経済学部Faculty of Economics
LIT100CA（文学 / Literature 100）世界の文学ＢForeign Literature B
新田 誠吾Seigo NITTA
授業コードなどClass code etc
| 学部・研究科Faculty/Graduate school | 経済学部Faculty of Economics |
| 添付ファイル名Attached documents | |
| 年度Year | 2022 |
| 授業コードClass code | K5152 |
| 旧授業コードPrevious Class code | |
| 旧科目名Previous Class title | |
| 開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
| 曜日・時限Day/Period | 月2/Mon.2 |
| 科目種別Class Type | |
| キャンパスCampus | 多摩 |
| 教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
| 配当年次Grade | 1 |
| 単位数Credit(s) | 2 |
| 備考（履修条件等）Notes | |
| 他学部公開科目Open Program | |
| 他学部公開（履修条件等）Open Program (Notes) | |
| グローバル・オープン科目Global Open Program | |
| 成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
| 成績優秀者の他学部科目履修（履修条件等）Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
| 実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
| SDGsCPSDGs CP | |
| アーバンデザインCPUrban Design CP | |
| ダイバーシティCPDiversity CP | |
| 未来教室CPLearning for the Future CP | |
| カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
| 千代田コンソ単位互換提供（他大学向け）Chiyoda Campus Consortium | |
| カテゴリー（2015年度以前入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリー（2016年度以降入学生） | 総合教育科目 |
| カテゴリーCategory |
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Outline (in English)
The Birth of the Modern Novel and Japonisme at the End of the 19th Century
There are two themes in this lecture. The first is to study the modern novel as it appeared in the 19th century and Japonisme at the end of the 19th century. How did the modern novel, the root of the modern novel, come into being? In the 21st century, it is the Internet that brings us "stories" and culture, and it is AI that selects "recommendations" in media such as YouTube, TikTok, Netflix, and Sportify. It is AI that is selecting "recommendations" in media such as YouTube, TikTok, Netflix, Sportify, etc. We will also discuss the cultural demands of today.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的（何を学ぶか）Outline and objectives
近代小説の誕生と19世紀末のジャポニスム
本講義のテーマは二つあります。一つは、19世紀に登場する近代小説と19世紀末のジャポニスム（日本文化ブーム）を学びます。現代の小説のルーツとなる近代小説はどのように誕生したのか。もう一つは、小説という「物語」を伝えた出版や新聞といった「メディア」についての考察です。21世紀の私たちに「物語」や文化を届けてくれるのはインターネットであり、YouTube, TikTok, Netflix, Sportify等のメディアで"おすすめ"を選んでいるのはAIです。現代の文化需要についても考察します。
到達目標Goal
1. 近代小説の特徴について説明ができる。
2. 19世紀末のジャポニスムについて概略を説明できる。
3. 小説における「登場人物のキャラクター」について説明できる。
4. 現代の文化の伝わり方について、メディアから説明できる。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか（該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連）Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP3」「DP4」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)（学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. ）
講義形式の授業です。授業の最後に、考察や感想を書いた「リアクションペーパー」を提出してもらいます。報告型レポートの課題もあります。
アクティブラーニング（グループディスカッション、ディベート等）の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク（学外での実習等）の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching：対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[対面/face to face]：ガイダンス
講義の説明。21世紀から19世紀を眺める。
2[対面/face to face]：「我々はみなゴーゴリの『外套』のなかから出てきた」
プーシキンとゴーゴリのロシア文学の近代
3[対面/face to face]：言文一致運動
坪内逍遥と二葉亭四迷の近代
4[対面/face to face]：庶民が庶民を笑う
『外套』『浮雲』の主人公のおかしみ
5[対面/face to face]：リアリズム文学(1)
バルザック『ゴリオ爺さん』
6[対面/face to face]：リアリズム文学(2)
俯瞰と細部
7[対面/face to face]：レポート課題
レポート作成のしかた
8[対面/face to face]：リアリズム文学(3)
フロベール『ボヴァリー夫人』
9[対面/face to face]：リアリズム文学(4)
『ボヴァリー夫人』の心理描写
10[対面/face to face]：『アンナ・カレーニナ』(1)
ドラマを成り立たせるものは何か
11[対面/face to face]：『アンナ・カレーニナ』(2)
キリスト教的側面を考える
12[対面/face to face]：ジャポニスム(1)
欧米が熱狂した日本文化
13[対面/face to face]：ジャポニスム(2)
川上貞奴らの活躍
14[対面/face to face]：まとめと振り返り
秋学期のまとめ
授業時間外の学習（準備学習・復習・宿題等）Work to be done outside of class (preparation, etc.)
予備知識は不要です。毎回の授業で、「リアクションペーパー」を提出してもらいます。また、授業で取り上げる作品を読んで、レポートを作成します。本講義の準備・復習時間は各4時間を標準とします。
テキスト（教科書）Textbooks
教科書は使用しません。資料等はできるだけPDFファイルで共有します。
参考書References
新田誠吾『これならできる！ レポート・論文のまとめ方』（すばる舎）
ゴーゴリ『外套』（岩波文庫）、ナボコフ『ニコライ・ゴーゴリ』（平凡社）、二葉亭四迷『浮雲』（新潮文庫ほか）、バルザック『ゴリオ爺さん』（岩波文庫ほか）、フローベール『ボヴァリー夫人』（新潮文庫ほか）、トルストイ『アンナ・カレーニナ』（新潮文庫ほか）
成績評価の方法と基準Grading criteria
平常点(20%)、レポート(30%)、筆記試験(50%)で、60%以上を合格とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
今年度から新たに担当します。「講義を聴いてためになった」「面白かった」と思ってもらえるように、工夫した講義をするつもりです。