経営学部Faculty of Business Administration
MAN200FD(経営学 / Management 200)マーケティング・リサーチ論Ⅱ(2019年度以降入学者)Marketing Research II
本條 晴一郎Seiichiro HONJO
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 経営学部Faculty of Business Administration |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A4458 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 火3/Tue.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
入学年度Admission year | |
カテゴリー(2019年度以降)Category (2019~) | 市場経営学科専門科目200番台 |
カテゴリー(2018年度以前)Category (~2018) |
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Outline (in English)
Let's learn the basics and methods of marketing research through examples of many product planning.To make it easier for students to learn about marketing and research for the first time, this class gives the interactive lectures and exercises based on actual corporate cases with the theme of "product planning" and "marketing" where research is often used and the concrete examples of research.In the spring semester, students will study qualitative surveys such as interviews and observation methods, and in the fall semester,they will study quantitative surveys such as questionnaire creation and data analysis.By learning both, a synergistic effect can be expected.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
たくさんの実例を通して、マーケティング・リサーチの基礎と方法を身につけよう。
はじめてマーケティング・リサーチを学ぶ学生が理解しやすいように、本授業では、リサーチがよく活用される「商品企画」や「マーケティング」をテーマにした実際の企業ケースや、リサーチの具体例をもとに、双方向の講義と簡単な演習を行う。
なお、Ⅰ(春学期)はインタビューや観察法などの定性的調査、Ⅱ(秋学期)はアンケート作成やデータ分析などの定量的調査を学ぶ。両方を学ぶことで、相乗効果が期待できる。
到達目標Goal
到達目標は、以下の2点である。
①具体例をもとに、アンケート作成やデータ分析などの定量調査のスキルを身につける。②簡単な定量調査を行い、商品企画の仮説を検証するレポートを作成できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1-1」、「DP1-4」、「DP4」に関連が特に強い
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
授業はオンデマンド配信の形式で実施する。演習でパソコンを用いるので、パソコンでの受講が望ましい。本来の授業日(毎週火曜日)に授業動画を学習支援システムで公開する。ただし、一方的に配信をするのではなく、学生からのコメントや質問に対して翌週回答する形で参加型の授業とする。参加方法は、学習支援システムの授業情報表示でお伝えする。
授業では、実際にリサーチを商品企画に活用しているゲストスピーカーの講演をはじめ、企業のケースや具体例を通して、リサーチの活用イメージをつかんだ上で、リサーチの基礎と方法を学ぶことで、その理解を深める。各授業で、コミュニケーションシートにより疑問点やコメントをアップし、次週の授業でフィードバックをうけ、不明な箇所が解決できる。
演習は、無料統計ソフトRを用いて、配布するマニュアル通りに入力すれば分析できる形式となっている。難しい数式は使わないので、数学が苦手な学生でも安心して取り組める。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
あり / Yes
授業計画Schedule
Ⅱ 秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:定量調査の楽しさ
定量調査の概要
・勘と経験ではダメな理由
・データ分析が必要な理由
第2回:リサーチデザイン
リサーチプロセスを知ろう!
・課題の定義と仮説、探索的調査と検証的調査、Rの使い方
第3回:データの特徴
店舗の売上の特徴を知ろう!
・「平均」
・「標準偏差」
第4回:データの関係①
顧客の購入金額と来店頻度の関係みよう!
・相関分析
・無相関検定
第5回:データの関係②
デザインリニューアルの男女別選好の関係を調べよう!
・独立性の検定
・適合度の検定
第6回:データの差
POP効果を分析しよう!
・t検定
第7回:因果関係
ざるそばの売上を予測しよう!
・回帰分析
第8回:データの集約
歯磨き粉の利用要因を集約化しよう!
・因子分析
第9回:報告書
SNS での実名と匿名ユーザーの行動の報告書
・レポートの説明
第10回:アンケート
アンケートのつくり方
・尺度、グーグルアンケート
第11回:サンプリング
大学生対象時のサンプルの選び方
・サンプリング
第12回:リサーチの最前線(ゲス
ト講演)
クロレッツなどを展開するモンデリーズ・ジャパンマネージャー東浦和宏さん(元ユニリーバ、P&G 等)講演
・講演と質疑
第13回:早期優秀レポートの報告
早期レポートの報告とフィードバック
・成果の共有
第14回:優秀レポートの報告
優秀レポートの報告とフィードバック
・成果の共有
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の復習をしつつ、最終レポートを授業時間外に作成すること。なお、本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とする。
テキスト(教科書)Textbooks
テキストとして、レジュメを授業支援システムにアップする。
参考書References
恩藏直人・冨田健司『1からのマーケティング分析』碩学舎、2011年
山田剛史・杉澤武俊・村井潤一郎『Rによるやさしい統計学』オーム社、2008年
成績評価の方法と基準Grading criteria
・レポート(いずれかの定量調査と分析結果)70点満点
・平常点(ネットアンケートでのコミュニケーションシート)30点満点
・早期レポートの提出・報告者には、全員加点あり(早期レポート制度)
・授業内での発言・報告には加点あり
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
受講生が難しかったプロセスを考慮して、3点を改善した。
①レポートをイメージしやすいように、レポート例を紹介する。
②全体レポートの質向上をはかるために、参加学生の優秀レポート報告が提出前に確認できる、早期レポート制度を採用する。
③基本編と解説編を分けて説明する。
学生が準備すべき機器他Equipment student needs to prepare
レジュメの確認のため、スマホ、あるいはタブレット、パソコンを利用すること。また、第2回以降は、統計ソフトRを利用するため、パソコンを準備すること。
その他の重要事項Others
関連科目は、マーケティング・リサーチ論Ⅰ、マーケティング入門、消費者行動論Ⅰ/Ⅱ、流通論Ⅰ/Ⅱ、サービス・マネジメント論Ⅰ/Ⅱ、製品開発論Ⅰ/Ⅱ、広告論、基礎統計学Ⅰ/Ⅱ、統計学Ⅰ/Ⅱである。
授業計画は、履修者やゲストの状況により、事前に説明の上、変更する可能性がある。
実務経験のある教員による授業
複数の企業でのマーケティングやリサーチ、新製品開発、新規事業開発などの実務経験を通して、リサーチの理論と実践の両面を活かした講義を実施する。