社会学部Faculty of Social Sciences
SOC200EC（社会学 / Sociology 200）地域環境論Sociology of Regional Environments
本多 俊貴
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 社会学部Faculty of Social Sciences |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2024 |
| 授業コードClass code | LB205 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 木1/Thu.1 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 社２０１ |
| 配当年次Grade | 2～4 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 【成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生への案内】履修年次は2～4年 |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| 入学年度Admission year | |
| カテゴリーCategory | |
| カテゴリー（2022年度以降入学者）Category (2022～) | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2018～2021年度入学者）Category (2018～2021) | 講義・実習科目 |
| カテゴリー（2017年度以前入学者）Category (～2017) | |
| コース・プログラム名Course/Program name |
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Outline (in English)
（Course outline）
This class considers the environmental crisis from the viewpoint of "local community".
（Learning Objectives）
The goals of this course are to understand the difficulty of resolving environmental crises from the viewpoint of local community.
（Learning activities outside of classroom）
Before/after each class meeting, students will be expected to spend two hours to understand the course content.
（Grading Criteria /Policies）
Final grade will be calculated according to the following process term-end report (70%), and in-class contribution.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
現代社会は、グローバルな環境危機に加えて、暮らしの土台を支える地域環境の荒廃が危ぶまれており、その全体として持続可能性が問われる。本講義では、土地・資源をめぐる地域社会の仕組みに注目し、人間が身近な自然といかにして関わり、さまざまなリスクに対処してきたのか、そこにいかなる問題が生じているのかを学ぶ。
到達目標Goal
・環境問題という難しい課題の解決に関わる社会学の視点を身につける。
・地域社会とその自治が環境保全に果たす役割を捉えられるようになる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
社会学部のディプロマポリシーのうち，DP1・DP3・DP8・DP10に関連。 DPについてはこちら https://www.hosei.ac.jp/shakai/info/article-20200325181407/
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義を中心とした授業形態とする。毎回、リアクションペーパーの提出を求め、それに対する教員からの応答も行う。また、講義の一部として、グループディスカッションを取り入れることも検討している。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1回[対面/face to face]：地域環境論のプロローグ
講義の構成・方法等のガイダンスを行ったうえで、地域環境論の基本的な論点を考える。
2回[対面/face to face]：気候変動・災害多発下の地域社会
気候変動・災害多発の時代に、改めて問われる地域社会のあり方と地域問題について考える。
3回[対面/face to face]：地域環境の形成と農林漁業
里山・村落空間の議論と現代の風土論を参照し、日本における地域環境の成り立ちを考える。
4回[対面/face to face]：コモンズと土地保全
地域環境論の基本的な視点の一つである「コモンズ」と「土地保全」について考える。
5回[対面/face to face]：都市化による地域環境の変容
近代日本の都市化と環境問題・公害の関係について、都市郊外の開発に注目して考える
6回[対面/face to face]：都市化地域の里山ガバナンス
都市化地域の開発と森林保全の歴史を学んだうえで、公的・市民的に管理される森林のありようを考える。
7回[対面/face to face]：過疎・限界集落化と農林漁業
高齢化率が極めて高く、農林漁業の維持が困難化した地域社会の現実と、そこにみる農林漁家の営みを考える
8回[対面/face to face]：山村の近代化と環境問題
森林資源・エネルギー需給をめぐる近代のシステムと、それに動員されて疲弊する山村の現実を考える
9回[対面/face to face]：エネルギー問題と地域環境
近代日本のエネルギーをめぐる諸問題とその変遷を学びつつ、原発事故が引き起こす諸問題について、地域社会を重視して考える。
10回[対面/face to face]：災害と地域環境保全
豪雨災害・地震をめぐる災害リスクと、それに応じる地域社会のあり方を考える。
11回[対面/face to face]：アンダーユース下の地域環境保全
地域社会の資源利用が停滞（過少利用）しがちな過疎地域にみる地域環境の荒廃とその対応について考える
12回[対面/face to face]：地域環境と地域自治
地域社会で生きる人々の自治とは何か、その自治がいかに涵養されるかを学び、環境を守る地域社会の編成原理を考える。
13回[対面/face to face]：地域自治とコモンズ
農山村の地域自治とコモンズの関係を学び、持続可能な社会の条件を考える。
14回[対面/face to face]：土地をめぐる知と現代社会
土地と人間の関わりに注目して、本講義の全体を振り返る。
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。とくに、自らの関心ある問題を自ら調べてみることは有意義です。
テキスト（教科書）Textbooks
特定の教科書は指定しないが、授業でその都度、重視な文献を紹介する。
参考書References
飯島伸子・鳥越皓之・長谷川公一・舩橋晴俊編『講座環境社会学』（全５巻）、有斐閣
日本村落研究学会編『むらの社会を研究する』『むらの資源を研究する』、農文協
宇沢弘文『社会的共通資本』、岩波新書
大野晃『山村環境社会学序説』、農文協
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点（講義への主体的な参加および毎回のリアクションペーパー等）３０％、レポート試験７０％
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
本年度新規科目につき、アンケートを実施していない