文学部Faculty of Letters
PSY200BG(心理学 / Psychology 200)認知心理学Cognitive Psychology
竹島 康博Yasuhiro TAKESHIMA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A3620 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 木2/Thu.2 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 2~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:文学部事務に該当科目の教員の連絡先を問い合わせてください。それを使用して教員の受講許可を受けてください。 |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | ○ |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | 成績優秀者の他学部科目履修制度で履修する学生:文学部事務に該当科目の教員の連絡先を問い合わせてください。それを使用して教員の受講許可を受けてください。 |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | 心理学科 |
他学科公開科目 | ○ |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
[Course outline]
This course deals with human information processes, especially with higher-order cognitive processing.
[Leaning objectives]
The goals of this course are to understand psychology of cognition.
[Learning activities outside of classroom]
Before/after each class meeting, students will be expected to spend four hours to understand the course content.
[Grading Criteria /Policy]
Grading will be decided based on class contribution (50%) and term-end examination (50%).
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
心理学において人間の認知機能がどのように研究されてきたのかを解説します。この授業を通じて,実験を中心に進められてきた認知心理学という分野の特徴やその研究法について理解することを目的とします。
到達目標Goal
人間は,感覚器官を通じて周囲の環境を把握し,それに適応するように行動している。このような感覚情報による外界の知覚やより高次な認知処理は,人間の様々な心理的な活動を支える基盤と考えられる。このような知覚心理学や認知心理学の知見は他の心理学分野の現象とも密接に関連しており,心理学全般について学ぶ上でも大きな意義がある。本講義ではこのような人間の感覚情報処理について,高次な認知機能に関連した情報処理を中心に概説していく。加えて,認知心理学は実験的な研究手法を重視しているため,講義の中ではこの研究手法についても解説する。人間の感覚情報処理が実験を主な研究法の1つとして研究されてきた背景を学ぶことにより,物事を科学的に捉える思考力を身に付けることを目指す。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
認知心理学の内容を中心に講義を進めていく。講義はパワーポイントのスライドや動画といった視覚教材を活用して実施する(受講者数確認のため,第1回はオンライン授業として授業動画をアップロード予定)。また,認知心理学の研究の中で用いられてきた実験手法を体験する機会を設け,学術的な問いに対してどのような手法で解決していくことができるのかについて学ぶことも重視した授業を実施する。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:対面/face to face
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回[オンライン/online]:はじめに
認知心理学の歴史についての解説
第2回[対面/face to face]:注意の機能(1)
情報処理における「注意」の機能についての解説
第3回[対面/face to face]:注意の機能(2)
視覚的な注意を中心とした注意の研究法についての解説
第4回[対面/face to face]:記憶の機能(1)
物事を記憶する一連の過程や仕組みについての解説
第5回[対面/face to face]:記憶の機能(2)
記憶したことの忘却や変容の過程についての解説
第6回[対面/face to face]:感情の機能(1)
感情の経験が生じる過程に関する諸理論についての解説
第7回[対面/face to face]:感情の機能(2)
感情と注意および記憶といった機能との関連を解説
第8回[対面/face to face]:心的イメージ
心的イメージの機能についての解説
第9回[対面/face to face]:感覚間協応
共感覚を含めた感覚の特性同士の関連についての解説
第10回[対面/face to face]:問題解決と推論
問題解決および推論を行う過程についての解説
第11回[対面/face to face]:意思決定
選択や選好を含めた意思決定の過程についての解説
第12回[対面/face to face]:感性とデザイン
感性の認知とその工学デザインへの応用に関する解説
第13回[対面/face to face]:認知の障害
記憶の障害を中心に認知機能の障害について解説
第14回[対面/face to face]:期末試験と全体の総括
期末試験を行ったうえで,その解説を中心とする全体の総括を行う
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
授業内で紹介した現象について,日常場面に当てはめて考えることを復習として行います。また,関連した内容を参考図書等で自主学習します。
テキスト(教科書)Textbooks
教科書は使用しません。
参考書References
御領謙・菊地正・江草浩幸・伊集院睦雄・服部雅史・井関龍太『最新 認知心理学への招待 [改訂版]――心の働きとしくみを探る――』 2016 サイエンス社
成績評価の方法と基準Grading criteria
授業中の参加の度合いなどの平常点を評価の50%とし,50%を学期末に行う期末試験の成績とします。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
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