法学部Faculty of Law
POL100AD(政治学 / Politics 100)国際社会の法Ⅱ国際社会の法Ⅱ
新垣 修Osamu ARAKAKI
授業コードなどClass code etc
学部・研究科Faculty/Graduate school | 法学部Faculty of Law |
添付ファイル名Attached documents | |
年度Year | 2022 |
授業コードClass code | A0770 |
旧授業コードPrevious Class code | |
旧科目名Previous Class title | |
開講時期Term | 秋学期授業/Fall |
曜日・時限Day/Period | 金5/Fri.5 |
科目種別Class Type | 講義 |
キャンパスCampus | 市ヶ谷 |
教室名称Classroom name | 各学部・研究科等の時間割等で確認 |
配当年次Grade | 1~4 |
単位数Credit(s) | 2 |
備考(履修条件等)Notes | |
他学部公開科目Open Courses | |
他学部公開(履修条件等)Open Courses (Notes) | |
グローバル・オープン科目Global Open Courses | |
成績優秀者の他学部科目履修制度対象Interdepartmental class taking system for Academic Achievers | |
成績優秀者の他学部科目履修(履修条件等)Interdepartmental class taking system for Academic Achievers (Notes) | |
実務経験のある教員による授業科目Class taught by instructors with practical experience | ○ |
SDGsCPSDGs CP | |
アーバンデザインCPUrban Design CP | |
ダイバーシティCPDiversity CP | |
未来教室CPLearning for the Future CP | |
カーボンニュートラルCPCarbon Neutral CP | |
千代田コンソ単位互換提供(他大学向け)Chiyoda Campus Consortium | |
カテゴリー(法律学科)Category (法律学科) | |
カテゴリー(政治学科(2021年度以降入学者))Category (政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(政治学科(2020年度以前入学者))Category (政治学科(2020年度以前入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2021年度以降入学者))Category (国際政治学科(2021年度以降入学者)) | |
カテゴリー(国際政治学科(2020年度以前入学者))Category (国際政治学科(2020年度以前入学者)) |
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すべて閉じるHide All
Outline (in English)
This course will explore history of international law and global policy concerning infectious diseases. It focuses on framework of the international law and actions taken under the global policy during the periods of Cold War, Post Cold War and COVID-19. It is valuable to figure out the issues from the historical and global perspectives.
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の概要と目的(何を学ぶか)Outline and objectives
感染症に関する国際法やグローバル政策の歴史を中心に学びます。特に、冷戦時代とポスト冷戦時代、コロナ時代における感染症をめぐる国際法の枠組みや、グローバル政策での取り組みに力点をおいて講義をします。コロナに翻弄される日常にあって身の回りにばかり目を奪われがちですが、この課題を歴史と世界から俯瞰したいと思います。
到達目標Goal
1 感染症に関する国際法とグローバル政策の基本を理解します。
2 感染症をめぐる国際法と国際政治の交差を考えます。
この授業を履修することで学部等のディプロマポリシーに示されたどの能力を習得することができるか(該当授業科目と学位授与方針に明示された学習成果との関連)Which item of the diploma policy will be obtained by taking this class?
ディプロマポリシーのうち、「DP2」に強く関連。「DP1」、「DP3」、「DP4」に関連。
授業で使用する言語Default language used in class
日本語 / Japanese
授業の進め方と方法Method(s)(学期の途中で変更になる場合には、別途提示します。 /If the Method(s) is changed, we will announce the details of any changes. )
1 講義形式ですが、ディスカッションを含むインターアクティブな授業を行います。したがって、授業への積極的な参加が求められます。
2 講師の説明とパワーポイントのデータを基盤に授業を進めます。
3 授業内試験(1)のフィードバックについてですが、できるだけ早期に採点し、その結果を個別に告知するとともに、第9回授業以降で採点の基準や正解例を説明します。そのことで、ご自分の評価を理解できるようにします。それでも評価に疑問が残る場合には、フォローアップとして、授業後にオンラインで個別の照会を受け付けます。
4 授業内試験(2)のフィードバックについてですが、試験終了直後に採点の基準や正解例を説明します。そのことで、ご自分の評価を理解できるようにします。その後、できるだけ早期に採点し、結果を個別に告知します。またそれでも評価に疑問が残る場合には、フォローアップとして、個別の照会をオンラインで受け付けます。
アクティブラーニング(グループディスカッション、ディベート等)の実施Active learning in class (Group discussion, Debate.etc.)
