文学部Faculty of Letters
HIS100BE(史学 / History 100)東洋史概説Ⅱ東洋史概説Ⅱ
塩沢 裕仁Hirohito SHIOZAWA
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 文学部Faculty of Letters |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2021 |
授業コードClass code | A3106 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金3/Fri.3 |
科目種別Class Type | |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | |
配当年次Grade | |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Program | |
他学部公開(履修条件等)Open Program (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Program | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリーCategory | |
他学科公開科目 | |
クラスGroup | |
昼夜表記Day or Night |
すべて開くShow all
すべて閉じるHide All
Outline (in English)
On studying the Chinese History and the Customs change with the times from East Han-Dynasty to the birth of Sui-Dynasty, we will be able to understand the difference between Agricultural and Nomadic cultures and realize the Buddhist culture.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
現在の東アジア地域は経済や文化など多方面で飛躍的な発展を遂げ、今後世界の中で非常に重要な存在となっていくのは確実です。それ故に、アジアを如何に認識するかは我々にとって重要かつ急務な問題といえますが、実際のところアジアという地域の歴史、地理、民族などに対する知識が十分であるとはいえません。
当授業では春学期(東洋史概説Ⅰ)の内容を踏まえ、後漢より三国、魏晋南北朝、隋の成立までの東アジア地域の歴史を講じます。東アジア地域の農耕・遊牧民族の性格や仏教文化などを再認識する場にしたいと考えています。
到達目標Goal
文献史料や近年増大する考古学の成果などを踏まえ,時間的・空間的に地域相をとらえながら,東アジア世界に対する研究の現状と問題点への理解を深めることができます。また、東アジアという地域に対して,これまでとは違ったものの見方,考え方,接し方,ひいては新たな歴史認識ができるようになります。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP1」に関連
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
遺蹟の残存・保護状況ならびに研究調査の状況、様々な文物に対する見方などを交えながら、東アジアで今後問題となりうる民族と地域を基軸とし”覚える歴史”ではなく“考える歴史”を講じていきたいと考えています。
課題等の提出・フィードバックは「学習支援システム」を通じて行う予定です。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
なし / No
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
秋学期
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
第1回:豪族社会とは
後漢王朝の性格
第2回:曹操が構築したもの
曹操政権の性格
第3回:新時代の支配層とは
貴族制の成立
第4回:魏晋の民族問題
三国志の興亡と遊牧民族の登場
第5回:遊牧民族国家の意義
五胡十六国の興亡
第6回:鮮卑勃興の要因とは
部族制の克服
第7回:千年帝国論
北魏帝国の成立と変容
第8回:仏教の興隆
雲崗と龍門
第9回:隋唐時代への流れⅠ
北魏の分裂
第10回:隋唐時代への流れⅡ
北周から隋へ
第11回:江南王朝の意義
南朝諸王朝の興亡
第12回:貴族制の限界
南朝貴族制の変容
第13回:稀代の都建康
江南文化の熟成
第14回:東アジアの国際関係
古代日本と大陸交渉
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
東洋史を勉強するのがはじめてという学生が大多数です。それゆえに、歴史事項だけでなく地理情報も講義を理解する上に不可欠な内容となります。あらかじめキーワードを授業内で示しますので、参考書等で確認しておくようにしてください。事前に示したキーワードの理解ができていることを前提に講義をします。本授業の準備学習・復習時間は、各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
特定の教科書は使用しません。適宜教材としてプリントを配布します。
参考書References
参考文献については逐次紹介しますが、基本的なものとして『中国の歴史 上(古代-中世)・下(近代-近現代)』(愛宕元・冨谷至、昭和堂、2009年改訂版)、『東アジア史入門』(布目潮渢・山田信夫著、法律文化社、1995年版)、『ビジュアル版世界の歴史5、中国文明の成立』(松丸道雄・永田英正、講談社、1985年)『ビジュアル版世界の歴史8、東アジアの世界帝国』(尾形勇、講談社、1985年)などに目を通しておいてもらいたいと思います。
成績評価の方法と基準Grading criteria
期末試験100%
あらかじめ授業内で課題を提示しますので、自らの考えを示せるよう、平素より講義内容を整理しておくようにしてください。
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
継続的な学習が原則ですので、欠席した場合には当該授業の内容について友人などを通じて情報を得て整理しておくようにしてください。整理の中で生じた質問には応じます。
その他の重要事項Others
質問は当該授業の内容にかぎって授業終了後に受け付けます。