
We are to focus on each area of HRM system respectively. Theories of HRM, wage system, appraisal, recruiting and selection, training and development, internal promotion and welfare are main areas of HRM.
【Learning Objectives】
(1) To understand and be able to explain the basic concept of human resource management.
(2) Students will learn about the areas of human resource management, including (1) recruitment, (2) human resource development, (3) employment classification, (4) reassignment, (5) internal promotion, (6) personnel evaluation, and (7) wage management. By focusing on (1) to (3) in Human Resource Management I and (4) to (7) in Human Resource Management II, students will be able to understand and explain the basic concepts of each area.
【Learning activities outside of classroom】
1) Deepen your understanding of the themes and issues studied in the lecture by reading reference books and newspaper articles on a daily basis.
2) Deepen your understanding of the content of the class by thinking about the actual situation and issues of human resource management based on the theories learned in the lecture while engaging in activities related to human resource management, such as internships, part-time jobs, club activities and circle activities.
The standard preparation study and review time for the lecture is 2 hours each.
【Grading Criteria/Policy】
Ordinary marks (based on taking short tests): 30%.
Examination: 70%.
In both the spring and autumn semesters, students will be graded on the basis of their performance on the ordinary marks (based on taking short tests) and the examination. The examination questions will be designed to test whether students have a sufficient understanding of the concepts, theories, ideas and arguments related to human resource management studied in the lecture.
The examination will be held in classrooms during the regular examination period. The format is mark-sheet based. Students are not allowed to bring in any materials.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
この授業では、「人的資源管理(HRM = Human Resource Management)」の基礎を体系的に学習します。人的資源管理の考え方では、企業経営の視点から、働く人々を自社の貴重な「人的資源(Human Resource)」とみなします。そして、そうした人的資源の効果的な活用をはかります。「管理(Management)」の対象は人です。一筋縄にはいきません。それぞれが自立した考え方をもちながら、家族や地域社会など、企業以外の社会とかかわりをもって生活しています。向き不向きもあります。そうした個々人に、企業目標に向けて活躍してもらわなくてはなりません。この授業では、人的資源管理をめぐる基本的な考え方を学ぶとともに、日本の人的資源管理の現状と課題について、具体的なトピックスにも触れながら、体系的に学び理解します。
到達目標Goal
1)人的資源管理の基本的な考え方を理解し、説明できるようになる。
2)人的資源管理の領域として、①採用、②人材育成、③雇用区分、④配置転換、⑤昇進・昇格、⑥人事評価、⑦賃金管理などの領域について学ぶ。このうち、人的資源管理Ⅰでは①~③、人的資源管理Ⅱでは④~⑦を中心に学習することで、各領域に関する基本的な考え方を理解し、説明できるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-2」、に関連が特に強く、「DP5」に関連がかなりある
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
オンデマンド形式の授業です。「人的資源管理Ⅰ」「人的資源管理Ⅱ」ともに学習支援システム上の教材(スライド資料およびスライド資料を音声解説した映像資料)に基づく学習を基本とします。これををとに各自学習を進めてください。また学習する領域の区切りごとに、小テストを受験して理解度を確認します。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:配置転換①:配置転換の機能
配置転換の種類、配置転換の機能、日本企業における配置転換、等
2[オンライン/online]:配置転換②:配置転換と人材育成
幅広い仕事経験と技能、配置転換の人材育成機能、配置転換の範囲、等
3[オンライン/online]:配置転換③:個人選択型の配置転換
個人選択型の配置転換、自己申告制度、社内公募制度、個人選択型への転換の背景と課題、等
4[オンライン/online]:社員格付け制度①:格付け基準の多様性
社員格付け制度と賃金制度、格付け基準の条件と多様性、2重のランキング・システム、等
5[オンライン/online]:社員格付け制度②:社員格付け制度の変化
年功制から職能資格制度へ、「能力主義」から「成果主義」へ、社員格付け制度の変化、等
6[オンライン/online]:昇進管理①:昇進の機能と実態
昇進の機能、「トーナメント移動」としての昇進、キャリアツリー、等
7[オンライン/online]:昇進管理②:「遅い」選抜
選抜のタイミングと機能、「遅い」選抜、日本型ファスト・トラック、等
8[オンライン/online]:昇進管理③:昇進の変化と専門職制度
組織のフラット化と昇進機会、「部下のいない管理職」、専門職制度の導入と変化、等
9[オンライン/online]:人事評価①:人事評価の設計と運用
人事評価の機能、人事評価の設計と運用、絶対評価と相対評価、等
10[オンライン/online]:人事評価②:評価基準の選択
多様な評価要素、「成果主義」と人事評価、目標管理制度、等
11[オンライン/online]:賃金管理①:賃金管理の機能
賃金管理の機能、動機づけ要因としての賃金、労使関係の安定と賃金管理、等
12[オンライン/online]:賃金管理②:賃金の総額管理と個別管理
賃金の総額管理と個別管理、能力給と職務給、「年功的」賃金プロファイルの普遍性、等
13[オンライン/online]:福利厚生・退職管理①:福利厚生
法定福利と法定外福利、福利厚生の機能と変化、等
14[オンライン/online]:福利厚生・退職管理②:退職管理
定年制、雇用調整と解雇、退職金と企業年金、等
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
①講義で学習したテーマや論点に関して、日頃から、参考書や新聞記事等を読んで理解を深める。②インターンシップやアルバイト、部活動・サークル活動など、人的資源管理に関わる活動を行うなかで、講義で学習した議論や理論をもとに人的資源管理の実態や課題について考え、授業での学習内容について理解を深める。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
とくに教科書は指定しません。学習支援システム上の教材をもとに学習を進めてください。
参考書References
各自が自習するための参考書として、上林千恵子編著『よくわかる産業社会学』ミネルヴァ書房に収められた「Ⅲ企業内キャリアと人事管理」の章は、担当教員による人的資源管理に関する解説であり、本授業の内容に対応しています。また今野浩一郎・佐藤博樹著『人事管理入門(第3版)』日本経済新聞出版は、人的資源管理に関する発展的な理解に役立ちます。
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(小テストの受験による):30%
期末試験:70%
春学期と秋学期ともに、小テストの受験による平常点と期末試験の得点をもとに成績をつけます。授業内で学習した人的資源管理に関わる概念や理論、考え方や議論について、十分に理解できているかを問う試験問題とします。
定期試験期間中に教室での期末試験を実施します。形式はマークシート方式。資料は持ち込み不可です。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度も、専門的な内容について「理解しやすい」授業になるよう心がけるつもりです。オンデマンドの教材による授業であるため、いっそう丁寧な説明をするようにします。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
学習支援システムを用いて教材を共有します。映像資料も含まれるので、通信環境の確保をお願いします。
その他の重要事項Others
春学期に開講する人的資源管理Ⅰと秋学期に開講の人的資源管理Ⅱの授業をすべて受講すると、人的資源管理の全体像が体系的にあきらかになってきます。ですから、春学期と秋学期、続けての受講を勧めます。とはいえ、春学期と秋学期でそれぞれ扱うテーマ(人的資源管理の分野)が異なるため、関心にしたがって春学期のみ秋学期のみの受講でも、授業内容についての理解は可能です。本授業と関連がある科目としては、組織論入門が挙げられます。