あり / Yes
フィールドワーク(学外での実習等)の実施Fieldwork in class
なし / No
授業計画Schedule
授業形態/methods of teaching:オンライン/online
※各回の授業形態は予定です。教員の指示に従ってください。
1[オンライン/online]:プロローグ:法と何か?
1 コースオリエンテーション
2 法とは何か?
3 国際社会と法
4 まとめ
2[オンライン/online]:国際社会における法と政治
1 はじめに
2 国際法の法的性質
3 法と社会の構造
4 法と強制力
5 国際社会の組織化
6 まとめ
3[オンライン/online]:1940年代後半:WHOの誕生
1 戦前の機関
2 背景と経緯
3 WHO憲章
4 まとめ
4[オンライン/online]:1950年代:国際衛生規則
1 マラリア根絶プログラム
2 背景と経緯
3 国際衛生規則の概要
4 国際衛生規則の性質
5 まとめ
5[オンライン/online]:1960-1970年代:国際保健規則
1 冷戦と感染症
2 背景と経緯
3 国際衛生規則から国際保健規則へ
3 乖離
4 まとめ
6[オンライン/online]:授業内試験(1)
第1回から第5回までの試験
7[オンライン/online]:1980-1990年代:国際人権法との連動
1 HIV/エイズ
2 背景と経緯
3 1980年代:自由権
4 1990年代:社会権
5 まとめ
8[オンライン/online]:2000年代:国際保健規則の再生を目指して
1 SARS
2 背景と経緯
3 2005年国際保健規則の内容と性質
4 まとめ
9[オンライン/online]:2010年代:安全保障との連動
1 エボラ出血熱
2 背景と経緯
3 国連エボラ緊急対応ミッション
4 感染症の安全保障化:米国を中心に
5 まとめ
10[オンライン/online]:2020年:COVID-19(新型コロナウイルス)
1 分断の中の一体感
2 国家責任
3 船舶
4 まとめ
11[オンライン/online]:医薬品へのアクセス
1 1980年代まで
2 1990年代:HIV/エイズとTRIPS協定
3 2000 -2010年代:ドーハ宣言と国際人権法
4 2011年:鳥インフルエンザ(H5N1)ワクチン
5 2020年:新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン
6 まとめ
12[オンライン/online]:生物兵器とバイオテロ
1 第二次世界大戦以前:感染症の武力化とその制限
2 1960年代以降:生物兵器禁止条約
3 冷戦終結以降:バイオテロ
4 まとめ
13[オンライン/online]:感染症レジームの変遷
1 欧州レジーム
2 国際レジーム
3 グローバル・ガバナンスへ?
14[オンライン/online]:エピローグ&第2回授業内試験
第7回−第13回までの範囲のテスト
授業時間外の学習(準備学習・復習・宿題等)Work to be done outside of class (preparation, etc.)
シラバスと教科書にしたがい、予習を行います。本授業の準備学習・復習時間は各2時間を標準とします。
テキスト(教科書)Textbooks
新垣修『時を漂う感染症:国際法とグローバル・イシューの系譜』(慶應義塾大学出版会)2021年
参考書References
授業中に案内します。
成績評価の方法と基準Grading criteria
第1回授業内試験 40%
第2回授業内試験 60%
学生の意見等からの気づきChanges following student comments
「具体的な事例を通して学んだことが良かった」との趣旨のフィードバックが多かった。
その他の重要事項Others
教員は国連機関と開発援助機関での実務経験を有しており、実践を批判的視点から考察する。